ぐるっと流山 森の図書館「初心者のための野鳥観察」

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ページ番号1036099  更新日 令和4年5月13日

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令和4年4月7日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。

 令和4年4月7日(木曜日)、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。当日は新型コロナウイルス感染症予防のため、検温、消毒、参加者全員のマスク着用などの対策を講じて実施されました。
 森の図書館の周辺は、東深井地区公園(古墳公園)や利根運河など、木々や水場のある豊かな自然が多く残されています。「初心者のための野鳥観察」は、年に数回、周辺に生息する野鳥を観察することで、流山の自然を身近に感じてもらうために企画されています。
 

令和4年4月7日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。

 解説は「日本野鳥の会」「ふじしろ野鳥と楽しむ会」に所属している森の図書館の司書が行います。図書館オリジナルの手作りミニ図鑑には、流山周辺で見られる野鳥49種類を掲載。見つけた鳥の写真にチェックを入れると、あとで鳥の名前や姿を確認することができます。当日は14人が参加しました。図書館を出発して古墳公園を抜け、運河沿いを歩き、運河駅近くで解散するコースです。春らしくウグイスがさえずる、よく晴れた野鳥観察日和でした。

令和4年4月7日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。

 古墳公園の中ではあちこちから鳥の声が聞こえていました。歩いていると、近くの木にシジュウカラが飛んできて「ツピツピ」とさえずりました。ネクタイのような模様の太さで、オスかメスか分かると、その特徴についてスタッフが説明しました。そのほかの鳥は高いところにいたり、素早く動くのでなかなか姿を確認できませんでしたが、ヒヨドリ、カワラヒワ、メジロなどがいることが鳴き声からわかるそうです。
 

令和4年4月7日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。

 「ギー」と鳴く声の主を双眼鏡で見てみると、体を縦にして木の幹を器用に登っていく鳥が観察できました。日本最小クラスのキツツキの仲間、コゲラです。近くの木でじっとしていたので、鳥用の望遠鏡で参加者はかわるがわるその姿を観察出来ました。20から45倍の双眼鏡で見るとより大きく見えるので、参加者はとても喜んで観察していました。
 

令和4年4月7日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。

 古墳公園を後にし、住宅街や林を抜けて運河に向かいました。一面の菜の花が見事です。前回キジやカワセミが見られた場所ですが、鳥の姿はありません。その代わりのように、対岸にタヌキが現れました。転がったりぼーっとした姿をしばらく見せてくれました。そこに暮らす哺乳類の個体数や種類の多さは、生態系の豊かさを表しています。
 

令和4年4月7日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。

 その後、運河駅方面に向かっていきました。魚を狩って食べるアオサギや、木の上で眠るカルガモなど、普段は見られない鳥たちの姿が、鳥用の望遠鏡で手が届くような近さに見えます。まだ残っている冬鳥のヒドリガモや、春を告げるツバメも観察されました。モズやオオバンなども確認され、全部で19種類の鳥を観察することができました。野鳥の鳴き声や色の特徴などを質問する熱心な参加者もいました。
 

令和4年4月7日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。

 図書館には、鳥の図鑑や野鳥観察に関する本、利根運河周辺の野鳥が紹介されている本など、野鳥観察に参考となる資料が多数所蔵されています。ぜひ、散策した際に見た野鳥や、庭に立ち寄る野鳥などを調べてみてください。次回の開催は秋に予定しています。詳細は、今後の広報ながれやまや森の図書館ホームページをご覧ください。

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