平成17年度第4回議事要旨

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ページ番号1009636  更新日 平成29年9月15日

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会議の概要

1 開催日時
平成18年2月16日(木曜日) 午後1時30分から3時45分まで
2 開催場所
リサイクルプラザ・プラザ館2階 研修室
3 出席者等
(1)出席委員
篠山委員、恵良委員、籠委員、中島委員、五十畑委員、能村委員、福岡委員、萬田委員、鈴木委員、大橋委員、伊藤委員、亀山委員、福井委員、日田委員 以上 14名(順不同)
(2)欠席委員
佐藤委員
(3)事務局
松本環境部長、伊藤リサイクル推進課長、片桐課長補佐、神田係長、伊藤主事、秋山クリーン推進課長、今井課長補佐、荒木場長
4 内容
(1)し尿処理施設の再整備について(答申案)
(2)今後の審議課題
(3)その他
5 会議資料
資料1「し尿処理施設の再整備について(答申案)」
別紙1「主なバイオマス資源と本市の資源化方策」
別紙2「本市におけるバイオマス資源の発生予測」
別紙3「し尿及び浄化槽汚泥処理施設に対応する資源化技術のスクリーニング」
別紙4「汚泥再生処理センター稼動後の有機性廃棄物処理フロー」
資料2「再整備に当たっての留意事項」
資料3「廃棄物対策審議会における今後の審議課題」
第3回廃棄物対策審議会会議録

議事要旨

1 開会(午後1時30分)

2 開会挨拶

課長挨拶

会長挨拶
本日は事前配付のありました「答申案」について御審議願いたいと思います。
本日で4回目の審議会となりますが、前回までの議論を加味した答申案として資料が作成されていると思います。事務局からその点も踏まえた説明をお願いしたいと思います。また、委員の皆様につきましても、それぞれの立場から忌憚の無い御意見、さまざまの角度から御審議をいただき、今後の循環型社会形成を推進するためにも、今回の諮問に対する答申を皆様のお力をいただき、つくりあげていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

3 議事(午後1時35分)

(事務局)
議事に入る前に、出席委員は14名ですので、会議は成立していることを報告します。
それでは、配付資料の確認をお願いします。事前に送付させていただいた資料として資料1と別紙1から別紙4までの答申案と、資料2の留意事項が議題1の資料になります。次に、資料3の今後の審議課題が議題2の資料となります。その他に第3回会議録となります。以上の資料に不足があれば用意しますので申し出ていただきたいと思います。
なお、前回の会議録については、何かございましたら、事務局まで御連絡下さい。

