ぐるっと流山 めだかの会が「こがわ」をきれいに
16回目の清掃活動 約70人が参加
朝9時の作業開始に先立ち、嶋村代表があいさつで「今日は天候に恵まれ、清掃もはかどると思います。たくさんの団体の方に参加いただいていますが、みんなで協力してごみを集めましょう」と述べました。続いて、加岸自治会の根本守会長は「皆さんの地道な活動のおかげで、こがわもだいぶきれいになってきました。今後も生物多様性を守りふるさとの川を守っていきましょう」とあいさつしました。参加の方々は、川沿いの遊歩道や土手のごみを拾う班、川の中のごみを拾う班に分かれて作業を開始しました。
子ども会のみなさんは富士橋から小谷橋の間を、自治会のみなさんは富士橋から水門までの間を歩き、落ちているごみを拾いました。今回で3回目の参加という佐藤沙羅さん(流山北小3年)は「たばこの吸殻やコンビニのおにぎりのフィルムがたくさん落ちていてびっくりしました。拾ってきれいになったので楽しかったです」と感想を教えてくださいました。また、千葉潤人くん(流山北小3年)は「いつもお父さんと一緒に川のそばを自転車でツーリングしているので、ちょっとずつでも川がきれいになって嬉しいです」と話していました。
胴長靴を履きとび口を手に川に入った消防団や地元業者のみなさんは、川底のごみを探しました。清掃活動を始めた14年前は自転車や冷蔵庫、電子レンジ、テレビが捨てられていたそうですが、年々不法投棄も減り、今回集められたごみはおよそ1トン弱でした。作業中にはモクズガニやナマズ、ウナギなどの姿が見られたほか、水面近くを飛ぶカワセミも見られ、水質が良くなっていることがうかがえます。子どもたちも「川の中に入りたい!」と興味深そうに大人たちの作業を見守っていました。
午前11時ごろには作業も終わり、嶋村代表より「近年はごみが少なくなり短時間で作業が終えられるようになりました。参加のみなさんにはご協力いただき感謝しています。子どもたちには、身近な川に接して自然に親しんでほしいと願っています。また、このような体験が、ごみを捨てないという感覚を育ててくれると信じています」とお礼の言葉が贈られました。この日の様子は、地元ケーブルテレビのJ:COM東葛葛飾でも取材され、5月2日のデイリーニュースで紹介されました。
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