ぐるっと流山 流山史跡ガイドウォーキング(春編)
令和元年5月25日(土曜日)、流山史跡ガイドウォーキング(春編)~親子で流山の史跡を巡ろう! が開催されました。こ公民館とNPO法人流山史跡ガイドの会との協働で実施するこの企画は、史跡巡りを通して流山の特色や歴史を再発見することにより、地元への愛着を深めていただけるよう平成21年からスタートしたものです。
今年は、小学生以上の親子を対象として、紙芝居で分かりやすく巡るガイドウォーキングを企画しました。流山セントラルパーク駅をスタートし1.「愛染堂」、2.「耳垂れ地蔵」、3.「忠犬小金丸」、4.「熊野神社」5.「三本松古墳群跡」6.「東福寺」から南流山駅解散の約3キロのコースを2班に分かれ、ガイドの方々が付き添い途つつ紙芝居を見ながら2時間半ほどかけてまわりました。30度を超える猛暑となりましたが、5家族13人が無事にゴールすることができました。
愛染堂は市の有形文化財に指定されており、この不動明王は厄除けなどの御利益があるそうです。耳垂れ地蔵は中・外耳炎治しの地蔵と説明を受けましたが、今ではあまり言わなくなくなった言葉なので、子どもたちは理解できなかったようで、ガイドの方から「プールに入った時にかかる病気だよ」と説明されたら納得していました。
次に忠犬小金丸伝説の由来のある犬塚に向かいます。小金城主の殿様が愛犬小金丸を連れて思井に狩りに来たとき、殿様を大蛇から守ろうとしていた忠犬小金丸が吠えたのに激怒し、誤って刀で切ってしまったそうです。これを悔い、哀れに思って犬塚が建てられたという悲しいお話でした。熊野神社では、ここにある椎の木が枝分かれしたのが八木という地名の発祥の元となっているとの説明があり、住んでいる地名がここから名づけられている事に参加者は頷いて聞いていました。
三本松古墳跡では、道路わきに三本松稲荷が移設されていました。三本松古墳跡は今後、公園として整備されるそうです。東福寺では、鴨に田畑の農作物が荒らされたため、境内の彫刻の鴨に釘を打ったところ、荒らされなくなったことから目つぶしの鴨と言われるようになった目つぶしの鴨の由来を聞きました。
小学生以上の親子を対象としたガイドウォーキングは、今回が初めての企画でした。参加した親の方からは「歩く距離かちょうど良かった」、「小学生向けのガイドウォークを今後も企画してほしい」、「草花のことも学習できた」、「楽しかった」などのアンケートをいただき、好評のうちにウォーキングを終えました。この催しは、春と秋の年2回開催します。興味がある方は、次回の秋の回にご参加ください。問い合わせは文化会館(04-7158-3462)まで。
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