ぐるっと流山 ながれやま高校演劇フェスティバル 20分シアターVol.10

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ページ番号1020689  更新日 平成31年2月6日

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写真:野田中央の発表

 平成31年2月3日(日曜日)、文化会館で「ながれやま高校演劇フェスティバル 20分シアターVol.10」が開催されました。平成21年から始まったこのイベントは、各学校で演劇を学ぶ高校生による20分間の創作劇を楽しもうと、千葉県高等学校文化連盟演劇専門部会第一地区と公民館の共催で企画・実施されているもので、今回が10回目。今回は過去最高の18校が参加し、開場前にはそれぞれが持ち寄った自校紹介のプログラムを帳合いする作業を高校生自らが行い、出来たてのプログラムを来場者に笑顔で手渡しました。

写真:松戸馬橋の発表

 10年前第一地区の高校8校が参加して始まった20分シアター。初回は課題として共通の台詞(セリフ)を入れた劇でしたが、2回目以降は「家族」「きずな」「LOVE&PEACE」「ありがとう」「いつもどこかで」「明日○○になります」「寄り道」「前夜祭」と毎回違うテーマを設け上演しました。今回は「10年」というテーマ、キャッチフレーズは「10年だよ! 全員集合!」、台詞には「ながれやま」という言葉を織り込み、参加した18校はそれぞれ独自色満載の個性あるシナリオで上演。9時30分のスタートから家族や友達、先輩や地域の方々が多数来場され、各校の演技に惜しみない拍手が送られました。

写真:西部台千葉の発表

 20分シアターは流山おおたかの森高校によるダイエットを目指す女の子の話「いっぱい食べるキミが好き」でスタート。次は鍋を囲む妖怪たちの話「ベベベの偽太郎~鍋パ編~」は西武台千葉高校。流山南高校は10年間氷づけとなっていた刑事の話「時を超えしコールドスリープ」。高校演劇の脚本を創る会議の場面を演じたのは「会議は踊る」の県立柏高校。東葛飾高校は月と海を舞台にミステリアスなミュージカル仕立ての「おつきさまの陰謀」。松戸馬橋高校は停止したエレベーターの中に閉じ込められた3人の会話をコント風に演じた「IF」。お祭りを舞台に10年後も友達でいようと「拝啓、10年後の私達へ」は船橋芝山高校。柏の葉高校は10歳の子どもたちが主役の二分の一成人式で夢を語る「ニブンノイチ」でした。

写真:専大松戸高の発表

 午前の部8校の上演の後、昼食をはさんで午後の部のスタート。専大松戸高校の「成年童話~北風と太陽~」はオムニバスで物語が展開。津田沼高校はゲームの世界の物語「セーブデータ」。県立松戸高校の「生徒創作なんてできません~生徒の悪あがき~」は台本を創る過程の話をコメディで。休憩をはさんで流山高校はシナリオ解説付きのおとぎ話「うらしま太郎RX海‐X‐」。松戸国際高校はいじめで命を落とした女の子の話「平成の乱」。仲良し3人組の話「君には絶対負けたくない!!」は唯一中学生参加の専大松戸中学。柏中央高校は三者三様の冒険の話「とりま3人分の10年を20分でふりかえってみた」。

写真:津田沼の発表

 日体柏高校は友情物語「拓くのは」。流経大柏高校はテンポのある物語「つっ走れ!蜜柑家」。最後は野田中央高校による可愛い怪盗が主人公の「ふたりは怪盗~Decade Je Wel」と18校全てが20分の創作劇を演じきりました。この高校演劇は、舞台で演じる高校生のほか、音響や照明、舞台監督も高校生が全て行い、また、この日の進行や受付、ドア開閉や会場整理、プロジェクター操作なども全て高校生が担って運営されました。それぞれの役目の合間には出来る限りお互いの演技を観て、お互いに講評し合い、励まし合う姿もありました。最後に、毎回恒例となった合唱は、会場にいる全員で「キセキ」を歌い閉会となりました。

写真:柏の葉の発表

 今回の20分シアターの実行委員長、柏の葉高校の濱崎祥多さんは、当日のプログラム挨拶で「劇に対する姿勢や取り組み方に目を向けてほしい。同じテーマでも考え方やどう伝えればいいかなどの違いが出る、各校の個性を楽しんでほしい」と話していました。来場された方からは、「なかなかシュールな作品でどこに着地するのか最後までわからなかったが楽しめた」「場面ごとにオムニバス風に演じながら全体としての話を上手に表現していて芝居としてとてもこなれている感じがした。とても面白かった」「生徒創作とは思えない。完成度が高く、言葉が新鮮。10年というテーマにひたむきだった」など、18校それぞれの20分は、多くの感動と余韻を残したようです。

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