平成17年度第1回議事要旨

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ページ番号1009639  更新日 平成29年9月15日

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会議の概要

1 会議名
平成17年度第1回廃棄物対策審議会
2 開催日時
平成17年11月1日(火曜日) 午後1時30分から4時10分まで
3 開催場所
リサイクルプラザ・プラザ館 2階 第3研修室
4 出席者等
(1)出席委員
篠山委員、籠委員、中島委員、能村委員、福井委員、福岡委員、日田委員、萬田委員、鈴木委員、恵良委員、大橋委員、伊藤委員、亀山委員 以上13名
(2)欠席委員
五十畑委員、佐藤委員
(3)事務局
松本環境部長、伊藤リサイクル推進課長、片桐課長補佐、神田リサイクル係長、伊藤主事、クリーン推進課今井課長補佐、環境保全課戸部政策係長
5 内容
(1) 委嘱式
委嘱状交付 
(2) 審議会
議題・流山市における廃棄物の現状と課題について
ア ごみ処理基本計画に関すること
イ 生活排水処理基本計画に関すること
その他
(3)施設案内(クリーンセンター)
6 会議資料
資料1 「清掃事業のあらまし(平成16年版)」
資料2 「平成16年度ごみ処理年報」
資料3 「し尿処理施設(旧清美園内)再整備事業について」
資料4 「流山市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例」
資料5 「流山市廃棄物の減量及び適正処理等に関する規則」
冊 子 「ケロクルタウンを目指して―流山市一般廃棄物処理基本計画」
パンフ 「ケロクルタウンを目指して―流山市一般廃棄物処理基本計画(概要版)」
パンフ 「流山市クリーンセンター」
「廃棄物対策審議会委員名簿」
「口座振込依頼書」

議事要旨

1 開会(午後1時40分)
2 開会挨拶

市長
今回委嘱されました委員の皆様にはこれからの2年間、過去に委員であられた方には議論を深めていただき、新たに委員になられた方には、新鮮な意見を頂きたいと思います。また、今までは、廃棄物の排出抑制あるいは再利用の促進等に関して審議していただきましたが、これからの2年間では特に清美園のし尿処理施設の再整備、バイオマス資源の活用、家庭ごみの有料化等について、皆様の忌憚のない意見を頂き、流山市の長期的な環境行政が全国的にも先進都市として位置付けられるような市となるため、委員の皆様のお力をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

(市長所用のため退席)

3 事務局職員紹介
4 仮議長承認
会長が決定されるまでの間、部長が仮議長となる旨を宣言。
5 会長・副会長の互選

仮議長(部長)
流山市廃棄物の減量及び適正処理等に関する規則第3条第2項の規定により会長は委員の互選により選出することになります。どなたかご意見がございますか。

大橋委員
学識経験者の方から会長をお願いできないでしょうか。

仮議長
学識経験者の中からというご意見ですが、他にご意見がございますか。
それでは、学識経験者の委員は3名いらっしゃいますが、いかがでしょうか。御意見ございますでしょうか。

(意見なし)

意見がないようであれば、前回の審議会委員でした篠山委員が会長ということでいかがでしょうか。

(異議なし)

それでは、篠山委員に会長をお願いしたいと思います。次に副会長の選任をお願いしたいと思います。副会長についてご意見を頂きたいと思います。

萬田委員
恵良さんを推薦します。理由は、クリーンセンター建設当時から環境問題で御尽力して頂いていることと環境カウンセラーとしても、NPO法人さとやまの理事長でもありますので、ぜひ、お力をお借りしたいと思います。

仮議長

ただいま、恵良委員を副会長に推薦するご意見がありましたが、いかがでしょうか。

(賛成)

それでは、異議なしということで、副会長を恵良委員にお願いしたいと思います。これで、会長・副会長が決まりましたので交代したいと思います。御協力ありがとうございました。

6 会長及び各委員挨拶

(篠山会長)
会長を勤めさせていただくということは申し訳ないような気もしますが、頑張ってまいりますので、ぜひ、委員の皆様の御協力をよろしくお願いしたいと思います。特に、先ほど市長からもお話がありました、清美園のし尿処理施設の問題、あるいはごみの有料化、バイオマスの問題といったようなところを、この審議会で進めていくことになると思われます。個人的にはバイオマスを研究等をしておりますが、会長として頑張っていきたいと思います。一つよろしくお願いします。簡単ではございますが挨拶とさせていただきます。

