平成28年流山市議会第1回定例会

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ページ番号1009733  更新日 平成29年9月15日

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本日ここに、平成28年流山市議会第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には全員のご出席をいただき、ありがとうございます。
今定例会では、平成28年度当初予算 7 件、補正予算 7 件、条例の新規制定 5件、条例の一部改正 14件、その他の議案 3件の合計 36 件及び報告 1 件についてご審議をお願い申し上げます。
市政に関する報告及び、提案理由説明に入ります前に、新年度に臨むにあたり、本市の経営における基本的な考え方と所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます。

昨年4月の流山市長選挙で当選を果たし、4期目の任期がスタートして早1年が経過しようとしております。
市民の皆様の期待と負託にこたえるべく、平成15年の市長就任以来掲げている「1円まで活かす市政」、「市民に役立つ行政サービス」、「流山の可能性を引き出すまちづくり」を市政経営の根幹に据え、効率的で効果的な行政経営と良質なまちづくりに全力で取り組んでまいりました。
この間、市議会議員各位をはじめ、市民の皆様に温かいご理解とご協力をいただきましたこと、さらに私とともに全庁一丸となり様々な分野でチャレンジを続けている職員の努力に改めて感謝申し上げます。

長寿社会への対応と人口減少時代において、全国の自治体では人口減少に歯止めをかけるための様々な取組みがなされております。
そうした中、本市では、良質な住環境の創出により、流山市のブランド力を高め、定住人口の増加を図っております。さらに、ツーリズム施策の展開により、交流人口も年々増加傾向にあります。
ここ数年で、メディアや情報雑誌に、その成果や先進的な取組みが数多く取り上げられるようになり、本市の知名度は全国的に浸透してまいりました。
また、去る2月1日には、内閣府の主催する経済・財政一体改革推進委員会に招聘され、本市が進めるファシリティマネジメント施策の一環として昨年度実施した「市役所窓口の環境快適化事業」と、市有地を有効活用し等価交換方式により公共施設を取得する「流山おおたかの森駅前市有地活用事業」の概要について報告してまいりました。
こうした場で、流山市の取組みが紹介できたことは、これまで進めてきた行政経営における取組みが高く評価されたものであると考えております。
私は今後も、流山市の持続的な発展と17万6千市民の幸せのため全身全霊を傾ける所存であり、平成28年度の市政経営にあたって、次の6つの基本姿勢で取り組んでまいります。

初めに、子育てしやすい環境づくりについて申し上げます。
流山市の人口増加は、市域の約6分の1に相当する土地区画整理事業の土地利用が順調に進んでいることに起因しています。
特に、流山市が住民誘致のメインターゲットとする子育て中の共働き世代のニーズにあわせた子育て・教育環境の充実や良質な住環境の整備が奏功し、流山市の人口構成は大幅に若返りました。
「団塊の世代」が最も多かった10年前と比べると、平成27年度では、「35歳から44歳まで」の人口層が団塊の世代を3割程度上回り、子育て世代の増加とともに子どもの数も増え、15歳未満の幼少人口が平成26年度では838人の増となり、人数、人口増加率ともに県下1位となりました。
流山市で子どもを産み育てている方々、子どもを育てる「地」として流山市を選んでいただいた方々、そうした皆様の期待に応えるためにも、急増する保育需要への対策として、さらなる保育所整備を進めるとともに、保育士の確保についても支援を行い、待機児童ゼロを目指します。
また、入所児童が増加する学童クラブについても整備を図り、放課後児童を健全に育成する環境を整備し、共働き世帯が子育てしやすい環境づくりに努めてまいります。

2.教育の環境と質の向上
次に、教育の環境と質の向上について申し上げます。
子どもは社会の宝であり、教育は流山の未来、ひいては日本の未来を支える人材を育てることです。
本市では、これまで小中学校へのエアコンの整備や音楽用品の整備等、施設や備品を充実させる一方で、教育の質を向上させる取組みに努めております。
いまや国内の一部の大企業では、社内の公用語が英語となっているところもあります。小学校のうちから英語に親しめる教育環境を整えることにより、将来、子ども達が国際社会に順応できるよう外国語教育に力を入れてまいります。
また、その他の授業においても、サポート教員を配置するなどして、チームティーチングを行い、学力の向上を図ってまいります。

