ぐるっと流山 森の図書館でフードドライブを開催
令和2年11月7日(土曜日)、森の図書館で、家庭で余った食材や日用品などの寄付を受け付けるフードドライブが行われました。この取り組みは、流山市社会福祉協議会の後援で同館で定期的に続けられているもので、当日は朝10時からのスタートを前に、「家にあったもので少しだけでも役立ててもらえたら」と出勤前に立ち寄る同館スタッフの姿もありました。
本を借りにいらした利用者の方が「フードドライブが行われているのを知らなかったので、家に取りに帰って、もう一度来ますね」と、わざわざ食材を取って来てくださるなど、皆さんの温かい気持ちに、寄付を受け付けていた「とうかつ草の根フードバンク」の方々も感激されていました。
お子さんと一緒にお菓子をお持ちになったご家族や、お米をくださった農家の方、「家に余っているこんなものでも大丈夫?」と尋ねてからお持ちくださった年配の方など、さまざまな方々からの善意が寄せられました。会場となった森の図書館のロビーでは、本を読まれている方や勉強をされている方も少なくないことから、小声でのやりとりになりがちですが、ご厚意は受付を担当していたスタッフの方々に十分伝わっている様子でした。
10時から正午までの2時間のフードドライブでしたが、この日、お持ち寄りいただいた食材などは、缶詰やレトルト食品、調味料、麺類、お米など合計約116キログラムにも及びました。お寄せいただいた食材などは、「とうかつ草の根フードバンク」を通じて市内の子ども食堂で子どもたちのために活用されるとのことです。
主催した森の図書館では、今年7月に「はしもとあやのまんがで知る「こども食堂」と「フードバンク」」展を開催し、子ども食堂やフードバンクを応援してきた経緯から、こうしたフードドライブを続けています。この展示会で作品を提供された市内にお住まいの漫画家・はしもとあやさんも会場で食材などの受付を応援してくださいました。
同館では、令和2年11月15日(日曜日)まで、はしもとあやさんが描いてくださったブックカバーとしおりを来館の方々に進呈しています。この企画は、読書週間の一環として企画されたもので、ブックカバーとしおりには、はしもとさんの漫画などが描かれ、子ども食堂やフードバンクについて知ることができます。また、今回初めて会場にお目見えした「とうかつ草の根フードバンク」ののぼり旗も、はしもとさんの手にによるものです。
同じく、11月7日(土曜日)、江戸川台東自治会館では、「みんなの江戸川台キッチン」による食材やお弁当などを無料配布するフードパントリーが行われました。今回は、株式会社オリエンタリズムからお弁当の提供をいただいて企画されたものです。
現在、流山市内には11カ所の子ども食堂があるほか、11月中には12カ所目の始動が計画されるなど、その輪が広がっています。新型コロナウイルス感染症の影響で、みんなで集まっての会食が難しい子ども食堂では、こうしたフードパントリーが続けられています。
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