ぐるっと流山 女性史講座を開催

このページの情報をXでポストできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号1029194  更新日 令和2年11月27日

印刷大きな文字で印刷

写真:講座の様子

 令和2年11月8日(日曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で「女性史講座~与謝野晶子と樋口一葉の生涯~」が開催されました。講師は、講談師の宝井琴桜さんと、松戸市民劇団理事長石上瑠美子さんのお二人です。「みだれ髪」「君死にたまふことなかれ」など数多くの作品を残した与謝野晶子の生涯を宝井琴桜さんが講談で語り、「たけくらべ」などの名作を24年という短すぎる生涯の中で書き上げた樋口一葉の生き方を、石上留美子さんが語るという2部構成でした。

写真:宝井琴桜さんの講談

 第1部の講談は、宝井琴桜さんの軽快な語りから始まりました。釈台代わりの講演台を張り扇でパパン、パン、パン叩くと一瞬で会場の空気が変わり、参加者の皆さんが宝井さんの世界に引き込まれていくのが伝わりました。晶子の夫・鉄幹の執筆活動が思うように進まぬ姿と、現代の定年退職した男性とを比喩し、会場を沸かせるなど、宝井さんの語りに受講の皆さんは聴き入っていました。夫の洋行のためのお金を工面し、家計のやりくりも上手だった晶子。商家の娘だったと説明があると、うなずいている方々もいらっしゃいました。

写真:石上留美子さんのお話

 第2部の石上留美子さんのお話は、女性の活躍の黎明期を飾った与謝野晶子と樋口一葉という2人の生き方を探ることからスタートしました。一葉は短い生涯でしたが、奇跡の14カ月と言われる22~24歳の間に、代表作「たけくらべ」「十三夜」など20冊以上の小説や4千首を超える歌、日記を残しました。与謝野晶子とは違い渡航経験もなく、江戸の市井に短い人生を終えましたが、長生きしていれば、新しい作品を数多く世に送り出していたかもしれません。石上さんは、「一葉と晶子は、置かれた環境は違うが、2人ともそれぞれの生涯を懸命に生きた。時代の少しの違いが、違う生き方になっていった」とお話しされました。

写真:女性史講座の様子

 会場の皆さんは、一葉と晶子の生涯をテーマに、抑揚のある話調での講談や映像を交えたトークを通じて、楽しみながら女性史について考えていらっしゃるようでした。
 参加者からは、「講師のお二人の話を聴いて、与謝野晶子と樋口一葉の生涯をより深く楽しく学べました」などの感想が寄せられました。

 

ご意見をお聞かせください

このページに問題点はありましたか?
(複数回答可)


このページに関するお問い合わせ

総合政策部 秘書広報課
〒270-0192 流山市平和台1丁目1番地の1 第1庁舎3階
電話:04-7150-6063 ファクス:04-7150-0111
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。