(会長)
早速議題に入ります。では、議題の「(1)し尿処理施設の再整備について(答申案)」について、事務局より説明願います。

(事務局)資料1に沿って説明。
平成17年12月6日付けで、諮問のありました「し尿処理施設の再整備について」の答申案として資料1を作成してあります。2枚目からが本文となります。ゴシック体で記載されているところが、前回の審議会でいただいた御意見を加えた部分です。
先ずタイトルですが、副題を付けたほうが良いとの御意見がありましたので、「循環型社会の形成を目指した施設づくりについて」としました。
次に、方向性を入れたまえがきを加えたらどうかという御意見でしたので、まえがきを加え、まえがきの最後の部分に、流山市の目玉を盛り込むべきとの御意見から「都心から一番近い森の街」のキャッチフレーズを入れた文言を追加しました。
次に、公共下水道が整備されれば、新しいし尿処理施設は要らないのではないかという御意見に対して、答えておく必要があるということから「第1 し尿処理施設の再整備の基本的な考え方」の中で「流山市の生活排水処理は、公共下水道の整備を中心として進めていますが、未整備の地域も多く、平成16年度に策定された一般廃棄物処理基本計画の予測量でも明らかなように、それらの地域から排出されるし尿及び浄化槽汚泥を処理する施設は将来的にも不可欠です。」という文言を加えました。
次に、2ページから3ページまでの各項目ですが、再整備に当たって基本的な事項について、その内容が重要であるという御意見から、各項目の説明文を加えました。
また、「第1 し尿処理施設の再整備の基本的な考え方」から「第2 具体的な再整備手法について」で、移行することが唐突ではないかとの御意見から、ゴシックの部分をバイオマス資源の導入部分として加えました。
次に「3 バイオマス資源の資源化の方法等」の(2)食物残渣の項で、複数の委員の方からの御意見で、将来的に家庭ごみを検討しなければならないという御意見をいただき、これに道筋をつけるためゴシックの部分を加えました。平成17年3月に作成した一般廃棄物処理基本計画においても、市が進める個別施策の中にもバイオマス資源の利用を掲げてますので、この答申におきましても書き込みを行ったところです。
以上のことから、食物残渣については、発生抑制、各家庭での堆肥化等で対応することとし、再整備する施設で処理の対象とするバイオマス資源としては、し尿及び浄化槽汚泥と剪定枝とすることが適切と考えられます。としました。
7ページに入りまして、流山市におけるバイオマス資源の資源化等の処理に係る基本的な考え方を別紙4に示します。別紙4を御覧ください。
前回、この別紙4が分かりにくいという御意見がありましたので、一部を訂正しました。
し尿、浄化槽汚泥、剪定枝という表現を汚泥再生処理センターの中に入れました。し尿と浄化槽汚泥は水処理設備から、浄化された部分は河川放流され、残りの部分は汚泥処理設備から資源化設備に行く。一方、選定枝は破砕処理設備を経て資源化設備に行き、ここでし尿と汚泥と一緒になり、加工され、助燃材化・肥料化・チップ化となって出て行くことになります。このような形を考えております。
7ページに戻ります。「第3 バイオマス資源の資源化等を進めるために整備する施設の要件」として、前述のような基本的な考え方に基づいた、具体的な施設の整備計画の策定に当たっては、以下のような用件を満たす必要があります。

  1. 必要な施設能力を有すること
    今後、平成20年度から30年度を目途に処理が必要となるし尿及び浄化槽汚泥と剪定枝を受け入れ可能な施設能力を確保する必要があります。
  2. 処理が効率的にできること
    費用対効果が高く、かつ、投下費用が少ない施設造りが求められます。また、稼動後の管理運営についても、効率的に行うことにより、運営経費の軽減を図ります。
  3. 周辺環境への負荷が少ないこと
    周辺の環境に与える負荷が少なくなるよう臭気、騒音、排水に最大限配慮し、放流量を最小限にし、十分な臭気、騒音対策を講じる必要があります。
  4. 外観等が周囲と調和を保つこと

旧清美園の周辺は、東深井地区公園、東深井福祉会館及び森の図書館などの公共施設と背後には閑静な住宅地が近接していることから、施設の外観等は周辺環境と調和が図られた施設、森の街のイメージに合った拠点となる施設づくりが求められます。としました。
12ページの次の、資料2を御覧ください。「再整備に当たっての留意事項」として別に書き出してありますが、これは、再整備事業を補完する事項として掲げています。

  1. 隣接する旧焼却施設は老朽化が著しいため、早期の解体を行う必要があること
  2. 解体事業の実施に当たっては、旧焼却施設の周辺等について、十分な環境調査を行い、ダイオキシン類等に十分な対策を講ずる必要があること
  3. 家庭系食物残渣等のバイオマス資源について、より効率的な循環的利用を図るため、関係者による検討会を進める必要があること
  4. 再整備する施設においては、緑に十分に配慮した施設づくりの必要があること

として注意事項として挙げてあります。
これで説明を終わります。

(会長)
ありがとうございました。以上で事務局の説明が終わりました。前回までの御意見をまとめたものとして資料が作られたということです。ただ今の事務局の説明に関しまして、御意見等がございましたらお願いします。

(委員)
資料2の「再整備に当たっての留意事項」の4に緑という言葉が出てくる。緑を増やすことは、愛着のある街づくりになると思う。バイオマス資源はできる限り肥料化してほしい。

(事務局)
緑に十分配慮した施設造りというのは、前回の会議で運河の観光と絡めて、新しい施設が拠点となるような方向性がほしいという御意見を踏まえて記載したものです。

