ぐるっと流山 斉田季実治・英子 彩り家族のトークショー~家族の天気図 励まし合って、嵐の夜も晴れた朝も~
令和4年5月28日(土曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)多目的ホールで、男女共同参画週間記念講演会「斉田季実治・英子 彩り家族のトークショー~家族の天気図 励まし合って、嵐の夜も晴れた朝も~」(主催・男女共同参画室、企画運営・NPO法人パートナーシップながれやま)が開催されました。
講師は、NHKニュースウォッチ9で気象情報を担当されている気象予報士で防災士の斉田季実治さん、中央大学法学部兼任講師でキャリアコンサルタントの斉田英子さんご夫婦。気象・災害やまちづくり、夫婦のパートナーシップや子育て、命を守るための家族の話し合いの大切さについて語られました。さまざまな家族の形があるため、安心できる関係・人を家族と捉え、居場所を作ろうと発信されています。
季実治さんは、「講演など人前で話す機会は多いですが、夫婦一緒に対面でこのような大人数の前で話すのは初めてです」と挨拶をされました。
「災害を未然に防ぎたい」との思いから民間の気象会社で働き、その後NHKで気象キャスターになられました。将来は宇宙飛行士になるのが夢で、数年前から宇宙天気について関わっていることから、夢に7~8割近づいてきていると感じていらっしゃるそうです。
命を守るための家族の話し合いについてもお話があり、どんな災害の危険があるのか、どういう土地に住んでいるのか、周辺の人との関係性についても確認しておくとよいとのことでした。そして、災害が起きた場合の行動について事前に決めておき、家族で共有して、命を守る行動をすることが大切であると話されました。
英子さんは大学教員として熊本で働いていましたが、「大学の教員をこのまま続けていくのか」「どういう人生をつくっていくのか」と考えた時に季実治さんに相談すると、ただ聞いてくれ、決断するのは英子さん自身であることを尊重してくれたと話されました。その後、熊本の大学教員を辞めて上京し、家族みんなで暮らし始め、まちづくり・家族づくりに関わりながら執筆活動や講演活動をされています。キャリアコンサルタントとしても人と向き合い、話し合うことを大切にしていらっしゃるとのことです。
「『お二人は仲が良いですね』と言われますが、全く異なる二人であり、異なるからこそ議論し、歩調を合わせていくことを大切にしています」と語られました。また、「家族にはみんなが暮らしをつくるメンバーである意識が大切で、夫婦にはお互いに支え合うパートナーシップがあれば良いです」とも話されました。
最後にお二人から、「未来はどうなるのか」ではなく、「未来をどうしたいのか」を家族で話すことで、さまざまな感情や気づきが出てくると伝えられました。
質疑応答では、時事ネタから気象、NHK出演のきっかけなど多種多様な質問が出て会場が湧き上がり、大盛況の中、講演会は終わりました。
来場者からは「なんとなく本当の意味で男女共同参画ということがストンと納得できた気がしました」「男女関係なく家事・育児・仕事をする世の中になっていることや、夫婦や家族でしっかり話すことの大切さに気づかされました」などの感想があり、2人の雰囲気と話に魅了され、楽しい気持ちで会場を後にされている様子でした。
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