ぐるっと流山 市民公開講座「アドバンス・ケア・プランニングのすすめ~私らしく生きるために~」

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ページ番号1019941  更新日 平成30年11月10日

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写真:東京慈恵会医科大学附属柏病院総合診療部長・三浦靖彦さん

 平成30年10月20日(土曜日)、初石公民館で市民公開講座が開催されました。今回は、市民の方や医療介護職の方を対象とした講演会で、約100人が参加。講師には、東京慈恵会医科大学附属柏病院総合診療部長・三浦靖彦さんを迎え、「アドバンス・ケア・プランニングのすすめ~私らしく生きるために~」をテーマに講演していただきました。

写真:講演会の様子

 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは将来の医療およびケアについて、患者を主体に、その家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合い患者の意思決定を支援するプロセスのことです。
 三浦さんは「一度しかない「私の人生」を自分らしく生きるために、人生の最後の時間をどう過ごしたいか、どのような医療を受けたいかを普段から家族や身近な人と共有し、書き残して置くことが大切です」と話します。そして、ACPはその時の状況や病状、その人の価値観、死生観が大きく関係しており、状況や病状に応じて書き換えていくものとのことでした。

写真:私の生き方連絡ノート

 人生の最終段階で受ける医療などの希望は色々な形で表明できます。今回は、三浦さんが副代表を務める「自分らしい「生き「死に」を考える会」が発行している「私の生き方連絡ノート」の紹介がありました。
 「ACPは、今、元気なうちに考えておくほうが良く、自身の死後における家族の心のケアにもとても役立つものです。人生の最終段階にどうしたいかだけではなく、明日からの日常をどう過ごしたいかということにも焦点を当てて考えてみましょう」と話がありました。

写真:講演の様子

 参加者からは、「まだ早いと思っていたが、家族や身近な人と話し合い、具体的な形にしていくよう取り組みたいと思った」「人生観・価値観・死生観を家族で共有し、何回かノートを書き直したい」などの感想があり、ACPの重要性を学ぶと同時に、自身の生き方を考えるきっかけとなったようでした。
 市では、介護が必要となっても、誰もが住み慣れた地域で安心・安全に自分らしく生活し続けることができ、希望すれば、最期は自宅で亡くなることができる事を目指して、医療と介護の連携事業を展開しています。今後もさまざまな形で情報を伝えていきます。

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