ぐるっと流山　成年後見制度出前講座

　令和3年12月3日（金曜日）、森の図書館で「成年後見制度についての出前講座」が検温やマスク着用、手指の消毒など新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で開催されました。この講座は、12日（日曜日）まで同館で行われている、障害者週間企画展示「いざという時のために知って安心 成年後見制度」の展示期間にあわせ、また12月3日の国際障害者デーに開催されました。

　今回の障害者週間企画展示と出前講座は、流山市社会福祉協議会の後援を得ており、また日本文化の魅力を発信する「beyond2020」の認証事業として内閣府のホームページにも紹介されています。
講師には、今年の4月に流山市社会福祉協議会内に開設された、流山市成年後見推進センター 社会福祉士の桃井厚史さんをお迎えしました。講座は、間に質疑応答と休憩をはさみ、前半・後半という形で行われました。

　前半は、流山市成年後見推進センターの紹介と成年後見制度についてです。成年後見制度はどのような場合に利用を考えるべきなのかを、事例を交えながらの説明や、制度の種類、後見人が出来ることと出来ないこと、メリット・デメリットなどの説明がありました。参加された皆さんは、時折メモを取りながら、熱心に桃井さんのお話に耳を傾けている様子でした。質疑応答の時間には、参加された方からの質問に、桃井さんが一つ一つ丁寧に答えていました。

　後半は、成年後見制度を利用するための手続きについてです。手続きの流れや、制度の種類によって申請する場所が異なることなどの説明がありました。参加された方からは、「とてもわかりやすかったです」という声が多く、「制度のしくみの入り口としてよくわかりました」「介護保険と成年後見制度の性格の違いがわかりました」「次回も、参加させて頂きたいと思います」など、多くの感想がよせられました。