(恵良副会長)
こんにちは、NPOさとやまの理事長をしております、恵良と申します。環境のほうではアセスメント委員として、クリーンセンター立ち上げ時にかかわっていたことがあり、いろいろとご縁があるように感じます。微力ですが流山市の廃棄物の問題ひとつずつを市民の力と学識者の御意見を聞きながら解決していかなくてはいけないと思っております。ぜひ、皆さんのお力を貸して頂いて、この会がこれからの流山の役に立てればと思います。どうぞよろしくお願いします。

(籠委員)
はじめまして、麗澤大学の籠と申します。よろしくお願いします。大学は近くにございますので、皆様にも親しんで頂いていると思います。また、今週末から学園祭が始まります。市民の方にオープンしておりますので足を運んでいただけたらと思います。私自身の専門は、社会工学といいまして、広くは環境計画であるとか都市計画に関わる領域でございます。私自身は環境リスクを伴う施設の立地プロセスであるとか、立地した場合の社会影響評価を定量的に行うなどの研究をしております。こういった審議会の場でお役に立てればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

(中島委員)
国立環境研究所の中島と申します。環境研究所はいろいろな組織があるのですが、その中の循環型社会形成推進・廃棄物研究センターというところに所属しております。専門は環境衛生学とか環境化学といったところです。基本的には、リサイクルとかを行う場合に大気、水、土壌の安全性というものの観点から研究をしています。このような審議会への参加は初めてなので皆さんの意見を参考にさせていただき勉強させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

(能村委員)
鰭ヶ崎に在住しております、能村正昭と申します。私、サラリーマンを6月に退職いたしまして、こういう折に、地区の役に立てることがあればと応募させていただきました。会社勤めを40年ほどしておりまして、その間製紙会社に勤めておりました。直接環境問題に携わることはしておりませんが、技術及び管理の面からいろいろ問題点も多く、間接的にかかわっていたことがあります。ただ、今回の審議会のテーマとして市長が話された点につきましてはまったくの素人ですので、皆様のお力をお借りして、微力ながら少しでもお役に立てればと思っていますので、よろしくお願いします。

(福井委員)
西初石在住の福井です。よろしくお願いします。仕事は上下水道関係の仕事をしておりますが、主婦ですので、小さな努力から始めないといけないと思います。主婦や家庭を守る力を強く進めていく。このようなことができるように市民として参加させていただきました。

(福岡委員)
福岡と申します。たまたま福井さんのすぐ近所に住んでおります。地域代表ではございませんので、いろいろ意見を言って、皆さんのお役に立てればと思います。7、8年前に、このクリーンセンターができる前に、規模をどうするかなどの審議をした時に、ごみ発生量の予測をする小委員会に入りました。そのときは会長が千葉大学名誉教授の廣保先生でした。今回は先生方もぐっと若返って活発な議論ができるものと楽しみにしております。よろしくお願いします。

(日田委員)
南流山に住んでおります日田と申します。流山を緑の豊かなクリーンできれいな空気の町にしたいと思っております。昨日幕張のモーターショーに行ってまいりました。自動車対策も必要ではないかと感じながら、燃料電池なども考えておりました。よろしくお願いします。

(萬田委員)
初石に住んでおります萬田と申します。廃棄物減量等推進委員を6年ほどやらせてもらっています。ごみ問題については、非常に多岐にわたり難問が控えておりますが、バイオマスのことが重要課題として行政が取り上げてくれたことを嬉しく思っています。専門家が審議会の会長として引っ張っていただけることを感謝しながら、2年間頑張りたいと思います。以上です。

(鈴木委員)
私、商工会から推薦されました鈴木と申します。この施設建設当時から地元協議会の委員をしております。また、リサイクル推進課が主催する別の協議会にも参加しております。そのような観点から、この審議会にも微力ながら皆様と一緒に審議していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