3.健康で元気にすごせる長寿社会
次に、健康で元気にすごせる長寿社会への取組みについて申し上げます。
日本の高齢化率は世界的にも高い水準にあります。
本市においても例外ではなく、本市の高齢化率は23.7%で、年々漸増傾向にあります。
生涯豊かな社会の実現を目指し、本市では健康で元気な高齢者を増やす取組みに努めております。
その成果もあって、毎年実施しているまちづくり達成度アンケート調査の結果では、生きがいを感じる65歳以上の高齢者の割合は毎年8割以上に達しております。
平成28年度は、新たに6施設の高齢者ふれあいの家を開設し、23か所の設置を目指すとともに、地域コミュニティを活性化させ、家に閉じこもりがちな高齢者の社会的な孤立感を解消するほか、介護予防や認知症の予防に力を注ぎ、健康で元気な高齢者を増やしてまいります。

4.安心・安全のまちづくり
次に、安心・安全のまちづくりについて申し上げます。
昨年9月、茨城県常総市で、台風18号に伴う関東・東北豪雨の影響により鬼怒川堤防が決壊し、多くの方々が避難されました。
こうした、自然災害の脅威を再認識するとともに、いつでも万全の準備と心構えがますます重要であると改めて痛感しております。
今後も、市民参加型の総合防災訓練の実施や、自治会などによる自主的な地域の防災訓練を支援するなど、地域の皆様との一層の連携強化を図りながら災害に強いまちづくりを進めてまいります。
また、市民の安全と安心のためには、防災とともに防犯の強化も重要です。
ボランティアによる自主防犯パトロール隊や市民安全パトロール隊へ活動支援を行うとともに、犯罪の多発する地域に、順次、防犯カメラを設置するなど、犯罪の起こりにくい環境づくりに努めてまいります。

5.選ばれるまちづくり
次に、選ばれるまちづくりについて申し上げます。
まちの価値を高め、「選ばれるまち」となるべく、本市ではこれまで、開発する宅地面積を135平方メートル以上とする開発条例の改正や、グリーンチェーン戦略並びにまちなか森づくりプロジェクトの推進により、街なかの緑を増やし、緑視率の高い住環境の整備に努めてまいりました。
良質な街づくりと良好な環境を活かした取組みにより、流山市の定住意向率は80%と非常に高い水準にあります。また、転入者のうち62%の方が流山市を指定して住まいを探されたという調査結果も出ております。
今後も「住み続ける価値」の高い、良質な街づくりを進めてまいります。

6.地域経済の活性化
次に、地域経済の活性化について申し上げます。
これまで展開してきたさまざまなマーケティング戦略や、ツーリズム施策の効果が交流人口の増加につながり、以前は「人」・「モノ」・「お金」が市外へ流出していましたが、近年は市外からの多くの買い物客やイベントの集客により賑わいを見せるようになりました。
良質な住宅地の特性を活かし、毎年市民団体により開催されているオープンガーデンには昨年、都内や茨城県からの観光バスをはじめ、全国から約2万人の方々が訪れました。
また、利根運河や流山本町江戸回廊など、市にある歴史的資源を活かしたツーリズム施策の展開により、交流人口は年々増え、平成26年度では、およそ39万2000人となり、統計を取り始めた平成24年度と比べて、約2割増加しました。
流山市の魅力を最大限引き出し、交流人口のさらなる増加を図り、市全体で地域経済の活性化が図られるよう目指してまいります。
流山の可能性が一つ一つ確かなカタチとなるよう着実に歩みを進めてまいります。

予算編成について
続きまして、予算編成について申し上げます。
平成28年度流山市一般会計歳入歳出予算総額は、527億7,500万円で、前年度予算額550億4,100万円と比較して、22億6,600万円、4.1%減となっております。
また、各特別会計及び上下水道事業会計を合わせた予算総額は、993億4,260万1千円で、対前年度比4億4,555万8千円、0.4%減となっております。
一般会計における主な減額の要因は、昨年度、市民総合体育館建替事業をはじめ、市内小学校にエアコンを整備する事業などの大型事業を実施いたしましたが、これらの事業が終了したことによるものです。

