ぐるっと流山　流山をA・RU・KU利根運河と理窓会記念自然公園お花見ツアーを開催

　令和4年3月26日（土曜日）、流山をA・RU・KU 利根運河と理窓会記念自然公園お花見ツアーを開催しました。あいにくの曇り空でしたが、開花し始めた桜に満開の姿を思い描きながら散策し、春の草花や野鳥をじっくり観察することができました。
 

　利根運河は、利根川と江戸川を結ぶ約8.5kmの運河で、オランダ人技師のムルデルの設計・監督により昭和55年に開削された日本初の西洋式運河です。地形を巧みに利用した運河はゆるやかな曲線を描き、水辺沿いや周辺では四季折々の生き物の姿、豊かな自然や眺望、運河にまつわる歴史文化や史跡などを楽しむことができます。平成27年に「歩いておきたい道遺産1000～新日本歩く道紀行100選～水辺の道」に認定、令和元年に文化庁の「歴史の道百選」（千葉県では2カ所目）に追加選定されました。この時期は運河土手の菜の花が見ごろで華やかになり、川辺では野鳥の姿が見られ春の訪れを感じさせてくれます。
 

　理窓会記念自然公園は、面積約52,800平米の広大な敷地に、自然林、蓮池、ヨシ原、湧水、小川、草地、湿地など、四季が感じられる里山の原風景があり、豊かな生態系をなしています。静まり返った森林に野鳥の鳴き声が響き、別世界の心地よさに浸ります。また、絶滅危惧種の野草や昆虫など貴重な生き物が生息しており、自然の豊かさを感じられます。

　サイクリングやウオーキングに運河河口公園やにおどり公園まで足を延ばしてもよし、利根運河交流館で運河の歴史を知って史跡を巡るもよし、自然豊かな利根運河の魅力を感じられる価値ある道を散歩してみてはいかがでしょうか。