(委員)
現在、クリーンセンターにし尿処理施設から処理物を運搬している。新しい施設ができても同様に費用が掛かるのであれば、廃棄物処理施設を2つに分けるのは経費の削減と反するのではないか。

(事務局)
基本的な位置付けとして、平成6年に基本計画を作成し、その基本方針にある、廃棄物処理施設の分散化計画に基づいて施設造りを考えております。その中で、し尿処理施設も単なるし尿処理施設としての更新ではなく、循環型社会に基づく施設として更新を図る中で、今回、剪定枝の答申案となりました。剪定枝については開発に絡んで増えると予測されるため、し尿汚泥と併せて処理することとしました。

(委員)
循環型社会の構築を進めていく上で、市の財政が逼迫しているので運営経費の軽減等を見込んで資源を生かすという内容であるなら、クリーンセンターにし尿処理施設を持ってくるべきではないかと思うがいかがか。

(事務局)
全国的に見ても、し尿処理施設の設置は難しい。その中で、流山市においては新しい施設を建設する時に、施設の分散配置をするという構想の下、地元の皆様の理解を得ながら、焼却施設を下花輪に建設したという経緯があります。事務局としては、その構想の中で何ができるかを前提に考えてきたところです。その結果がこのような案となったわけで、現段階では適切な選択肢であると思います。

(委員)
基本的にはこの答申案に賛成だが、新任の委員は、前の審議会の様子が分からない。前の審議会で費用が掛かるので先延ばしにしようという議論があったのであれば、焼却施設の解体を含めて国の交付金のチャンスを逃さないためにも、時期的に今回の答申でよいと思う。その辺の補足説明をお願いしたい。
また、これからの進め方として、答申の中に入れる必要はないか。また、流山スペシャルをどう盛り込むか。それを担保する文言を答申に入れたい。

(事務局)
今後の進め方については、議題2にも関係しますので詳しくは、そちらで説明したいと思います。今回の答申は、基本的な考え方と方向性について審議いただいて、この方向性でよいと捉えていただきたい。今後のテーマにつきましては、今回のように諮問答申という形を取るか、現状の課題について審議いただきたいという形になるかと思います。それをやりながら、今回の答申でいただいたし尿処理施設の進行状況も報告させていただくということになります。併せて、審議会の中で見つめる部分も出てくると思います。

(事務局)
背景として国の制度があります。国の厳しい財政状況で今後どのように制度が変更となるか分かりませんので、この時期を逃さず、やれる時にやっておくということです。

(会長)
前の審議会の時に、残された焼却施設やし尿処理施設をどうするかを議論した時に、非常に費用が掛かる見込みなので、具体的な一般廃棄物処理基本計画の中には盛り込めないという意見であった。そういう意味で前の審議会と違うことは事実です。

(委員)
答申案の6ページに、「一部の市民のボランティア活動により」という文言があるが、去年から、石けん利用推進協議会は補助金で活動しているのではなく、市の予算で運営をしている。それでもボランティアでよいのか。
もう1点、「以上のことから、食物残渣については、」の次に、「当面」と入れていただくと、前段で言っている発生抑制などと、より整合性が取れると思う。
8ページの「周辺環境と調和が図られ」とありますが、し尿処理施設のある土地はすべて市有地ではなかったか。とすれば焼却施設が解体された跡地利用との調和を考えた方が良いのではないか。

(事務局)
先ず、石けん利用推進協議会ですが、現実に作業されているのは市の職員ということではありませんので、ボランティアという事で間違いはないと思います。次に、外観等の周辺との調和という文言では、将来の意味では跡地利用となるでしょうが、あくまで廃棄物対策審議会としては、施設造りに帰着するのではないかと考えます。
跡地利用として議論することになるのはだいぶ先と思われますが、その時には環境サイドだけでなく、全市的な議論になると思います。

(委員)
 資料2の4に関係する報告になりますが、県の事業で、利根運河の突端が105ヘクタールが自然公園になる予定です。旧清美園の跡地利用は委員会等を作っていただいて、市民の意見を入れた都心に一番近い森の街として推進していただけたらと思います。

