ぐるっと流山 「こどもたちのものを大切にする心を育てる流山おもちゃ病院」展
平成29年5月30日(火曜日)まで、森の図書館のギャラリーガラス展示では、流山おもちゃ病院による「こどもたちのものを大切にする心を育てる流山おもちゃ病院」展を開催しています。流山おもちゃ病院は、平成18年11月に公民館主催の「おもちゃドクター養成講座」を受講した16人で団体を立ち上げ、平成29年に活動11年目を迎えるボランティアグループです(流山市社会福祉協議会および千葉県家庭教育支援団体データベース登録)。現在、35人が在籍し、流山市を中心に公民館や児童センター、幼稚園など21の施設でおもちゃの診察と治療を無料(特殊部品代は実費)で行っています。
今回の展示のタイトルでもある、「こどもたちのものを大切にする心を育てる」が合言葉の流山おもちゃ病院。おもちゃ病院には、壊れて使えなくなってしまったけれど、大切なおもちゃが子どもたちから多く持ち寄られます。その日のうちに治せるおもちゃもあれば、「入院」するおもちゃもあり、その仕組みは人間の病院と変わりありません。治療に必要な部品は、お客さんから寄贈されたおもちゃより部品取りし、リサイクルされています。
患者さんの数は年々右肩上がり。現在は年に2,500件以上(平成27年度統計)の診療を行っています。特に人口の増加が多い流山おおたかの森駅周辺では、おおたかの森センターやおおたかの森ショッピングセンター内でも開院することで、広く認知されるようになりました。その評判はテレビや新聞にも取り上げられるほどです。市内の各種イベントにも出張開院するほか、毎年夏休み親子工作教室を開催。また、おもちゃ修理のドクター養成講座として、「おもちゃ修理ボランティア講座」にも力を入れており、その受講生が新しいドクターとして地域で活躍します。
今回の展示では、流山おもちゃ病院の10年のあゆみをパネルで紹介しています。併せて、実際に診察や治療の際に使用する工具や機器の展示、お客さんから寄贈されたおもちゃや、リサイクルで活用する部品の実物を見ることができます。展示ケース内に立てられた緑色の旗は、おもちゃ病院開院の目印です。
今回の展示に寄せて、おもちゃ病院の皆さんより、「おかげさまで10年が経ちました。おもちゃ病院は皆さんの「ものを大切にする心」から寄贈していただいたおもちゃの再利用で活動しています。ご家庭で不要になったおもちゃがあればぜひお持ちください」とメッセージをいただきました。
展示は5月30日(火曜日)までの9時30分から17時まで(月曜休館)。 森の図書館では、毎月第2土曜13時から開院しています。展示に関するお問い合わせは森の図書館(電話04-7152-3200)へ。
なお、流山おもちゃ病院では、活動のお手伝いをしていただくドクターやナースを募集しています。興味のある方は、同団体・濱野(電話04-7158-4407)もしくは今井(電話090-5554-3944)までご連絡ください。
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