(大橋委員)
大橋と申します。流山市から、委託・許可を受けて廃棄物の収集運搬している流山環境保全協同組合の理事長をしております。ある意味ではプロのはしくれでございます。皆さんの参考になればと思っています。私も昭和19年に東京から流山に移りまして、土手の傍に住んでおりました。その当時の江戸川は本当にきれいでした。遊び場は江戸川でして、その当時の魚が最近また戻ってきているように感じます。これからの流山が環境面でも住みよいところとなるように力を尽くしたいと思います。よろしくお願いします。

(伊藤委員)
伊藤と申します。農業委員会からの推薦を受けて委員となりましたが、何もわからないので努力したいと思います。よろしくお願いします。

(亀山委員)
亀山と申します。私はこうのす台に住んでおりまして、清美園周辺自治会の協議会に参加して10年になります。また、し尿処理施設という新しい問題が起きてきましたので、周辺自治会との連絡その他を進めながら、全体的な発展を目指したいと思います。皆様の意見を伺いながら、よい周辺環境を作っていくという点で頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

7 議事

(会長)
議題(1)の流山市における廃棄物の現状と課題について事務局より説明をお願いします。

【事務局】
議題の説明に入る前に、施設見学用のビデオを御覧頂きたいと思います。

(ビデオ終了後)

それでは、資料のケロクルタウンを目指して(概要版)に沿って説明したいと思います。この計画はごみ処理と生活排水処理の基本計画について平成6年に作成されたものを見直したものであります。見直しにあたっては平成20年度を中間目標とし、平成30年度を目標年度としたものでございます。
大量生産・大量消費・大量廃棄・大量リサイクルを見直し、最適生産・最適消費・最少廃棄が進んだ流山らしい循環型社会を構築するとしたものです。
資料1を御覧ください。10ページが家庭ごみの分別区分、11ページが事業ごみの種類などになります。12ページがこの施設に運ばれてくる処理フロー、13ページがそのごみ処理量となります。14ページが15年度のごみ処理年報。この16年度分が資料2となります。15年度と比べると、ごみの総重量がかなり下がってきています。17年度は残念ながら同時期と比べて増えてしまっています。リバウンドと考えられます。
ごみ処理基本計画として、大量廃棄、大量リサイクルからの脱却として、第一に、ごみを出さない。また、発生したごみは可能な限り資源化していく。そして資源が循環するシステムを作る。2点目として、環境負荷の少ないごみ処理システムの構築していく上で数値目標を設定しています。1人1日あたりごみ発生量を、中間目標として平成20年度には980グラム以下にする。何もしなければ1,066グラムになってしまうだろう。そのために、個別施策として基本施策を4つ掲げているところです。平成30年度には1,141グラムになるところを930グラム以下にしようという目標です。
個別施策として、まず、発生抑制の推進です。そのためには意識改革、次に発生抑制。具体的にはマイバッグの普及促進やリサイクル協力店の拡大などを推進していくということです。市長の話の中にもありました家庭ごみの有料化も一つの課題となっています。また、再使用・再生利用としてフリーマーケットの開催支援をしていくということです。
施策の2番目として、資源化の推進を掲げています。市民が進めるリサイクルでは分別排出の徹底、リサイクル活動の促進。事業者が進めるリサイクルでは自己責任によるリサイクルの促進。市が進めるリサイクルでは、職員の意識の向上、バイオマス資源の利用をしていこうということです。
施策の3番目として適正処理の実施、施策の4番目として最終処分量の削減を掲げています。ごみ処理基本計画については以上です。

(会長)
ただいま説明のありました、ごみ処理基本計画に関することで、ご質問等ございませんでしょうか。

(委員)
基本施策2の中に職員の意識の向上とあるが、どのような形で進めていくのか。

【事務局】
環境計画の全体のくくりの中で、廃棄物に対しても考えていくシステムを作ろうと考えています。市の組織の中にも推進員制度を設けることを検討しています。具体的には来年度以降に動き出す予定です。

(委員)
ごみの内訳についてはどのくらいの頻度で分析を行っているのか。

【事務局】
資料1は16年度のものですが、これを毎年度出しています。また、各年度の推移等も15ページに記載しています。

(委員)
資料1の10ページに分別の区分がありますが、たとえば資源にならない紙くずはどんなものが含まれているのか。ごみを減量するうえで、生ごみや庭の草木と資源になる紙は減量する方法が違ってくる。対策を考えるうえで、そのような資料はあるのか。

