ぐるっと流山 流山寄席

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ページ番号1032625  更新日 令和3年10月23日

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流山落語同好会などがチャリティ企画

寄席の様子

 令和3年10月16日(土曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で「流山寄席」が開催されました。この流山寄席はコロナ禍の暗い世相の中で「笑いで社会貢献を」と企画されたもので、新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、流山落語同好会と生涯学習センター、流山市社会福祉協議会の三者共催で実施されました。会場に置かれた赤い羽根共同募金の募金箱には2万4,600円もの寄付が集まりました。流山落語同好会は、50代~80代の会社員や経営者、現役を退いた方々などの皆さんによって組織されています。

寄席の様子

 それぞれが若い頃からの落語好きが高じて高座に上がるようになったアマチュア落語家で、これまで地域の福祉施設などに招かれ得意の噺(はなし)を披露していましたが、令和元年春に同好会を結成。笑いで社会貢献ができたらと赤い羽根共同募金へのチャリティ企画として開催されました。
 開口一番は、流山落語同好会の最若手「助さん家格さん」さんでした。中学生の時に落語に出会い、大学では落語研究会に所属。50歳を目前に、約30年振りに高座に上がったこの日は、若い連中がサイコロのチョボイチ博打を開帳する古典落語の「看板のピン」で笑いをとりました。

寄席の様子

 二番目に登場したのは、大学時代は落研創立メンバーで初代会長を務め、故郷の札幌では周年記念講演会を開催しており、来年55周年を迎える「泉家ゆうもあ」さん。松戸市の「一芸と川の歌コンサート」には平成29年から3年間出演しました。この日の演目は、掛取りが大勢押し寄せる大みそかに、熊さんが相手の好きなものを話題に返済を伸ばそうとする「掛け取り」を披露しました。

寄席の様子

 第一部のトリに登場したのは、流山市の東部地区で長年自治会長をされている「其之鯛壱」さん。大阪のご出身で子どもの頃から「お笑い」に親しんできた生い立ちから、6年前より独学で上方落語を始めました。演目は、じりじりと焦げてきそうな夏の盛りの昼下がりに、横町の隠居のところへ褌(ふんどし)に麻の甚平だけという長屋の男がやって来て餅を食べる「蛇含草」でした。

寄席の様子

 換気のための中入り後に登場したのは、高座名のとおりお酒が好きで、ウォーキングをしながらの稽古が日課になっている「徳利亭酒楽」さん。昨秋の第1回流山寄席が初高座でデビュー1周年。演目は、おじさんの店の手伝いをしている与太郎と客との失敗ばかりのやり取りを演じる「金明竹」でした。

寄席の様子

 次に登場したのは、播州播磨のご出身で、瀬戸内海の温暖な土地育ちのためかのんびりしたところがあり、「どんな噺を聞いたか覚えていないが面白く楽しかった」という落語をしたいという「はりま家扇べえ」さん。演目は、高齢化社会の元気なお年寄りの姿で楽しく笑いを誘う「老婆の休日」でした。

寄席の様子

 第二部のトリに登場したのは、昭和18年亀有に生まれ、22歳で流山に越された、素人落語歴50年という「流々亭山助」さん。最近では福祉施設などで年間15回くらいの高座を続けています。演目は、髪結いで亭主を食べさせているお崎が仲人の家に来て、今度こそ愛想が尽きたので別れたいという「厩火事」でした。

寄席の様子

 再びの中入りの後登場したのは、東京下町の生まれで、子どもの頃から上野の鈴本亭に通っていたという「呑気亭喜楽」さん。披露したのは、大酒飲みで酒乱で乱暴者、らくだのあだ名の馬さんは近所から嫌われているが、兄貴分が長屋を訪ねるとフグにあたって死んでいたことから騒ぎが起こる「らくだ」でした。

寄席の様子

 大トリは、流山落語同好会の会長で84歳の「好々家あふ楽」さん。保険代理店を営み、社会への「ささやかな奉仕」としてボランティア出前落語を思い立ち、カルチャーセンターの落語教室に通って、出前寄席を続けられています。演目は、伊勢屋の若旦那と大工の棟梁の娘との恋の橋渡しをし、仲を取り持った熊さんが婚礼の仲人を頼まれ、横町の隠居のところへ相談に行く「高砂や」で笑わせました。

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