ぐるっと流山 森の図書館 研究者に会いに行こう!

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ページ番号1018212  更新日 平成30年4月28日

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写真:話に耳を傾ける子どもたち

 平成30年4月22日(日曜日)、森の図書館で、研究者に会いに行こう! が開催されました。このイベントは、天文学や生物学、情報工学などを研究している流山サイエンスエデュケーションラボ(NSEL)の皆さんが、近隣の小学生に実験や工作を交えて科学の世界をわかりやすく紹介するもので、森の図書館やおおたかの森こども図書館との共催で全6回行われます。

写真:NSEL研究者の皆さん

 NSELは東京大学・千葉大学・筑波大学に通う大学院生や教員たちによるボランティア団体で、市内在住で筑波大学大学院の小林怜夏さんが代表を務めています。「柏市を中心に、科学を身近に感じてもらう活動を長く続けてきましたが、流山にも活動を広げていきたい」との思いから平成29年に結成され、平成30年2月11日に南流山で初となるイベントを開催しました。また、姉妹グループに、森の図書館で毎年夏休みの時期に科学教室を開催している、柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)があります。

写真:紐を使ってすばる望遠鏡の大きさを測る

 今回は、東京大学大学院宇宙線研究所の菅原悠馬さんによる「130億年銀河の旅」です。小学校3年生から6年生までの32人、保護者26人が参加し、宇宙の銀河についての話を聞きました。
 最初に地球上の映像から、月、惑星、太陽、銀河へと離れる動画を見ながら、宇宙の広さを教わり、菅原さんから、宇宙を知る3つのキーワードとして1.銀河2.光の速さ3.宇宙膨張の説明がありました。花火やレーズンパンなど身近なものに例えた説明で、子どもでもわかりやすく、おかしな例えに笑い声が上がりました。

写真:赤外線の光をスマートフォンのカメラで見る実験

 次に、日本のすばる望遠鏡の口径をみんなで紐を使い体感しました。視聴覚室いっぱいの大きな円は、直径が8.2mにもなり、子どもたちもびっくりしていました。カメラの実験では、用意された一眼レフカメラで会場内の写真を撮り、シャッターの仕組みを教わりました。目に見えない光を集める体験では、家電のリモコンから発せられる赤外線の光をスマートフォンのカメラで見ることができました。

写真:写真の中から銀河を見つけるワークショップ

 最後は、グループのみんなで協力して一枚の銀河の大きな写真の中から、うずまき銀河や125億年前の銀河などを見つけるワークショップを行いました。遠い宇宙を調べるには赤く見えることがヒントだと教わった子どもたちは、一生懸命身を乗り出して該当する銀河にペンで丸をつけていきました。イベントは、90分間という大学の講義と同じ時間にもかかわらず、子どもたちは最後まで真剣に話を聞き、メモを取り、積極的に声を上げて答えている姿が見られました。

写真:笑顔で帰る子どもたち

 「今日は銀河について紹介しましたが、他にも天文学には多くの分野があります。興味を持ったら色々なことを調べてみてください。研究はまだまだ続くので、応援よろしくお願いします」と最後に菅原さんからの言葉があり、大きな拍手が起こりました。
 次回以降の開催は満席になっているものも多いとのことです。キャンセルが出た場合には追加募集を行うとのことなので、興味がある方はKSELのホームページをご確認ください。

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