(委員)
 この答申案として、資料2はどこかに反映されるのか。

(事務局)
 これが今回の議論の一つですが、資料2の文言は、付帯意見として、最初のページに入れて良いかどうかを検討していただきたいと思います。

(会長)
これについては皆さんの意見をいただきたいと思います。 

(委員)
細かいことだが、資料2の「こと」の後に句点「。」があるが、この句点は本文では抜いてあるので必要ないのではないか。

(事務局)
抜くようにします。

(委員)
バイオマスが目玉になっているが、家庭等に分散した資源を再度集めて再利用するというのは非常に難しい。うまくいっている自治体は少ない。畜産など、まとまって沢山の資源が集められるところが成功している。流山でバイオマスをやるとなると市民は高額を払わざるを得なくなる。例えば、補助金をもらうための作文であるならいいが、模範になっている例があるのか。

(会長)
バイオマスがうまくいっている都市近郊の自治体はないと思います。流山モデルを私たちが造っていくという考え方です。絵に描いた餅ということではなく、方向性を示した答申ということです。

(委員)
このような答申として出す場合に、大きな方向性だけのレベルで良いのか気になった。

(委員)
剪定枝は、市で把握している実態が、今後増えていく予測である。それを一般家庭から集めてやるというのではかなり無理があるが、ここでは、業者が持ち込む剪定枝の予測であるし、それによって国の補助金がもらえる施設を遊ばせておくことがない形であれば、この答申でよいと一委員の感想である。

(委員)
汚泥再生処理センターを旧清美園に造るということが記載されてないが良いのか。これまでの経緯を踏まえてとか、今までの答申に基づいてとか、住民の合意を得ながらというような文言はいらないか。
というのは、助燃材にするということであれば、別のところで乾燥させたものを東深井に持ち込むとなると不自然で、クリーンセンターの余熱を使って乾燥させたものを燃やせばいいということになった場合に分散化の方針だけの説明でよいか。

(事務局)
し尿処理施設の再整備という諮問ですので、し尿処理施設は東深井の旧清美園にしかありませんので、場所の特定としてはそれでよいと考えています。

(会長)
再整備という段階で、場所は特定されているということですね。

(委員)
前回の会議で、タイトルを、し尿処理施設の再整備では範囲が狭いし、循環型社会の形成を目指した施設づくりとしましたが、この答申案を読んでみると、タイトルとしては「…再整備」が主題で、「循環型…」は副題の方が自然ではないか。

(委員)
今の意見に賛成です。「循環型…」は方向性であって、タイトルとしては現実的な「し尿処理施設の再整備…」の方が良いと思う。

(委員)
私も、タイトルと副題を逆にしたほうが良いと思う。

(会長)
では、他の委員の皆さんの了解も得られましたので、答申として出す時にはタイトルと副題を逆にしたいと思います。

(委員)
資料2の4で「緑に十分配慮して」とありますが、「森の街として自然に調和した」というような表現の方が良くはないか。

(事務局)
そのようにしたいと思います。

(委員)
ごみの減量化対策についてですが、生ごみ処理機の補助制度は流山市にもあるのか。

(事務局)
流山市でも、生ごみ処理機の補助は行っております。購入額の2分の1補助で、機械式では上限が4万円。コンポスト式、EM菌式では6千円が上限額として行っております。この事業は皆さんに好評をいただいていると思います。 

(委員)
利用している側からすると、この補助金は素晴らしいと思う。機械式を購入する前に、EM菌式を使用していましたが、機械式で体積を20分の1にしてそれをEM菌式に入れれば、ほとんど生ごみとして出ません。

(委員)
去年の市議会の一般質問で、クリーンセンターの敷地内に将来の焼却施設を建てられる余地があるかという質問が出て、面食らったことがある。ごみの減量化を考えるのであれば、建て替えではなく、いかに長持ちさせるかを考えるべきである。また、町田市では、ごみを有料化している。

(会長)
実はそのような点を次回以降議論していこうというのが、議題の2にありますので、有料化の問題や、生ごみの問題については、次回以降の審議会で、貴重な意見をいただきたいと思います。
本日の審議会では、答申案の決議をしたいと思いますので、よろしくお願いします。

