平成28年度(抜粋)
目次
1 流山おおたかの森駅周辺の駐輪場について
2 つくばエクスプレスの混雑緩和について
3 介護支援サポーターの交付ポイント上限引き上げについて
4 歩道の自転車走行について
5 子ども医療費について
6 甲状腺検査について
7 地域猫活動について
8 緑地の計画的な配置について
9 保育園への入所について
10 保育園入所審査に係る自営業者と会社員との点数差について
11 保育料の値上げについて
12 児童手当の見直しについて
13 庁舎内の危機管理体制について
14 野馬土手について
15 利根運河について
16 子育て支援施設について
17 横断歩道の設置について
1 流山おおたかの森駅周辺の駐輪場について
流山おおたかの森駅周辺の駐輪場が不足していると思います。駐輪場を増やしたり駐車可能台数を増やすなどの対応が必要と感じます。現在整備中の西口エリアは、今後住宅等も増えていくことも想定して拡充をお願いします。
回答
現在までに流山おおたかの森駅周辺には合計で約2,800台駐輪可能な自転車駐車場を整備しており、現在のところ空きがある状況です。しかし、御指摘のように人口増加により自転車駐車場利用者も増加傾向にあり、不足が生じることのないよう新たな自転車駐車場確保に向け準備を進めています。
2 つくばエクスプレスの混雑緩和について
つくばエクスプレスは、流山市やつくばエクスプレス沿線の住民増加に伴い、平日の通学・通勤時間帯がかなり混雑してきている状況です。今後も住民増加が見込まれると思うので、車両を増やすなどの改善をつくばエクスプレス側に働きかけて欲しい。
回答
市では鉄道事業者「首都圏新都市鉄道株式会社」に対し、混雑状況の緩和に向け、平成22年度から沿線自治体と共同で機会あるごとに車両編成8両化の要望を行ってきております。残念ながら要望に対する対応は今なお示されておりません。今後も沿線自治体と協力し、6月の株主総会をはじめ機会あるごとに混雑緩和に向けて強く要望してまいります。
3 介護支援サポーターの交付ポイント上限引き上げについて
介護施設の慢性的な人手不足の改善や、介護支援サポーターとしてできるだけ多くの方に1回でも多く活動してもらうために、介護支援サポーターの交付ポイント上限を引き上げて欲しい。
回答
介護支援サポーター事業は、元気な高齢者の方々がボランティアとして社会参加していただくことで、ご自身も末永く健やかな生活を送っていただくという「介護予防」を目的としております。また、従事者不足が懸念されている介護サービスの後方支援的な活動を行っていただくことで、質の向上が期待されています。
この事業はボランティアの一環という趣旨で実施しており、ご提案のポイント上限の引き上げについては現時点では考えておりませんが、多くの市民の皆様にご参加いただけるよう、広報紙やホームページでの周知、説明会の実施などにより、制度理解を深め、サポーターの増員に努めてまいります。
4 歩道の自転車走行について
流山おおたかの森駅周辺は、UR都市機構の区画整理地内で立派な歩道を作っていますが、歩道に自転車専用レーンがありません。歩いているとスピードを出した自転車に追い越されて危険です。何度もこわい思いをしました。次に新しく歩道を作る時には是非考慮して欲しいです。また、自転車が走行可能な歩道には「歩行者優先」の表示があればと思います。
回答
自転車については、道路交通法で軽車両とされているため、原則として歩道ではなく車道の左端を通行することとされていますが、13才未満の方、70才以上の方、体の不自由な方が乗車する自転車は歩道の通行が可能となっています。また歩道によっては「自転車通行可」等の道路標識があり、一般も含め自転車の通行が可能です。
歩道は基本的に歩行者優先のため、自転車が歩道を通行する時は車道寄りの部分を徐行しなければならないこととなっています。ご提案の「歩行者優先」標識については、通行規制であり警察の管轄となるため、現状を確認し、土地区画整理地内の歩道や自転車通行帯を含めた道路整備とあわせ、警察や土地区画整理事業施工者であるUR都市機構と協議してまいります。
歩道でヒヤッとする経験をされたとの事でしたが、流山市では昨年も広報紙の1面で自転車のルールについての記事を掲載したり、交通安全教室を自治会や子ども会、老人クラブなどを対象に随時行っています。今後も同教室の実施や交通安全に関する情報を市広報紙で適宜発信を行い、「被害者とならない」「加害者とならない」ための啓発に努めてまいります。
