平成19年11月30日審議会

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ページ番号1009633  更新日 平成29年9月15日

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会議の開催

日時
平成19年11月30日(金曜日) 午後1時30分から午後4時まで
場所
流山市リサイクルプラザ研修室
出席
篠山委員、中島委員、高橋(一)委員、高橋(順)委員、角田委員、能村委員、紅谷委員、恵良委員、大橋委員、鈴木委、亀田委員、亀山委員 、中西委員 13名
事務局
環境部松本部長、環境部秋山次長(環境政策課長)、クリーン推進課岡田課長、リサイクル推進課小林課長、同南雲課長補佐、同リサイクル係神田係長、同渡邊主査、同渡邊副主査、同伊藤主任主事
傍聴人
1名
議事
(1)諮問について
(2)その他
資料
1 有料化事例集
2 議事概要(平成19年11月9日)
3 広報ながれやま11月15日号2ページ(写し)
4 議事要旨(平成19年11月9日)
5 意見集約シート
6 これまでのごみ減量・資源化施策について
7 県内有料化の状況について
8 事例集一覧表
9 ごみ収集曜日カレンダー
委員配布資料 新聞切り抜き
追加参考資料 広報ながれやま行財政改革特集号

議事要旨

1 開会

2 あいさつ

3 議事

(1)諮問について

事務局、資料説明。

委員提供資料、委員説明ののち質疑及び意見。

A委員
全国で52パーセント以上がごみ処理有料化している状況を見ると、有料化もやむなしと思うが有料化の議論の前に市の財政状況について確認したい。
どこの市町村も財政が非常に厳しい状況で、有料化によってごみの予算の中でどの程度期待しているのか明確にすることが必要。
ごみ処理有料化によって、見込んでいる試算などがあれば伺いたい。
財政も先行き厳しい状況で、人口増や分別の不徹底でごみ処理費が増えていく中、有料化に期待する分があるのではないか。
事務局 財政状況については、広報ながれやま11月22日号で行財政改革特集号を組んでおり、そちらを配布するので確認願いたい。ごみが減量できればそれ相応に費用負担が軽減できるから効果はあると考えられる。
見込んでいる試算については現在のところないが、ある程度審議会で方向性が出れば示せるものと考えている。その際は、手数料の使途などもご議論いただきたい。

B委員
人口が増えてごみ量も増えることが予想されながら、なぜ可燃ごみの指定ごみ袋を廃止したのか。

事務局
旧ごみ焼却施設の炉の延命のために炭酸カルシウム入りの指定ごみ袋を採用していた経緯があり、クリーンセンターの稼動時に廃止している。

会長
指定ごみ袋の廃止とごみの増減については、資料「これまでのごみ減量・資源化施策について 4 分別区分の経緯」のグラフに重なるわけである。

B委員
有料化する場合は、指定袋制とすれば、ごみ減量の効果があると思う。

C委員
かつての指定袋は、大中小の大きさがあり、割ときちんと出されていたと思う。レジ袋は小さい袋が多く集積所が山になってしまう。集積所に出されるごみの量も指定袋の時代より格段に増えていると感じる。

D委員
有料化の目的のうち負担の公平性という目的は達成できると思われるが、減量リサイクルという目的を本当に達成できるかどうか議論する必要がある。有料化をやったからといってどの自治体もごみが減っているわけではない。千葉市では減量化施策の1つとして生ごみの可燃ガスの原料化のモデルを行っているが、そういう施策も同時に進めていかないと減量化は達成できないのではないか。

会長
今回の議論は、循環型社会の形成という全体の中にごみ処理有料化が位置づけられているというイメージでいる。この審議会でごみ有料化の議論だけではなくいろいろなアイデアを答申に盛り込みたいと考えている。

E委員
ごみ処理有料化には減量意識が働き、資源となるものをごみとしないようにするが、燃やすごみに紙類が37パーセント、プラスチックが17パーセントというデータがあるが、その中で本来は資源化できるものはどれくらいなのか、何らかの方法でわからないものか。

F委員
数字的なものはわからないが、今日クリーンセンターを見学し、可燃ごみのピットを見てかなり資源化できる段ボールなどがあると感じた。

事務局
パッカー車から降ろしたときに分析すると、車両ごとにばらつきが大きいので、組成分析は破砕後の均質なごみで行っている。ごみの中に資源化できるものが相当量含まれているのは確かなのでそれを減らす方向で議論願いたい。