(会長)
他に、議題1に関して御意見はございますか。

(委員)
資料2の扱いはどのようにするのか。

(委員)
本文中に重複している個所もあるので、必要なところに入れた方が良いと思う。
資料の2の1はもっと強く出した方が良い。

(委員)
資料の2の1・2は重複していないが、3・4は本文と重複していると思う。

(会長)
留意事項の中で、1は強調して本文に書き込むということでよいでしょうか。

(委員)
入れ方としては、留意事項として入れても良いのではないか。

(委員)
この留意事項は、種類が違うのではないか。1は厳然たる事実であって、調査してこのようになっている。その新規の施設を作るに当たって、2・3・4に留意するということであって、この審議会の意向ではないか。

(委員)
今までの意見を考慮して、会長と事務局で作成していただいてよいのではないか。

(委員)
1は、事実として本当にそうかといわれた場合に、耐えうる議論をして、がっちりしておかないと前提が崩れる。その議論がこの中にはない。

(委員)
1でいう施設は、焼却施設のことなので、これを記載しておかないと、解体費用をし尿処理の再整備と一緒に使えないということか。

(事務局)
文章の中に入れて置かなくても、焼却施設の解体費用も交付金の対象とはなると思いますが、あった方が、より確実といえると思います。

(委員)
旧焼却施設を解体して、その後に造るという理解でよいか。

(事務局)
現時点で、的確に計画位置を決めるのは不明ですが、地元では旧焼却施設の解体は大きな問題です。従って、解体を視野に入れた施設造りを考えなくてはいけない。国の交付金とも密接な関係もありますので、その辺は設計の中でよく精査して、どのような配置にしていくかということになると思います。

(会長)
取り扱いについて、先ほど提案がありましたが、私と事務局とで、今までの御意見を盛り込み、考慮したものを作成し、市長に答申書として手渡したいと思いますが、皆さんいかがでしょうか。

(各委員了解)

(会長)
ありがとうございます。それでは、私の方で手直しをさせていただいて、市長に答申書として手渡ししたいと思います。
それでは議題1につきましては、大きな議題ではありましたが、これで終了とし、引き続き議題2の今後の審議課題について事務局からの説明をお願いします。 

(事務局)
資料3の廃棄物対策審議会における今後の審議課題について説明させていただきます。
資料3のページの中ほどに、表がありますが、これは17年3月に作成しました、一般廃棄物処理基本計画の個別施策を表したものです。全部で22項目あります。今後の課題、今後取り組まなければならない事項として取り挙げてあります。この個別施策を計画から実施に移行させることが行政に求められているところです。今後の審議会として、これらの事項について当たっていただくことになろうかと思います。
主なものとしては、下の段に記載していますが、今回の答申にも含まれる生ごみの資源化の推進、事業ごみの捉え方の難しい面もありますが、その手数料の見直し、全市民的な話の中で国の方針にも示された家庭ごみの有料化、今回の答申にも含まれるバイオマス資源の利用等が考えられます。
今後、どういう手順で行っていくかということですが、答申をいただいたし尿処理施設の再整備に関する18年度の委託事業等の発注などが終わった時点で報告をすることになると思います。従って、次回の審議会は6月か7月頃になるかと思います。
私からは以上です。

(会長)
今後の議題として考えられる点と次回の日程ということでしたが、この点に関して、何か御意見はございませんか。

(委員)
環境行動計画と整合を取らなければいけないでしょう。

(事務局)
行動計画もこの3月を目途に作成しますが、実施についてはそれぞれの担当課になります。形としては、ここにある基本計画の事項を行動計画に反映させ、作成していきますので整合する形になります。

(委員)
 資料3に事業系ごみの手数料の見直しがあるが、事業系ごみの減量としてどのような方法が考えられていて、手数料とどう関係するか説明願いたい。

(事務局)
事業系ごみについては、燃やすごみ、燃やさないごみ、粗大ごみ、搬入基準を持ちながら、手数料は1キログラムあたり15.75円で、クリーンセンターに搬入されています。
これを、高くすれば事業所が搬入するごみ量が減るかもしれませんが、他市との比較もありますが、適正な額と考えています。
どのように抑えるかについては、実際に搬入の許可を受けている方々、10社ありますので、その業者さんへの指導であるとか、大口の店舗の搬入量の抑制などの、指導が主な手段となります。