5 子ども医療費について
子育てしやすい環境を求めて流山市に引っ越してきましたが、子ども医療費が無料ではなく非常に驚きました。子育て世代にPRしている流山市で子どもの医療費が発生するのは想像していませんでした。ぜひ子ども医療費無料化の検討をお願いします。
回答
子ども医療費助成制度は、都道府県ごとに基準が定められていますが、財政状況により異なっております。東京都では子ども医療費の一部負担金を全額助成していますが、千葉県では所得制限を設け、入院に係る助成対象を中学校3年生まで、通院に係る助成対象を小学校3年生までとしています。住民税所得割非課税世帯に対しては全額助成し窓口負担は無料、非課税世帯以外については入院・外来とも窓口負担を300円とし、それを超える額を助成対象としています。
各市町村でこれに上乗せする形で助成を行っており、流山市では所得制限を撤廃しているほか、自己負担額についても200円とし、平成25年12月から「通院に係る助成対象を小学校6年生まで」、平成26年12月から「通院に係る助成対象を中学校3年生まで」と段階的に助成内容を拡充し、子育て世帯への支援に努めてまいりました。
子育てについては、流山市でも様々な施策を行っておりますが、限られた予算を医療費だけでなく、保育園の整備や教育の充実、公園の整備等に必要に応じて振り分けていく必要があり、現状では非課税世帯以外への子ども医療費完全無料化の予定はありません。しかしながら、自治体の財政状況による不均衡が生じることのないよう、統一的な子ども医療費助成制度の整備を今後も引き続き国及び県に要望していきます。
6 甲状腺検査について
甲状腺検査は、放射能の影響に関係なく普及してきている先進的な医療技術なので、流山市も積極的に取り組んで欲しい。なお、柏、松戸、我孫子では甲状腺検査を実施しています。
回答
本市では、現時点で健康診断実施や検査費助成を行う予定はありませんが、放射能の影響を危惧される保護者の方々の多くは、既にご自身の判断により検査実施医療機関で受診をされているものと思慮します。
御指摘のとおり、松戸市、柏市、我孫子市では甲状腺エコー検査への助成を行っていますが、3市ともに「放射線による健康への不安の解消」を目的に実施しているとのことです。
本市においては、従前より実施している放射線専門医による「放射線に係る健康相談」を継続的に行うことで、放射線の健康影響に対する市民の皆様の不安解消を図ってまいります。
7 地域猫活動について
地域猫活動への支援をお願いします。昨今、全国の各自治体は犬猫殺処分から保護する活動に移行しているところです。動物を愛しむ優しい人間を育む教育のために講演会を催している自治体もあります。飼い主のいない猫が増えたり、邪険な目に合わないように、有志の方々が苦労して地域猫活動をしています。「子育てにやさしい街」とともに「動物にもやさしい街」をアピールして下さい。
回答
千葉県では、動物の愛護などを規定した「千葉県動物の愛護及び管理に関する条例」等を定めており、市内では向小金田島自治会が地域ぐるみによる地域猫活動を実施しています。動物愛護の講演会についても、平成27年度、協力団体のお力添えをいただきながら開催しており、今年度も開催する予定です。また、定期的に動物の正しい飼い方や、千葉県動物愛護センターが行う犬猫の譲渡会について、広報等で周知を図っているところです。
殺処分数は年々減少していますが、飼い主が責任をもって動物の一生と向き合う事が重要です。今後とも、適宜講演会の実施や広報等により、多くの市民の皆様に動物愛護への理解を深めていただけるよう啓発に努めます。
8 緑地の計画的な配置について
おおたかの森駅周辺にマンションが乱立し、緑地が少ないように感じます。計画的に配置して欲しい。
回答
流山市では、開発で失われた緑を回復・再生するための取り組みとして、事業所や住宅地内の緑化を推進し、緑の連鎖を図る「グリーンチェーン戦略」をはじめ、公共施設や道路用地などの空いたスペースに植樹する「まちなか森づくりプロジェクト」を実施しています。
流山おおたかの森駅周辺は、土地区画整理事業が進められており、「土地区画整理法」で定められた公園確保率(事業区域面積の3%)を上回る3.9%(10.8ha)東京ドーム2.3個分の公園用地を確保し、15カ所の公園と18カ所の緑地を順次整備中です。また、オオタカの棲む市野谷の森から駒木・十太夫地区の大堀川水辺公園まで街路樹や緑地を連続的に配置しております。今後とも、地権者や開発事業者の協力をいただきながら緑化を推進してまいります。
