ぐるっと流山 かっちゃんのパソコンマウスのゆめ展

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ページ番号1017002  更新日 平成29年12月5日

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写真:展示されているマウス

 平成29年12月24日(日曜日)まで、森の図書館では、森の図書館主催・流山市社会福祉協議会後援による障害者週間企画展示「かっちゃんのパソコンマウスのゆめ展」を開催しています。障害者週間は、「障害者の福祉についての関心と理解を深め、障害者があらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めること」を目的に制定されました。森の図書館では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の故・戸谷勝國さんがパソコンのボールマウスで描かれた絵の回顧展を行っています。

写真:展示される戸谷の経歴など

 戸谷勝國さんは、59歳の時に筋肉が徐々に縮む難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、平成26年に亡くなられました。生前、悪化していく症状に、歩行や会話も難しくなり、人工呼吸器を付けての生活の中で、右手の親指と人差し指だけが動く状態だったといいます。元々、油彩画など絵を描くことが好きだったという戸谷さんは、入院先の病院でパソコンのボールマウスで絵を描くことを教わりました。ボールマウスは、通常のマウスのように直接機器を持って動かす必要はなく、指先を使ってボールを回転させることでパソコンの操作を行うことができます。

写真:展示作品の一部

 教わったボールマウスの操作で絵を描き始めた戸谷さんは、故郷の長野県戸隠の風景や、水面に映る花火の姿をイメージしたものなど、多くの絵を「かっちゃん」というハンドルネームでSNSに発表していきました。今回の展示作品にもある「真夏の夜の夢花火」は、平成20年に「第27回肢体不自由児・者の美術展」でNHK厚生文化事業団賞を受賞されています。

写真:展示された絵画

 森の図書館での個展は、平成20年、21年に続いて3回目の実施です。展示されている18点の作品は、代表作「真夏の夜の夢花火」のほか、雪景色を描いた「天使の足跡」、バイオリンを弾く猫「太助」など題材はさまざまです。絵の数点には、当時会話ができなかった戸谷さんが視線で反応する装置で文字入力を行い、絵に対する思いが一緒に展示されています。この企画展は、日本文化の魅力を発信するとともに、レガシー創出のための文化プログラム、「beyond2020」認証を受けています。

写真:展示作品の一部

 また、 同時開催として森の図書館館内では「ゆめに向かって輝く人たち」展を行っています。戸谷さんのように障がいがありながらもスポーツや文化活動など夢に向かって活躍されている方々の図書を紹介した展示です。開催はギャラリー展示、館内展示共に、12月24日(日曜日)まで。時間は9時30分~17時です(月曜日休館)。お問い合わせは森の図書館(04-7152-3200)までご連絡ください。

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