ぐるっと流山 公民館講座(秋)文書館出前講座~私の街に電気が来た日~
令和6年10月22日(火曜日)、中央公民館で「公民館講座(秋) 文書館出前講座~私の街に電気が来た日~」が開催されました。当日は千葉県文書館から中臺綾子さんを講師にお迎えし、32人の方が参加しました。
安永時代の平賀源内によるエレキテルの実験のお話から講座がスタートし、日本の電気事業について説明がありました。日本で最初に電気のあかりが灯ったのが明治11年3月25日で、アーク灯の白く明るい光は2,000本のロウソクを集めたときと同じ明るさに例えられたといいます。
電灯供給が主な事業だった電気事業でしたが、明治23年11月、東京電灯が凌雲閣(りょううんかく)のエレベーターに電力を供給し、これが日本最初の電力供給となりました。直流から交流システムへの転換や水力発電の発展により、電気料金の低減が図られ、電気が普及していきました。
千葉県の電気供給は、明治40年の千葉町(現在の千葉市)から始まり、流山市は大正3年に野田電気からの電気供給により始まりました。この野田電気は、福澤諭吉の娘婿である福澤桃介らにより設立されましたが、現在は吸収合併などにより東京電力となっています。
参加者からは「産業の発展で今日のような電気供給がなされ、先人は素晴らしいシステムを作られたと思いました」「千葉県は小規模電灯会社の設立があって、会社の合併、第二次世界大戦を経て国家管理になったことを知れてよかったです」との声が聞こえました。
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