G委員
ごみ処理有料化は目的を明確にしなければならない。ごみを減らすというのが目的なら、有料化は1つの手段でしかなく、いくつかの施策の中からごみ処理有料化が有効だという判断すべきであり、そういう議論をしなくてはならない。有料化せずにごみの減量に成果を上げている仙台、名古屋、横浜などは、徹底的に議論し、有料化ではなく、分別を徹底したと聞いている。1つに絞る必要は無いが、目的を明確にし、優先順位を付けるべきである。そうしないと、細かい議論になったときに、議論の柱がなくなる。事務局の話を伺うとごみ減量化が目的と思うので、そういう視点で議論した方が良いと思う。

会長
こういう議論で注意しなければならないのは数字が先行することである。私は、目的は豊かな暮らしだと思う。減った、減らないではなく、流山市民が豊かな暮らしの結果として、数字が減ったということが望ましい。あまり減量に特化すると数字ばかりが出てきて市民が見えなくなってしまうのではないか。豊かな市民生活が目的で、そこにごみ処理有料化や他の様々な施策が繋がっていくのではないか。ただ、一方で、議論を絞らないと中々先に進まないという部分もある。方向的にはごみ処理有料化をある程度イメージして議論を進めていくこととしたい。

H委員
豊かな生活のためというのは全くその通りである。今、地球規模で、CO2の排出量の削減という大きな問題があり、それは人類が豊かな生活していくため必要である。そのためには、ごみを減らしてCO2の排出を削減しなければならないから、環境省が手引きを策定し、各自治体に検討を促していると私は受け止めている。したがって、財政問題でごみ有料化を捉えているところは少ないと思う。ごみ処理有料化は効果のある手段であり、流山市もそういう時期にきたと思う。

A委員
横浜市はごみの有料化という話しが何年か前に出たが、現在は無料である。分別を徹底し、ごみを減量すれば、処理費が抑制でき、有料化を避けられるという市のコンセンサスがきちっと取れている。横浜市は分別が10分別15品目、そこまで分別し、市は延べ1万回以上の住民説明会を開き、分別ルールを徹底し、違反者からペナルティを取る条例も制定している。横浜の方のある事業所では各事業所のごみを一部持ってきて、全部分別して、15品目のどれにあたるかをグラフに描いて、それを3か月ごとに行い、減量している。横浜市でそれだけのことをやっているのだから、人口15万人の流山市であればできないことはないと思うが、それはいろいろ条件があるから一概には言えないと思う。  
前回、話しに出た雑がみの分別について私自身やってみたが、私の部屋から出るごみはほとんど紙で資源化できるものであった。減量を意識させるということなら、全てを有料化するのではなくて、資源ごみは無料という形を取ればよい。
また、60歳以上は無料化という話しもあったが、年代で区切って無料化することには疑問がある。野田市や君津市はある程度の量までは無料であり、そういうことで高齢者に対する対応はできるのではないか。ただし、要介護などの人は逆にごみが出るので特別措置を設けたほうが良い。
ごみの減量は、みんなで知恵を出し合わせば、大きく減らすことはでき、個人個人が分別という意識を持てれば、答えがでるのではないか、

1.委員
主婦のほとんどは、ごみは捨てるものくらいの感覚でしかない。分別がわからない人も多い。雑がみについて友人たちに話したら驚かれた。ある人が、雑がみを分別したら1日で紙袋に相当溜まってしまったようである。ここで話し合われたことをどのように伝えるかが問題だと思う。ごみ減量推進員を引き受けているが、市から伝えることがあれば、もっと推進員を活用したほうが良い。

B委員
ケロクルミーティングという職員の出前講座があるからそれを利用するのも1つだと思う。私の自治会ではそれを企画し、雑がみについて説明してもらったことがある。

会長
排出量単純比例制、あるいは一定量無料制の場合を導入した場合の具体的な数字やメリットデメリット等の資料を事務局に作成願いたい。

J委員
私はこの有料化について賛成である。事業系ごみは有料化になっており、事業者によって、細かく分別しているところは処理料金が安くなり、そうでないところは高くなっている。それを市民に置き換えれば有料化によって分別意識が生まれてくるのではないかと思う。
アパートやワンルームマンションなどは流山市に住民票を移していない方が多い。そういうことを考えれば有料化は止むを得ないかと思う。