歳入面では、つくばエクスプレス沿線整備事業の推進により、人口が増加しており、本市の納税義務者は年々増加傾向にあることや、新市街地地区を中心に、新築家屋の増加が見込まれることなどから、市税全体で249億532万2千円、前年度予算額に対して、6億5,416万4千円、2.7%の増額を見込んでおります。

歳出面では、人口増加に対応するため、小山小学校と南流山小学校の校舎を増築する事業をはじめ、保育所や学童クラブの施設整備等を予定しております。 
子どもの数の急増により、急務とされるこれらの施設整備のほか、市民生活の安心・安全向上のため様々な施策を、来年度も引き続き実施するため、必要な財源の一部を財政調整積立基金から取り崩すこととし、9億6,305万7千円の繰入れを見込んでおります。
これは、前年度の予算額13億8,283万8千円と比べ、4億1,978万1千円、30.4%の減額となります。
さらに、必要な社会資本整備のための、市債の発行については、58億4,280万円となり、前年度予算額79億540万円と比べ、20億6,260万円、26.1%の減額となります。
 
また、平成28年度予算は、後期基本計画に基づく下期実施計画の初年度となることから、計画と予算との整合を図るとともに、下期実施計画に盛り込んだ施策を、確実に実施するため、国の社会資本整備
交付金をはじめ、可能な限り財源確保を図りながら、各種事業を実施してまいります。

なお、「一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策」などを盛り込んだ国の平成27年度補正予算に関連して、本市においても、平成28年度当初予算に計上を予定した事業の前倒し執行をはかることとし、国・県からの様々な補助金等を活用し、さらなる財源の確保を図っております。

具体的な施策の展開について
続きまして、「平成28年度主要事業」について、総合計画の施策体系ごとに申し上げます。

はじめに、「整備・開発と自然環境のバランスがとれた流山」について申し上げます。
本市のまちづくりの中心となる「つくばエクスプレス沿線整備事業」について、新市街地地区では平成28年度末の完成に向け、UR都市機構が工事に着手した流山おおたかの森駅西口駅前広場において植栽をはじめ、屋根付きバス乗場などの整備を進めてまいります。
また、北口での「流山おおたかの森駅前市有地活用事業」については、音響効果に配慮した「多目的ホール」やおおたかの森出張所の機能を充実させた「(仮称)市民窓口センター」、民間施設整備としてホテルや商業施設、集合住宅の建設計画について、平成31年春のオープンを目指し、事業者との協議を進めてまいります。
運動公園周辺地区では、「運動公園周辺地区公園施設新設事業」として、4月に開館する「キッコーマン アリーナ」周辺の植栽などの整備を進めてまいります。
西平井・鰭ケ崎地区では、約97%の区域で整備に着手、または、整備が完了しています。
引き続き、造成工事等を実施し、各地区において、良質な市街地形成に向け、一日も早い事業の完了を目指してまいります。
 都市計画については、昨年度から取り組んでいる「立地適正化計画策定事業」として、将来的な人口減少や高齢化に対応するコンパクトシティの形成を図るため、今年度中の計画策定を進めてまいります。
また、都市計画マスタープランの見直しを進めるとともに、あわせて景観計画の見直しを進めてまいります。
道路事業については、安全で快適な市民生活と円滑な交通の確保を図るため、「東小学校前通学路道路拡幅整備事業」では、通学路として歩道拡幅及び整備区間の道路線形の改善により、児童はもとより、地域住民の安全及び生活の利便性の向上を図るため、今年度、公有財産の取得や整備区間の物件移転補償等を行ってまいります。
 「名都借跨線橋道路拡幅改良事業」では、昨年度に引き続き、公有財産の取得や物件移転補償等を行い、早期完成に向けて事業を推進してまいります。
水道事業については、「既設浄水場更新事業」として、今年度、西平井浄水場1号配水池の耐震性能を上げる改修工事を行います。
下水道事業については、持続可能で、中長期的な事業経営を目指した「下水道事業経営戦略」を策定してまいります。

