ぐるっと流山 一茶双樹記念館の内部を探る
令和5年6月27日(火曜日)、一茶双樹記念館で流山おおたかの森駅前観光情報センター主催の「一茶双樹記念館の内部を探る」ツアーが開催されました。当日は天気にも恵まれ、参加者11人が現地に集合しました。
建物そのものにスポットを当てた見学ツアーは過去の「赤城神社の本殿内覧会」、「秋元家土蔵内見学」に続くものとなります。
一茶双樹記念館はもともと、流山の商家・秋元三左衛門の居宅の一部で、現在の地に曳家・増改築をして、庭園を整え、住まいとされていました。
平成2年12月、小林一茶ゆかりのこの地が流山市指定記念物(史跡)第一号「小林一茶寄寓の地」に指定され、翌年以降、流山市による土地・建物の買い上げや、綿密な解体調査と改修・復元工事を経て、平成7年4月に一茶双樹記念館が誕生しました。(一部記念館資料より引用)
今回は、市立博物館の学芸員の案内で、昔の建物の写真と見比べながら、江戸時代末期の商家建築の様式を伝えるきわめて貴重な遺構の解説を楽しむことが出来ました。中でも、南側の庭に面する雨戸を西側戸袋へ収納するために、西側角で雨戸を90度回転できる「雨戸廻し」という珍しい仕掛けや、夏季のこの時期に入れ替えられる「萩すだれ」という涼しげな夏障子、室内の釘隠しの「つる」、「かめ」、「なすび」、布袋竹(ほていちく)と桐の透かし彫りの欄間など、数々の意匠をこらした建具に参加者の皆さんは身を乗り出して見入っていました。
最後は縁側でお抹茶やかき氷をいただき、お庭や七夕飾りを楽しみながら梅雨の晴れ間のひとときを満喫しました。
今後も流山おおたかの森駅前観光情報センターでは、今回のような「建物の内部を探る」講座や、「流山をA・RU・KU」ツアーで流山本町・利根運河をご紹介していきます。まだまだ皆さんの知らない流山本町・利根運河の魅力を発見する企画にぜひご参加ください。
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