9 保育園への入所について
「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」というキャッチコピーを拝見し、「子育ての街・流山」というところに安心して転入しましたが、保育園に入所できませんでした。これだけ小さい子どものいるファミリー層が増えているのに保育園の数も間に合っていません。流山おおたかの森駅を中心に新築マンションの建設が続いており、この先、保育園ニーズが更に高まることが目に見えています。認可保育園の数を増やして欲しいです。3、4年後などの先々の計画はもちろん、現在の待機児童に対しての対応を早急にお願いします。また、川崎市のような認定保育園制度の策定や、土地所有者と保育事業者とのマッチングなど、少しでも待機児童が減るような取り組みを市として早急に検討いただくことを強く望みます。
回答
保育園の入所につきましては、ご希望に沿うことが出来ず誠に申し訳ございません。
全国的な課題となっている待機児童については、平成26年度に定員634人増、平成27年度に366人増となる保育園を整備してまいりましたが、それを上回る入園希望があり、残念ながら現在のところ解消に至っておりません。特に1歳児は既に定員数以上の受入れとなっていることや、保育士不足等の理由から、空きが出にくい状況となっております。現状の保育水準を維持したいとの考えから、認定保育園制度導入の予定はありませんが、待機児童の解消に向け、今年度も定員707人増となる7箇所の保育園整備を進めており、流山おおたかの森駅周辺地区では4箇所、計388人の保育定員を確保する予定です。また、来年度以降も今年度を上回る保育園整備を目指すとともに、継続的な保育需要が見込まれる流山おおたかの森駅周辺地区において、認可保育園だけでなく、待機児童の中心である0~2歳児を保育する小規模保育事業所等の整備も行うことで、待機児童の解消に努めてまいります。
今後の保育園入所可能性を少しでも高めていただくという意味では、市ホームページにて毎月の保育園空き状況を公表しておりますので、空き状況に応じた希望園の変更や、月1万円を限度に保育料助成を行っている認可外保育園への申し込みなど、選択肢を広げることもご検討いただければと存じます。
今後も子育て環境の整備に努めてまいります。
10 保育園入所審査に係る自営業者と会社員との点数差について
法人経営者は自営業という括りで一般的な会社員より指数が低いために、保育園入所が困難になっています。会社員世帯との指数差は拡大するばかりで、保育園への入所はさらに困難を極めます。本当に困っている人が保育園を利用できない現状を何とか改善してください。「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーが看板倒れにならず、全ての立場の女性にとって真の意味で活かされることを切に願います。
回答
保育園の入所判断基準については、申請書の内容を就労状況や妊娠・出産予定、また保護者の疾病・障害、介護・看護等の状況といった「保育の必要性」を指数化し、その高い順で入所を決定しています。
流山市に限らず、同じ勤務時間であれば自営業の方は、雇用されている会社員等と比較し指数が低くなっていますが、これは「自営であればスケジュール管理による調整が容易」との判断によるものです。その他個々のご家庭の条件により決定した指数により公平に判断しているものですのでご理解願います。
11 保育料の値上げについて
保育料を一度に5千円も上げるのは、「母になるなら、流山市。」のキャッチフレーズが泣くのではないでしょうか。せっかく若い子育て世帯が増えているのですから、むしろ下げるくらいの意気込みが欲しいです。
回答
保育料については、国の規準では、保育園運営にかかる経費の半分を利用者に負担いただく制度設計となっています。本市では、利用者の負担割合を37%とし、不足分を市が負担してまいりましたが、保育園運営に必要な費用が10年前に比べて4.5倍に増加し、今後も更なる増加が見込まれます。そのため、安定的な保育園運営を継続していくには、利用者の負担割合を国の基準に近づけることが必要と考えており、また、公的資金により建設・運営される保育園に入所できない保護者との経済的負担格差を考えると1日でも早く待機児童ゼロの環境を整備することが必要なことから、大幅な負担増とならないよう配慮しながら料金改定に着手したものです。