(委員)
事業系ごみの手数料については、クリーンセンターが稼動した時に値上げをしたばかりです。また、現在は事業系ごみと家庭系ごみの手数料は同じ金額です。それが2本立てになっていくということか。それと、事業者に委託している手数料も上がるということか。
中には事業ごみを家庭ごみとして出しているところもあるようなので、その辺の把握はしているのか。

(事務局)
手数料の値上げ先行ということではなく、このような課題があるという1例です。これからこの場で議論されていくことになると思います。その時には、一般の搬入手数料も同額ですので、そのことも絡めて議論されていくものと思います。
先程いわれたように、市内には約4,000の事業所があります。現実、小規模な飲食店さん、事務所として置いてあるだけのものなどもあり、全ての事業系のごみを把握することは困難です。実際には1,500ほどの事業所が事業系ごみをクリーンセンターに搬入しています。
基本的には、自己処理が原則ですので、自分で搬入して自分で処理をすることの徹底などになると思います。

(委員)
行政の方で、事業ごみとして出している事業所の把握はしているのか。

(事務局)
事業系ごみの捉え方や仕切り方なども議論する時には検討が必要になってくることと思います。

(委員)
それに関連して、自治会などで行っているリサイクル活動に対して報償金が出されていますが、そちらに事業所から資源物として事業系のごみを出しているようなことはないといえるのか。
そのような点も是非調べて把握してほしい。

(事務局)
市の方も指導の徹底とかを行うように検討します。

(委員)
町田市では、家庭ごみが有料化されている。集団回収では資源物しか出ていない。
集団回収の場所にいろいろなものを置くので、事業者の方が事業ごみを置くことになるのではないか。回収方法を徹底すれば事業ごみを置かなくなるのではないか。

(会長)
各委員の方の御意見は次回以降、議題として取り上げた時にじっくり議論したいと思います。

(委員)
家庭ごみの有料化について、なぜ有料化をするかを議題として挙がるときまでに共通認識として持っていた方が良い。
例えば、ごみ処理費用が多額で市の財政を圧迫しているので、応分の負担を取りたいという理由であれば、一定量以上のごみを排出した人から負担をしてもらう。とか、そうでなくて、とにかく発生抑制をするためということになれば、値段をいくらぐらいに設定すれば、弾力的に発生量が変わっていくかというようなことを考えながら決めていくというやり方になると思う。
また、個別回収のようにサービスの水準を上げるためにコストが掛かるので有料化をするという場合もあると思う。
有料化をするに当たって、こういう理由だからということにより、やり方も値段も変わってくる。そのため、方法の議論をする前に根拠をしっかりしておかないと議論の中身が違ってくると思う。

(会長)
次回以降の審議会では、今まで事務局等で情報収集してあった部分なども提供していただきたいと思います。他にありますか。

(委員)
今後の審議課題の中で、市民活動を推進していくような分野も検証していくべきと思うので、それも検討事項に加えていただきたい。

(会長)
是非、審議会の中で一緒に考えていきたいと思います。

(委員)
市では、審議会を減らそうという動きがあるが、この審議会は継続して存続できるのか。

(事務局)
現在の委嘱期間が、平成19年10月末までですので、少なくともそれまでは審議会は存続します。
また、廃棄物対策審議会は、廃掃法に基づいて、条例で定められた審議会ですので、2年間だけではなく、ずっと存続すると思います。

(委員)
次は6月以降になるという説明だが、その間にいろいろ勉強したいと思っている。そこで、前の審議会からの継続委員はいろいろ資料もあるだろうが、新任の委員に参考として勧める資料があれば是非提供していただきたい。

