ぐるっと流山 防災に多様性の視点を 誰ひとり取り残さない避難所運営

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ページ番号1053139  更新日 令和8年3月19日

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講師の小山内世喜子さん

 令和8年3月8日(日曜日)、北部公民館で「防災に多様性の視点を 誰ひとり取り残さない避難所運営」が開催され、22人が参加しました。青森市を中心に、地域で中学生と住民がともに避難所運営訓練をする防災・減災活動を行っている一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事小山内世喜子さんを講師にお迎えし、避難所運営の課題や、地域での災害への備えについてお話を伺いました。

避難所運営講座の様子

 講師はまず、令和4年8月の青森の豪雨災害での防災・減災の啓発活動として足湯の写真を紹介しました。足湯は被災者の心のケアに非常に効果があり、この経験から、令和6年1月に発生した能登半島地震では、発災2週間後に穴水町に入り、避難所運営支援に従事しました。この地震では、災害関連死が直接死の倍以上にのぼったことから、避難所環境の改善に力を入れているそうです。避難所となる場所については、平時から施設を使用することで、清潔に保たれ、いざ避難所になった際にも住民が安心して過ごせると強調されました。

講座のテーマ

 災害関連死には持病悪化や生活苦、自死などが含まれ、能登では30〜40代単身男性の自死が多かったことから、見守りの対象から外れやすい層への支援の必要性が語られました。避難所の環境整備は災害関連死防止に不可欠であり、プライバシー確保、段ボールベッドの使用、土足禁止、衛生管理、トイレの使い方の周知など具体的な改善策が紹介されました。また、支援者には「聴く力」「気づく力」「つなぐ力」が求められることから、足湯は、会話を引き出し被災者のニーズを聴くことで支援につながりやすいそうです。また、家事や育児、介護を担う人は変化に気づきやすく、生活者の視点が支援に生きると述べられました。

 現状では、女性の自治会長が少ないため、避難所運営に女性の声が届きにくく、下着や生理用品の要望が出しづらいという声もあるそうです。炊き出し係が女性などの役割の偏りは、避難所崩壊につながるため、平時から生活的自立が重要と指摘しました。性暴力のリスクについても触れられ、避難所の安全のためには、環境改善とリーダーの毅然とした姿勢が必要であると述べられました。
 

全体写真

  最後に、災害時には社会の課題が顕在化するため、平時からジェンダー課題の解決が重要であるとまとめられました。多様な人が安心して過ごせる避難所づくりには、一人ひとりに配慮する姿勢と地域のつながりが不可欠であり、被災者自身が役割を持つことで自尊感情が回復することも強調されました。グループワークでは、多くの気づきや感想が共有されました。
 

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