K委員
流山市は人口が増加している。特に南流山周辺ではワンルームマンションが多く、集積所が汚い。これを機会にマンションの管理者等に対する指導を徹底したほうが良い。

会長
私の職場のある青梅市は、ごみ処理有料化を実施しており、そこで、何人かの主婦の方に話しを伺ったところによると、有料化により非常に意識が高まったことが挙げられる。特に青梅市は戸別収集なので自分のごみの責任が生まれるとのことでる。ここでも、アパートやマンションはやはり問題になっている。今後、流山でもそういう住民が多くなることからすると、具体的に議論したほうが良い。

C委員
ごみ処理有料化はごみ減量という意味で、分別が大きな目的だと思う。お金を出すことは嫌がる。お金が入ると一生懸命になる。集団回収はみなさん夢中になっている。その辺のことも含めて自治会単位で細かく皆さんに意識付けることが重要である。難しいとは思うが、市のごみ量で何トン減らすと言ってもピンとこないが自治会単位でこれだけごみが出ていると発表すれば意識を持ってもらえると思う。大きな話しではなく、どぶ板じゃないが、自治会や各家庭単位で話しをすべきである。

F委員
実際に動いていただくのは、自治会というのはよくわかるが、ここは審議会でありあまり細かいことを論じるところではないと思う。この審議会には住民代表ということで自治会の代表の方が入られており、過去においてなされていると思われるが。

K委員
集団回収の報償金の有効活用として、防災セットを各戸へ配布している例がある。そうすることによって、協力者も増え、減量に直接繋がっている。そのようなことを広報に掲載するなどして啓発できないものか。

C委員
報償金の使途として私の自治会では、可燃ごみの指定袋が合った時代はその指定袋を、現在はクリスマスなどに子どもたちに簡単なプレゼントを贈っており、有効に使っている。

H委員
リサイクルで得た報償金は、ごみの減量意識に繋がるように使わなければ駄目である。今、問題となっているのは、そういうことである。各自治体でも、ごみ有料化によって得た収入は基金化して使っている。そういう使い方も1つかもしれないが、ごみ減量に対する意識付け等に使うべきである。

会長
議論の過程で、多少意見が異なることもあるが、活発な議論は歓迎する。市民の豊かな暮らしという目指すところは同じだろうから。次回以降、また具体的な提案というか、市長から諮問されたから答申するのではなく、街づくりの感覚で答申したいと思う。

G委員
流山市は、最終処分場を市内に持っていないという事情が決定的な問題だと思う。流山で出たごみは、最終的に市の外の処分場に持って行っているので、市の安定的な廃棄物行政を続けていくにはごみの減量化は欠かせないと思う。私は、ごみの減量化が大きな目的のひとつだとは思う。

会長
最終処分場の問題、そういうところまで議論していかなければならないと思う。

J委員
広報ながれやまで市民から意見や提案を募集しているがこれはいつまでなのか。また、次回の審議会では出ている意見について発表できないか。

事務局
期限は特に定めていない。出された意見はまとまったところで、審議会に提供したい。

L委員
全国で有料化から無料化した事例はあるのか、ある程度の効果があって、更に今度は有料から無料に変えたところってあるのか。

事務局
今のところ事務局にはそのようなデータはない。

L委員
そうなると有料化を導入した場合は、ずっと有料ということになるのか。

A委員
条例で定めて、3年ごとに見直しているところがあったかと思う。

H委員
横浜市と仙台市という話しがあったがその概要を知りたい。

事務局
横浜市のG30は、ごみを30パーセント減らす計画だが、それは資源ごみを除いた数字であり、広報戦略がうまい。従前、横浜市は、分別がほとんど無く、ごみが増加傾向にあったことから、資源ごみの分別を始めた。実は、流山市では平成15年度からすでに行っていることである。仙台市では、ごみ有料化の条例を定めた。

G委員
横浜市の話しがでたが、横浜市では分別不適物の割合が18パーセントくらいにだと思う。流山市は3割だか、4割だかあったと思うので、まだ10パーセント、20パーセントくらいは、分別できるのかなと思う。有料化を契機にその分別が徹底すれば、量は必ず減ると思う。

会長
数字も大事だが、流山はいい街だと胸を張れる、そういう街にすることができれば、数字は後から付いてくると思う。
今日の議論はこの辺で終了する。

(2)その他

委員より、流山市クリーンセンター環境保全対策協議会の報告。

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