ぐるっと流山　第429回サロンコンサート

　令和6年10月25日（金曜日）、文化会館で「第429回サロンコンサート」が開催されました。「北欧の音楽 北の大自然が生み出す風景」と題し、メゾソプラノ、バイオリン、ピアノが披露されました。

　今回は「5つの小品」より「樅（もみ）の木 Op.75－5」「君を愛す」「4つの抒情的小品Op.74 やさしい西風」「4つの抒情的小品Op.74 舞踏会にて」、「ペール・ギュント組曲」より「ソルヴェイグの歌」「バイオリン・ソナタ 第3番 第1楽章」の全6曲が披露されました。

　最初に演奏されたのはシベリウス作曲の「樅（もみ）の木 Op.75－5」です。フィンランド出身のシベリウスは自分の国の自然を愛し、その自然を感じさせる曲を数多く作曲しています。この曲も北欧の雪深い自然の中、厳しい寒さに耐え、静かにそびえ立つ樅（もみ）の木を表現しており、会場は素朴な美しさと叙情的なメロディーに癒やされるひとときとなりました。

　最後に演奏されたのはグリーグ作曲の「バイオリン・ソナタ 第3番 第1楽章」です。この曲はグリーグが作曲したバイオリン・ソナタの最高傑作とも呼ばれており、多くの演奏家によって演奏されています。北欧の風景を思い出させる美しいピアノとバイオリンの音色に、観客は魅了されていました。

　来場された方からは、「ひと足先に冬を感じることができました」「あっという間の30分でした」などの声が聞かれました。
　次回のコンサートは、11月29日（金曜日）、12時15分から12時45分まで、生涯学習センターで開催予定です。「フォーレ没後100年 フランスの風にのせて」と題してお送りします。入場は無料ですので、ぜひご鑑賞ください。