【事務局】
ケロクルタウンを目指してという冊子の資料21から27が江戸川台と南流山で調査した組成分析結果です。冬と夏に行っています。
資料22は冬に江戸川台で調査したものです。重量比で紙類と厨芥類で86%を占めています。季節によっても場所によってもごみの組成は異なってくるものと考えられます。
【事務局】
この資料は、あくまでサンプリングとしての一つのデータですので、このデータが統計上の流山市のデータではないことを付け加えておきます。

(委員)
バイオマスについて、専門家である会長にお尋ねします。

(会長)
バイオマスというのは、基本的には生物資源です。生ごみにしても製造業から出る食品残渣や畜産廃棄物など、いろいろ含めて最近では広く含めてバイオマスと呼んでいます。今までは、それが放置されていればごみですが、それをガス化して発電するなどの再資源化をしていくということでバイオマスの有効利用、循環型社会の形成につながるわけです。生ごみを減らしていくにはどのようにするか。流山市にとってバイオマスをどのように活用していくかということを、今後、皆様と論じていきたいと思います。

(委員)
家庭ごみの中に、事業系のごみが含まれていることがある。家庭ごみの有料化はいつ頃を予定しているのか。
以前、市長が家庭ごみの有料化を行うと不法投棄が増えるので、やらないほうがよいと言ったことがある。その整合性についてはどうするのか。

【事務局】
事業系のごみについては、指定業者が回収しています。これについては、近隣市等の状況を見ながらバランスを考えて検討していきます。
有料化については、16年度末に有料化を進めるべきとの国の指針が出されました。いずれは流山市としても同様の方向に向かうだろうと思います。ただ、すぐにというわけではなく、有料化については、どのような形でどういうように行うかということまで、この審議会で議論していただきたいと思います。

(委員)
ごみの減量化の対象としては、家庭ごみにあると思う。家庭から出る生ごみ等が減っていないという現状があると思う。市としては、生ごみ処理機の補助をしているが、かなり少ない。これはPR不足だと思う。生ごみは、体積で20分の1になることもほとんど知られていない。市民が協力できるところであるので、ポイントを絞ってごみの減量化を考えたほうがよい。

(会長)
堆肥型とは異なる乾燥タイプの処理機ですとそうとう容積の減量ができます。

【事務局】
市民まつりのときに、メーカーから生ごみ処理機を借りて展示します。また、小山小学校の給食残渣からなる堆肥を無料配布する予定ですので、市民まつりにお出かけの際にはガレージセール会場にもお寄りください。

(委員)
生ごみ処理機を特定の地域でいっせいに使用した場合に電力等の不具合などはないのか。また、家庭ごみの中で、紙おむつ系のごみについては今後増加するものと思われるが、どのように考えているのか。

【事務局】
消費電力については、大容量ではないので、問題ないと考えています。

(委員)
正確に教えていただきたい。

【事務局】
次回までに調べておきます。

(委員)
家庭用の処理機も電力を消費するわけですから、全体として見た場合環境にはどちらがよいかをつかんでおいたほうがよい。あまりエネルギーを使わずに家庭ごみを減らせるということも検討の一環として持つべきだと思います。

(委員)
市の補助金の額は、どの程度が妥当としているのか。生ごみの体積が減れば市の回収の頻度が減るとか、ランニングコストがどのくらいかかるとか、メリット、デメリットがあると思うが、試算を行って金額を決めたのか。または、処理機の普及のため大幅に市が負担しているのか。そのようなことでも今後の対応が異なってくると思う。

【事務局】
生ごみ処理機の補助金は、コンポストなどでは上限を6,000円とし、3年間に1世帯で1回としています。機械式は補助の上限が40,000円としています。他市と比較しても流山市は高額の補助金を出しております。
生ごみの総量としては16年度、1世帯で0.2トンぐらい出ています。処理機1機あたりの補助金交付金額は平均20,000円ぐらいかかっているので、大雑把な試算では2年強で回収できているものと思っています。
市にとっては、市民の皆様に処理機を使って頂いているおかげで生ごみは減っていると考えております。

(会長)
生ごみの問題は、CO2の問題など総合的に考えていく問題だと思います。堆肥化した後の問題もありますので、皆様とアイデアを出し合って、環境問題も含めて審議会として議論していきたいと思います。
先ほどでました、紙おむつの件はどうでしょうか。

