ぐるっと流山 第30回流山市民音楽祭
出演者の皆さんが準備から進行まで行う手づくりの音楽祭
令和2年1月26日(日曜日)、文化会館で第30回流山市民音楽祭が開催され、およそ650人の方が音楽を楽しみました。この音楽祭は、市内で活動する音楽団体の発表の場であることはもちろん、音楽を通じてコミュニティの輪を広げ、地域文化の発展を図ろうと平成2年から続けられているものです。今回は公募により18団体が参加し、日頃の練習の成果を大きなステージで披露しました。
この音楽祭の特色は、当日の舞台だけでなく準備から進行までを出演者自身が行う手づくりのイベントであるという点です。およそ6カ月をかけて、18団体が協力しポスター・チラシづくりから舞台進行までを協働で行いました。出演団体もアカペラやコーラス、オカリナ、リコーダー、弦楽合奏、雅楽と多彩で、バリエーション豊かな演奏が楽しめることも特徴です。
各団体の結成のきっかけは、大学のサークルや生涯学習センター(流山エルズ)で行った講座の受講生などさまざま。ご家族で出演という方もいらっしゃいました。音楽を通じ、交流を深めている様子がうかがえました
第30回を迎えた今回は、開演前に「東葛お囃子(はやし)愛好会」による祭囃子が披露され、会場は大いに盛り上がりました。第1部はリコーダーアンサンブルで幕を開けました。低音域から高音域までさまざまなリコーダーが揃い、厚みのある音色が会場を包みました。続いて、アカペラ、コーラス、オカリナ、チェロ、弦楽合奏と次々に演奏が披露され、観客の皆さんを魅了していました。
第2部では、井崎市長が「今回で30回目の開催を迎えました。市の音楽愛好家の皆さんが発表の場づくりを継続・発展されてきたことは非常にうれしく思います。今日は練習の成果を存分に発表してください」とあいさつしました。フィナーレでは出演者がジョイントし「流山市民の歌」を斉唱すると、客席の皆さんも一緒に口ずさんでいました。
観客の皆さんからは「色々なジャンルの演奏を聴けて良かったです」「出演者の方がイキイキと演奏されていたのが印象的です」「今後もぜひ続けてほしいです」などの声が寄せられました。これからも、音楽を通じたコミュニティのふれあいの輪が一層広がることを願っています。
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