次に、「生活の豊かさを実感できる流山」について申し上げます。
生活環境については、「地球温暖化対策奨励事業」として、太陽光発電設備及び住宅用省エネルギー設備の設置者に対する奨励金・補助金の交付により、市民の温暖化対策への意識の向上を目指してまいります。
「生物多様性地域戦略推進事業」では、市内小中学校や公共施設で植樹を行うとともに、グリーンフェスティバル等のイベントで啓発を行い、豊かな生物多様性の保全、回復を図ってまいります。
「緑のカーテン事業」では、ゴーヤの種苗(しゅびょう)の配布や育て方講座、緑のカーテン写真コンテスト、ゴーヤレシピコンテスト等を開催し、市内全域でより一層の緑のカーテンの普及を図り、二酸化炭素排出量の削減を推進してまいります。
「森のまちエコセンター放射能対策事業」では、森のまちエコセンターに一時仮置きしている剪定枝等を適正に処理してまいります。
さらに、一般廃棄物の適正処理をすすめるため、平成28年度で業務委託期間が満了する「粗大ごみ収集運搬業務委託」、「一般廃棄物収集運搬業務委託」、「リサイクル館包括管理運営業務委託」、「ごみ焼却施設運転管理業務委託」の各業務について、新たな事業者選定の準備を進めてまいります。
防災への備えについては、「防災備蓄倉庫設置事業」として、流山北小学校及び流山高校に防災備蓄倉庫を新たに設置するとともに、備蓄する食糧や防災資機材を整備してまいります。
「消防団機械器具置場建設事業」では、地域の防災拠点の充実を図るため、老朽化した第2分団、第15分団の消防団機械器具置場の改修を進めてまいります。
コミュニティの推進については、「LED防犯灯一括整備・管理事業」として、民間による省エネルギー化事業を活用した防犯灯の維持管理と新規設置を進め、環境負荷の軽減を図ってまいります。

次に、「学び、受け継がれ、進展する流山」について申し上げます。
教育環境の基盤充実については、児童数の急増に対応するため、小山小学校は平成29年度から、南流山小学校は平成30年度から
供用開始ができるよう校舎の増築工事を進めてまいります。

さらに、南流山小学校では、校舎増築やグラウンド用地を確保するため、平成26年度に先行取得した学校南側の土地を土地開発公社から買戻しを行います。
また、児童生徒の音楽活動の充実を図るために、「小中学校楽器備品整備事業」では、平成24年度から平成26年度にかけての整備に引き続き、小中学校の音楽楽器備品の追加、更新整備を進めてまいります。
グローバル化に対応した教育を推進するため、引き続きネイティブスピーカーによる英語教育を中心とした「小学校英語活動推進事業」や「中学校ALT配置事業」を実施するほか、国の「英語教育強化地域拠点事業」の指定を受け、小学校では本市独自の英語プログラムを展開してまいります。
生涯学習の推進については、多様化・増大する市民のスポーツ・レクリエーションニーズに対応するため「キッコーマン アリーナ」では、民間のノウハウを積極的に活用する指定管理者制度により、効率的で質の高い公共サービスの提供に努めてまいります。
また、初石公民館ではエレベーターの更新、森の図書館では民間による省エネルギー化事業の導入など生涯学習施設の改修・整備を進めてまいります。
流山市民文化の継承と醸成については、市制施行50周年記念事業の1つとして、生涯学習センターにおいて、市内在住の日本画家「後藤純男」氏の作品展を企画し、市民の皆様に作品鑑賞の機会を提供してまいります。
スポーツ振興については、教育委員会に新たにスポーツ振興課を設置し、市民のスポーツによる健康づくりやスポーツの活性化を図ってまいります。
スポーツフィールドの整備では、平成27年度に移転先用地の取得、平成28年度、移転整備のための実施設計や開発手続きを行い、一日も早くご利用いただけるよう、建設工事を進めるほか、「キッコーマン アリーナ」の開館を契機に、指定管理者や高等学校、大学、関係団体と連携しながら、市民の皆様の健康増進を目指した軽スポーツの普及に努めてまいります。
また、「キッコーマン アリーナ」のオープンを記念して、ハンドボールの試合やプロバスケットボールのリーグ戦などスポーツイベントを開催いたします。