【事務局】
衛生面もありますので、現在のところ燃やすごみとして焼却しているところです。

(委員)
高齢社会を迎えるにあたって、排出量として考慮しているのか。ごみ減量にあたって、どこをポイントにするか決めておいたほうがよい。

(会長)
それでは、次に生活排水処理基本計画の説明をして頂いて、最後に質疑をしたいと思います。

【事務局】
それでは、資料のケロクルタウンを目指して(概要版)の4ページ目を御覧ください。基本方針として1、公共下水道を中心とした生活廃水処理の促進。2、し尿処理施設の更新整備としております。そこで、し尿及び浄化槽汚泥の処理計画は、計画的な収集とともに衛生的な処理を行うこととしています。また、現有施設の老朽化にともない、将来的な性状・量の変化に対応できる施設に更新することとしています。
資料の3を御覧ください。し尿処理施設再整備事業について、基本的な考え方を示してあります。2ページを御覧ください。施設の地図ですが、流山市北部の運河の近くに施設があるということです。処理能力としては1日に85キロリットルのし尿を処理できます。流山市し尿処理場と流山市塵芥焼却場合わせて、流山市清美園と呼んでおります。都市計画上では、し尿処理場は約22,000平方メートル、焼却場が約18,000平方メートル、合わせて約40,000平方メートルの敷地となっており、このうち焼却施設は、現在下花輪にクリーンセンターとして稼動しております。4ページを御覧ください。し尿処理施設精密機能検査報告書ですが、これについては、3年に1度実施しています。施設では、機能を維持するために必要な整備を行ってきましたが、建設から37年を経過し、施設全体の老朽化が進んでいる状況であります。昭和48年に三次整備施設を稼動し、これが現在も稼動している状態です。よって、躯体強度の低下や設備の腐食などで施設管理に不安があり、施設の耐久性が懸念されることから、周辺環境への影響を考慮する必要があります。今後、20年先まで見通して周辺環境に配慮した循環型社会形成に適した施設作りが求められます。そこで、今後の整備の考え方として、基本方針を4つお示しさせていただきます。
1)循環型社会への転換を進める施設内容であること。2)現在の廃棄物処理システムと併せて、効率的な運用が可能であること。3)全体として周辺環境の改善につながる計画とすること。4)費用対効果が高く、かつ、なるべく投下費用が少ないこと。なお、その事業の中で、焼却施設は撤去していくことになります。
今後のスケジュール(案)として、10月22日に周辺連絡会議に説明を行いましたが、平成17年度では、地元の意見を聞きながら、検討を進め、それと平行して、この廃棄物対策審議会に諮問し、審議してもらうということです。18年度には調査等を実施し、19年度から3年間で整備事業を実施していくというスケジュール案です。
以上で概要でございますが、説明を終わります。

(会長)
それでは、今までの説明に対して、ご質問等がございますでしょうか。

(委員)
今後のスケジュールの中で、周辺連絡会議に説明を終わっているということだが、そこでの意見はどのようなことが出たのか。

【事務局】
公共下水道についての話が出ました。し尿が浄化槽も含めて今後もなくならないということをお話しました。また、焼却施設の解体や跡地利用の関心が高いので、それらの意見もありました。また、施設をどの辺に作るのかということも出ました。

(会長)
会の雰囲気としてはどうでしょうか。

【事務局】
初めての会合でしたので、個人的な感じでは、御理解いただける感じでした。

(委員)
し尿を利根運河に放流しているように感じるので、よいイメージづくりが必要と思う。

(委員)
今日の説明が、どういう位置付けであるかわからない。
基本的には、し尿処理施設は必要だと。市街化区域では公共下水道に放流できるが、調整区域においては公共下水道が整備されないのでし尿処理施設が必要ということは理解できる。個別の浄化槽のことは詳しくないが、市としては、合併浄化槽への補助金を出すとかの背景を説明してほしい。

【事務局】
資料3の3ページのグラフを御覧ください。公共下水道水洗化人口は平成30年には16万人に達する見込みではありますが、し尿収集人口はどうしても数千人残ってしまう。そのためにはどうしても施設は必要ということになります。

