ぐるっと流山 初心者のための野鳥観察
令和4年2月3日(木曜日)、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。当日は新型コロナウイルス感染症予防のため、検温、消毒、参加者全員のマスク着用などの対策を講じて実施されました。
森の図書館の周辺は、東深井地区公園(古墳公園)や利根運河など、木々や水場のある豊かな自然が多く残されています。「初心者のための野鳥観察」は、年に数回、周辺に生息する野鳥を観察することで、流山の自然を身近に感じてもらうために企画されています。
解説は「日本野鳥の会」「ふじしろ野鳥と楽しむ会」に所属している森の図書館の司書が行います。図書館オリジナルの手作りミニ図鑑には、流山周辺で見られる野鳥48種類を掲載。見つけた鳥の写真にチェックを入れると、あとで鳥の名前や姿を確認することができます。
当日は12人が参加しました。図書館を出発して古墳公園を抜け、運河沿いを歩き、運河駅で解散するコースです。この時期にしては風もなく、絶好のバードウォッチング日和となりました。
古墳公園の中ではあちこちから鳥の声が聞こえていました。高いところにいたり、素早く動くので姿を見ることはできませんでしたが、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロなどがいることが鳴き声からわかると、スタッフが説明しました。「ギー」と鳴く声の主を双眼鏡で見てみると、体を縦にして木の幹を器用に登っていく鳥が観察できました。日本最小クラスのキツツキの仲間、コゲラです。「こんな住宅近くにキツツキの仲間がいるなんて」と、驚く参加者もいました。
古墳公園を後にし、住宅街や林を抜けて、運河に向かいました。着いてすぐに、キジの大きな鳴き声が聞こえました。その少し後に、手前側の岸の参加者のすぐ目の前に出てきたので、皆さんとても喜んで、美しい羽の色や赤い顔をじっくり観察しました。その時、「あっ!カワセミ!」という声。キジのすぐ近くに、清流の宝石ともいわれるカワセミが現れました。きらきら光る青い背中をしばらく私たちに向けてくれていたので、参加者はさらなる喜びに沸いていました。
その後、運河駅方面に向かっていくと、カルガモやバン、オオバン、冬鳥のコガモ、アトリなどが見られ、全部で21種類の鳥を観察することができました。スタッフがそれぞれの鳥の特徴やエピソードを話すと、参加者は驚いたり笑ったり、とても熱心に聞いていました。
図書館には、鳥の図鑑や野鳥観察に関する本、利根運河周辺の野鳥が紹介されている本など、野鳥観察に参考となる資料が多数所蔵されています。ぜひ、散策した際に見た野鳥や庭に立ち寄る野鳥などを調べてみてください。次回の開催は、4月に予定しています。詳細は、今後の広報ながれやまや森の図書館ホームページをご覧ください。
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