ぐるっと流山 第419回サロンコンサート
令和5年12月22日(金曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で「第419回サロンコンサート」が開催されました。「煌めきのラフマニノフ 生誕150周年によせて」と題した、ソプラノ、フルート、ピアノによるコンサートです。
今回は、作曲家として数々の名曲を世に送り出し、指揮者やピアニストとしても活躍した「ラフマニノフ」が生誕150年の節目を迎える年ということで企画されました。
披露されたのは、「リラの花」、「夢」、「パガニーニの主題による狂詩曲」より「第18変奏」、「ハンガリー舞曲Op.6-2 ニ短調」、「歌うな麗人よ 我が前で」、「ヴォカリーズ」、「前奏曲 嬰ハ短調Op.3-2 「鐘」」の7曲です。
初めに演奏されたのは、「リラの花」です。「リラ」とはラフマニノフの出身であるロシアで5月に咲く花のことで、「ライラック」とも呼ばれる花です。詩の日本語訳には「リラの木陰に自分の幸福を探しに行く 私の幸せはリラの花の中にある」とあり、詩にぴったりな優しい音色のピアノ伴奏とともに、ホール中に響き渡るソプラノの歌声が観客を魅了しました。
4曲目に披露されたのは、「ハンガリー舞曲Op.6-2 ニ短調」です。ハンガリーの民族音楽の特徴である独特な音階や緩急の激しいテンポ、軽快な2拍子のリズムが多く取り入れられた1曲です。バイオリンのために作られた曲ですが、今回は、フルートバージョンで披露されました。フルートの指使いの美しさに、思わず目が奪われる演奏でした。
最後に演奏されたのは「前奏曲 嬰ハ短調Op.3-2 「鐘」」です。2010年のバンクーバーオリンピックのフィギュアスケート競技・女子シングルで銀メダルを獲得した浅田真央さんが、この曲の管弦楽の編曲版をフリー演技で使用し、記憶に残っている方も多くおられるのではないでしょうか。この日は、原曲と同じくピアノで演奏され、鐘のような力強い音色から繊細な音色までさまざまに演奏される1曲に皆聴き入っていました。
次回のコンサートは、1月26日(金曜日)、12時15分から12時45分まで、生涯学習センター(流山エルズ)で開催予定です。「魅惑のオーボエ 2本の葦笛が奏でる世界」と題してお送りします。入場は無料ですので、ぜひご鑑賞ください。
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