12 児童手当の見直しについて
児童手当が所得制限の基準によって3分の1の額しか支給されない状況なので、見直して欲しい。
回答
児童手当は国の制度のため、市が直接見直しをすることはできませんが、所得制限額の緩和など児童手当制度の見直しについて国に対し働きかけてまいります。
13 庁舎内の危機管理体制について
庁舎内の危機管理体制として、非常通報設備や通報マニュアルは作成していますか。
回答
非常通報設備等の詳細については、セキュリティの都合上お答えすることはできませんが、庁舎内の各フロアーに多くの職員が勤務しており、緊急時には速やかに警察署等へ通報することとしています。また、庁舎内で騒ぐなどの迷惑行為を行った場合や、事前にその様な情報があった場合に、速やかに警察等への情報提供が行えるよう、業務妨害等相談員として警察官OB職員を任用し、対応しているところです。また、暴力行為や不当要求等への対応マニュアルを整備し、窓口等の担当者や各部署の責任者を対象とした研修も毎年実施しています。
今後も引き続き研修を行い、不測の事態への対応力向上に努めてまいります。
14 野馬土手について
野馬土手が荒廃しており残念に思います。市として手入れを行ってください。
回答
野馬土手(野馬除土手)は、江戸時代に東葛飾地域に広がっていた馬の放牧地「小金牧」の名残で、市内でも松ヶ丘、江戸川台、上新宿、十太夫、長崎に残っています。明治時代に民間へ払い下げられ私有地となったため、各市でも残っているところは少なくなっていますが、柏市との境界に接する松ヶ丘1丁目地先の野馬土手は、千葉県が用地を取得し、流山市側は「松ヶ丘特別緑地保全地区」、柏市側は「南柏特別緑地保全地区」に指定し、樹林地として保全しています。また、流山おおたかの森駅周辺でも野馬土手の一部を公園や緑地として保全しているほか、江戸川台東1丁目の柏市との境にある野馬土手についても江戸川台4号緑地として市が保全をしており、今後も適正な維持管理に努めてまいります。
15 利根運河について
貴重な利根運河を活用して欲しい。
回答
四季折々の自然に囲まれた都会のオアシスである利根運河は、大きな魅力を有していると考えています。市では、6年前から流山本町地区と利根運河地区を、流山市の代表的なツーリズム資源として位置づけ、今以上に多くの観光客の皆様に来訪していただけるよう、魅力の向上に努めてきました。
現在、観光地としてのさらなるイメージアップを図るため、「ことりっぷ流山散歩」や「利根運河フットパスマップ」を作成したほか、平成29年3月には観光トイレも完成予定です。この利根運河では、毎月第4土曜日に開催される「朝市」、毎年3月の「桜まつり」、8月の「シアターナイト」、秋の「利根運河マラソン」や「利根運河ウオーキング」など、イベントも盛りだくさんとなっています。今後も利根運河の魅力アップに取り組んでまいります。
16 子育て支援施設について
流山セントラルパーク駅周辺では、大型マンションの建設、開発が進んでおり、人口増加が見込める地域ですが近くに児童館や子育て支援センターがありません。同駅近くに現存する生涯学習センターを利用し、子育て支援センターの常設をお願いします。
回答
現在、流山市内には、子育て支援センターが15カ所、児童館・児童センターが7カ所あります。ご指摘のとおり、流山セントラルパーク駅周辺には子育て支援施設が少ないことから、保育園と子育て支援センターの開設に向けて、整備事業者と協議を行っているところです。今後も、1日も早く実現するよう協議を進めていきます。
17 横断歩道の設置について
西初石5丁目地先の交差点をかなりのスピードで車が曲がってきます。横断歩道の設置を検討願います。
回答
信号機や横断歩道の設置は市区町村ではなく、警察(公安委員会)の所管となっています。ご指摘の交差点は、区画整理事業地内にあるため、区画整理事業者であるUR都市機構と千葉県公安委員会とが信号機と横断歩道の設置について協議を行っているところです。
千葉県公安委員会の判断となるため、設置の可否については申し上げることができませんが、流山市としても「歩行者注意」等の路面表示を行い自動車の運転手へ注意喚起を図ってまいります。
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