ぐるっと流山 第10回一茶双樹俳句交流大会 表彰式

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ページ番号1023641  更新日 令和1年11月29日

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写真:会場の様子

 令和元年11月24日(日曜日)、庭園の紅葉も見頃となった一茶双樹記念館で、「第10回一茶双樹俳句交流大会」表彰式が開催されました。井崎市長をはじめ、入賞者の方々とそのご家族、ご関係の皆様など、約150人が集まりました。
 10回目を迎えた今年の「一茶双樹俳句交流大会」は、総数10,898句の応募があり、これら応募作品の中から、最優秀賞・優秀賞・入選の各賞について、「児童・生徒(小中高)の部」は流山俳句協会により、「一般の部」は、俳人協会評議員で東洋大学名誉教授の坂本宮尾(さかもとみやお)さんを選者に、それぞれ選定いただきました。

写真:大会概要と協賛紹介パネル

 また、全応募作品の中から、流山俳句協会による予備選考を経た766句を、9月21日~10月6日に開催した「一茶双樹まつり」にて記念館に展示し、来館者の皆様による投票を行い、その結果をもとに、一茶双樹記念館選による特別賞「一茶双樹賞」を各部から1点ずつ選定しました。
 11月24日の表彰式では、各部の入賞作品、計79句が発表されました。また、過去9回と同様、今大会にも、記念館ゆかりの「天晴みりん」の販売元である三菱商事ライフサイエンス株式会社をはじめ、多くの関係団体・企業等から協賛があり、多彩な副賞賞品が提供されていました。

写真:井崎市長の挨拶

 井崎市長からのあいさつの後、小・中・高校生、そして一般の部の順に、入賞作品の発表と賞状授与が行われました。各部の最優秀賞は、小学生の部では、おおたかの森小5年・木崎太賀(きざきたいが)さんの作品「えん筆は4Bが好き子どもの日」、中学生の部では、南部中2年・海老原宏美さんの作品「いわしぐも白が筆からあふれだす」がそれぞれ受賞、図書・博物館長より賞状が授与されるとともに、協賛者からの副賞賞品が紹介されました。残念ながら今回、高校生の部では、最優秀賞該当作品はありませんでした。小・中学生のお二人には、副賞賞品として、地元の老舗・京料理かねきの一茶弁当お食事券が贈られました。

写真:小学生の部の表彰

 最優秀賞に続き、小学生の部では、江戸川台小3年・佐藤美咲さん、小山小2年・吉田海斗さん、鰭ケ崎小6年・池羽結美さん、八木南小5年・新谷浩輝さんが優秀賞を受賞、江戸川台小5年・池田奈菜美さんら15人が入選、そして特別賞「一茶双樹賞」には、江戸川台小6年・岩田陽咲(いわたはるさ)さんの作品「母の日の夕食わたし作ります」が選ばれました。
 続く中学生の部では、おおたかの森中3年・松本一平さん、東深井中3年・内田幸樹さん、八木中3年・金子祐汰さん、松戸市立第四中3年・益田葉那さんが優秀賞を受賞、おおたかの森中1年・遠矢祥太郎さんら15人が入選、そして特別賞「一茶双樹賞」には、柏市立大津ヶ丘中2年・山崎奏和さんの作品「夕焼けにドボルザークの音響く」が選ばれました。

写真:双樹亭・中門と庭園の紅葉

 さらに、高校生の部では、千葉県立流山高校3年・小賀坂夏希さん、千葉県立特別支援学校流山高等学園2年・齋晴樹さん、埼玉県立所沢北高校2年・吉冨快斗さん、福井県立丸岡高校2年・小林陸人さんが優秀賞を受賞、千葉県立特別支援学校流山高等学園1年・田中裕登さんら5人が入選、そして特別賞「一茶双樹賞」には、千葉県立流山高校3年・元田朱音さんの作品「羨ましい進路の決まった台風は」が選ばれました。

写真:作品パネル

 続いて一般の部では、流山市の荒井久雄さんの作品「運河より江戸川に入る花筏」が最優秀賞を受賞され、副賞として日本料理柳家のお食事券が贈られました。
 さらに、野田市の春山武雄さん、柏市の須藤義紀さん、茨城県取手市の森本裕子さん、神奈川県伊勢原市の高梨裕さん、流山市の小谷明美さんが優秀賞を受賞し、香取市の増田都美子さんら20人が入選。そして特別賞「一茶双樹賞」には、流山市の平田マサ子さんの作品「たんぽぽや種飛ぶ時は背伸びして」が選ばれました。

写真:作品パネル

 来賓の秋元本家の第十二代当主・秋元智城さんからは、信濃出身の一茶にとって、双樹の流山が第二の心のふるさとであったことを、一茶と双樹への深い愛情を込めて語っていただきました。また、双樹が開発した白みりんを今に引き継ぐ「天晴みりん」を販売する三菱商事ライフサイエンス株式会社醸造調味料酒類事業部副事業部長・殿川隆志さんからも、流山の俳句文化のさらなる盛り上がりに期待するあいさつがありました。

写真:作品パネル

 この後、選者である坂本宮尾さん、流山俳句協会会長・北川昭久さんよりそれぞれ講評をいただきました。
 坂本さんからは、句を小さな一枚の葉書きに例え、たった17文字の中に、表したいこと、伝えたい気持ちを表現できることに価値があるというお話があり、一般の部の上位入賞作品について、それぞれ講評と心温まるコメントがありました。また、子どもたちの入賞作品からは、見たまま、感じたままをそのまま言葉にできることの素晴らしさを評価され、これからも、さまざまなものを見て、体験し、感受性を磨いてほしいと励ましの言葉がありました。
 北川さんは、双樹の時代から流山に連綿と息づく俳句文化と、市内の学校での指導など流山俳句協会の取り組みについてもお話しいただき、児童・生徒の部の主な入賞作品についての温かな講評で締めくくられました。

写真:庭園の紅葉

 入賞者やご家族の中には、一茶双樹記念館を初めて訪れた方も多かったようで、紅葉美しい庭園や作品の展示パネルの前で記念撮影をする姿も多く見られました。子どもたちにとって、一茶と双樹ゆかりの地でのこの体験が、俳句や文学、あるいは郷土の歴史・文化にさらに興味を深めるきっかけとなったようです。なお、79句の入賞作品のパネルは、表彰式後も12月末までの予定で双樹亭に掲示され、鑑賞することができます。また、一茶双樹記念館では、今大会の入賞作品および「一般の部」の応募作品(3句1組の中から1句掲載)、「児童生徒の部」の予備選考通過作品を掲載した作品集を作成・頒布しています(1冊200円)。
 入賞作品は、12月中旬から令和2年1月中旬ごろまで、流鉄流山線の全車両に掲示する予定です。詳細は一茶双樹記念館(電話04-7150-5750)にお問い合わせください。

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