(委員)
浄化槽にしても、そこから出る汚泥の処理をしなければならないということですか。

(委員)
流山市が賛成しても、できない問題もある。
環境保全課の職員もクリーン推進課の職員も出席しているのだから自分の課と関係のある問題もあると思うので、発言したらどうか。
クリーンセンター前と市役所ロビーの表示板はいくらぐらい費用がかかっているのか。大変わかりずらい表示なので、もっと一般の市民が見てわかり易い表示はできないものか。

【事務局】
この施設が安全であるという表示です。地元をはじめ市民の皆さんに安心していただくための表示板です。表示板の維持費用については算出ておりませんが、この事業における最終的なアウトプットと考えています。

(委員)
この審議会の進め方についてどのように考えているのか。

【事務局】
今回は初回ですので、市の現状を理解していただくために概要を説明しています。今後は、旧清美園の問題を近々に諮問し、それについて審議していただきたいと思っています。
本日は自由な意見交換を頂いていますが、次回からは、方向性を定めて意見をいただき、答申として、市に提言するという形を取りたいと考えています。

(会長)
本日は、結論を出すというわけではありませんので、皆様からいろいろなご意見を頂いて、次回から的を絞って検討することになると思います。

(委員)
旧清美園の整備、し尿処理施設の建替えに関して、タイムリミットというものはあるのか。

【事務局】
基本的には資料にあるようなスケジュールで行きたい。一定の方向性が出たら、18年度には調査を行い、19年度から21年度の3ヵ年で事業を行いたいということが現在の考えです。

(委員)
国・県の補助金をもらうためには、何を一番最初に審議しなければならないかという順番があると思う。

【事務局】
実は、国のほうでも、去年まで補助金であったものが、今年から交付金になっているものもあります。今の交付金制度が残っているうちに早く整備を進めたいと思っています。そのためには、このスケジュールで進めたいと思っています。

(委員)
資料3の3ページのグラフですが、平成30年の人口予測は約20万人で、増える分は公共下水道でカバーできるということでよろしいか。

【事務局】
はい。そのような予測を立てています。

(会長)
この後、施設見学もありますので、議題1のイについては、これでよろしいでしょうか。続きまして議題2のその他で何かございますか。

(委員)
事務局への要望ですが、郵送による通知ではなく、ファクスのある人には開催通知をファクスでよいのではないか。また、この会議には報償費が出ているが、出ていない会議もあるので削減したほうがよいのではないか。事務局の検討を要望します。

(委員)
これからの会議の進め方ですが、会議のテーマとして、諮問・答申という会議だけでなく、こちらから他のテーマを出して、それに対する意見交換もしたい。ごみの減量化などは諮問を受けるまでもなく、市民として考えなければならない問題なので、ぜひ諮問の議題の他に会議の議題として議論できるように事務局と会長・副会長で検討してもらいたい。
また、毎回出席したいので、次回の会議の日程を決めてもらいたい。通常の場合、定例的に第何週の、何曜日とかに決めていただくとありがたい。
今後、意見を戦わせ合うという場合には資料は1週間前に頂きたい。

(会長)
事務局と詰めておきたいと思います。
他に何かありますか。なければ事務局でありますか。

【事務局】
次回の会議の日程ですが、事務局の都合で申し訳ありませんが、12月15日の木曜日の午後でいかがでしょうか。

(会長)
12月15日の午後で都合の悪い方はいらっしゃいますか。もしなければ、木曜日の午後と決めたいのですが、いかがですか。

(委員)
通常であれば、木曜の午後なら空いているのですが、12月15日は教授会がありますので、欠席させていただきます。

(会長)
通常の会議は木曜の午後に設定するということでよろしいでしょうか。

(委員)
毎月、第1週目の木曜日は都合が悪いので考慮していただきたい。

(会長)
日程については、次回は12月15日、それ以後については再度検討するということでよろしいでしょうか。

(委員)
現状の旧清美園の施設の見学はできるのか。

【事務局】
次回、12月15日の会議のときに施設見学を予定しています。

(会長)
それでは、今回はこれで議事を終了させていただきたいと思います。初めての司会で大変不慣れでご迷惑をおかけしますが、頑張っていきたいと思いますので御協力をよろしくお願いします。本日は大変長時間に渡りお疲れ様でした。
これで会議を終了とさせていただきます。ありがとうございました。

8 閉会(午後4時10分)

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