ぐるっと流山 流山郷土史検定
令和5年1月10日から21日までのうちの5日間、文化会館でNPO法人流山史跡ガイドの会と協働による郷土史検定講座が開催されました。この講座は全5回の開催で、講座終了後に郷土史検定試験が実施されました。今年で12回目を迎えた本事業は、2回の史跡巡りと3回の座学から構成された内容でした。コロナ禍の影響かキャンセルする方が多く、受講者は5人となりました。
第1回目の講座は1月10日(火曜日)、同会のみなさんによる歴史や文化財の説明があり、受講者は流山市教育委員会発行の「チェック! 流山のむかし」を確認しながら、流山の歴史の理解を深めました。
第2回目の15日(日曜日)は、流山本町界隈の現地見学です。文化会館を出発した後、葛飾県・印旛県の成り立ちの話があり、県庁が存在した経緯や光明院・赤城神社を巡り流山のいわれについて理解を深めました。
第3回目の20日(金曜日)は、成顕寺や諏訪神社周辺を巡りました。成顕寺では、寺院と神社が同一の建物である珍しい神仏習合の御堂拝殿を見学し、諏訪神社では「源義家鞍掛之枩」のいわれなどについて学びました。
現地を見学したあとの講座では、現地で説明できなかった部分を解説しました。同会のみなさんは、現地の写真や地図を取り入れたパワーポイントや当時の地図などを使って丁寧に説明を行い、受講者はそれら解説をテキストやノートに書き込んでいました。受講生からは「地域への見る目が変わりました」など、楽しく学んでいる感想が聞かれました。
1月31日(火曜日)に検定試験が行われ、2月7日(火曜日)に合格証書授与式が行われました。流山史跡ガイドの会の理事長・青柳さんから合格証書が手渡され、講座以外でも勉強に励んできた受講者のみなさんは、笑顔で合格証書を手にし、全員で記念撮影を行いました。
全5回の講座と検定試験を修了した参加者からは、「なかなか面白かったです」「5回に集中され流山の歴史の要点が分かりました」などの声が聞かれました。文化会館では、今後も流山の歴史に深く関心のある方を対象に歴史講座を開催していきます。興味のある方はぜひご参加ください。
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