(会長)
関連資料については事務局にお願いして、6月頃に全員に送ってもらうことにします。
他にありますか。

(委員)
6月の日程はいつ頃決まりますか。

(事務局)
ケロクルタウンの計画の初年度ということもあり、進行管理と18年度のし尿処理施設の再整備の契約などもあります。次の開催日の2週間前までにはご連絡できると思いますが、現時点でいつということは分かりません。

(事務局)
今後の課題については、それまでに何かをやらなくてはいけないというタイミングが決まっているわけではありませんので、事務局の準備が出来次第、皆様の御都合の良い時期をお尋ねして余裕を持って開催したいと思います。

(委員)
計画の進行管理ということがありましたが、目標数値が決まっているということですね。そのための審議会ということでもありますね。

(事務局)
それも含めて、次回の審議会では先程課題として挙げたものなどをどのようにしていくかが議題となることと思います。

(会長)
これからの課題としては、基本計画をチェックしていく機関とアイデアを出していく側の両方を備える会となると思います。是非皆様方の活発な御意見をいただいて流山独自の審議会としていきたいと思います。
他にありますか。

(委員)
流山市のホームページで、審議会の開催状況が各課のページに行かないと見られないのは不便である。トップページに載れば、傍聴者も増えるのではないか。

(事務局)
ホームページは市全体の掲載方法なので、できるかどうか分かりません。容量が増えたためにリニューアルしたのが今の形となっています。担当部署に相談して、可能であればトップページに開催通知だけでも載せるようにします。

(委員)
流山で一番排出量の多いヨーカ堂では、事業系ごみの減量について全国109店舗についてごみ減量を図っている。資源化については、値札の半券まで現場で責任を持って分別し、回収業者にはヨーカ堂の責任として別契約をしている。
そのような先進的な取り組みをしている所を視察しても良いのではないか。 

(委員)
トヨタは一つの部署で、ごみの分別を30ぐらいに分別している。そして、他の人がよけいなものを入れないように鍵をかけて管理している。

(会長)
それでは時間も長くなりましたので、議題(2)については、議論を閉めたいと思います。次の議題(3)のその他で各委員から何かありますか。

(委員)
事務局の対応は、ほとんどがリサイクル推進課長である。クリーン推進課長の発言の機会が無いのであれば、出席をしていなくても良いのではないか。

(事務局)
現時点では、発言の機会は少ないですが、この審議会での御意見を受けた後、施設の運転の関係が入ってきます。運転を進めるためには、事前の準備段階からの経緯を把握しておく必要があり出席しています。

(事務局)
この審議会で議論する点は、廃棄物の全体に関係しますので、事務局として万全の体制で望むため、このような出席者になっています。また、今回の委員の方々はそれぞれ専門知識をお持ちで、相当内容の濃い議論がされています。事務局としては大変勉強になることから、今後とも、関係職員を参加させていただきたいと思っています。

(委員)
この設備はすばらしいが利用が少ない。車で来ないと不便だということもある。初石公民館で行っていたものをクリーンセンターで行った場合、何人こちらに来るか心配だが、もっと施設を利用した方が良い。

(事務局)
施設の利用に当たっては、多くの人が利用をするようにということで、利用目的以外の使用についても、施設が空いていれば申込を受けられることに去年からなっています。ですから、十二分に御利用いただきたいと思います。

(委員)
いずれこの施設も有料となりますか。

(事務局)
公共施設の全体の中での検討ということですので、現在のところどうなるか分かりません。

(会長)
他に何かありますか。なければ事務局からありますか。

(事務局)
次回の開催についてですが、先程議論がありましたが、具体的な日程につては6月か7月頃に通知させていただきたいと思います。

(委員)
日程のすり合わせについては、余裕を持って行っていただきたい。

(委員)
曜日は同じですか。

(事務局)
 なるべく皆様のご出席できる日を選びたいと思いますので、新年度から予定も変わることもあるでしょうから、皆様にお伺いを立てて決めさせていただきたいと思います。

(会長)
他になければ、今回の議事を終了とさせていただきたいと思います。
長時間にわたり誠にありがとうございました。また、次年度もよろしくお願いします。
それでは、これで審議会を終了したいと思います。
ありがとうございました。

4 閉会(午後3時45分)

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