次に、「だれもが充実した生涯をおくることのできる流山」について申し上げます。
安心して子どもが健やかに生まれ育つ環境づくりについては、「子どもをみんなで育む計画~流山市子ども・子育て支援総合計画~」を着実かつ効果的に推進するために、新たに地域における保育や子育て支援に従事していただく方に向け、「子育て支援員研修事業」を実施し、子育て支援の人材確保に努めてまいります。
待機児童解消については、引き続き、私立保育所及び小規模保育事業所の整備を進め、平成28年度は新たに8か所以上の開設を進め、656名以上の定員増加を図ってまいります。
保育士の確保については、新たに、保育士に対する賃貸住宅等の借り上げ費用の一部を支援する制度を始めるとともに、「保育士修学資金貸付制度」の期間を延長することにより、その確保に努めてまいります。
学童クラブについては、平成28年度中に流山小学校区及び小山小学校区の学童クラブを増設整備し、150名の定員増加を予定しており、放課後児童の健全育成のための環境整備を図ってまいります。
高齢者施策については、介護保険では高齢者が要介護状態にならないよう、介護予防の取組みをより充実させ、住み慣れた地域で暮らし続けられるよう支援を行ってまいります。
また、300人を超える特別養護老人ホームの入所待機者の解消に向け、流山市高齢者支援計画に基づく特別養護老人ホームの整備を支援してまいります。
障害者施策については、「親亡き後」の安心した体制づくりを図るために、障害者が入所できるグループホームの平成29年度整備を目指し、健康福祉基金に所要額を積み立ててまいります。
また、児童発達支援センターでは、利用者に合わせた施設整備を進めるとともに、「障害児相談支援事業」、「保育所等訪問支援事業」の2事業により、障害児に対する包括的な支援を行ってまいります。
健康で明るい暮らしづくりについては、生活習慣病予防のための健康診査、がんの早期発見のための各種検診を、引き続き実施してまいります。
予防接種事業では、平成26年10月から高齢者の肺炎球菌予防接種が定期接種となりましたが、65歳以上で定期接種の対象とならない方に対し、「高齢者肺炎球菌ワクチン接種費用助成事業」として接種費用の助成を引き続き実施してまいります。
健康都市の推進については、7月26日、27日の2日間、「キッコーマン アリーナ」において、第12回健康都市連合日本支部大会を開催し、基調講演や事例発表、パネルディスカッション、さらには市民団体相互の交流などにより、健康都市の推進を図ってまいります。
福祉会館の整備については、年次計画に基づいて経年劣化の著しい福祉会館の改修整備を進めており、平成28年度は、流山、南、名都借の各福祉会館のトイレ、下花輪福祉会館の入浴施設及び西深井福祉会館の駐車場屋外防犯灯を改修してまいります。
 
次に、「賑わいと活気に満ちた流山」について申し上げます。
はじめに、産業振興部を経済振興部に名称を改めるとともに、流山本町・利根運河ツーリズム推進室を課に昇格させ、商工課を商工振興課に、農政課を農業振興課にそれぞれ名称変更して、地域経済の活性化に努めてまいります。
商業の振興については、商店街の活性化として、安心・安全なまちづくりに寄与するため、商店会街路灯の電気料を3分の2補助するとともに、LED化した商店会に対して、全額補助してまいります。
また、引き続き、国から認定を受けた「創業支援事業計画」に基づき、商工会議所と連携し、創業準備から創業後までのきめ細やかな支援を行います。
さらに「商店街空き店舗有効活用等事業」については、創業者でも活用できるように補助金要綱を見直し、支援の充実を図ってまいります。
農業の振興については、新たに新規認定就農者に対する「青年就農給付金支援事業」や、認定農業者が購入する環境配慮型農業資材の費用の一部を補助する「認定農業者支援事業」、経営の安定化と近代化を目指す農業者に対し融資と利子補給を行う「農業振興資金融資及び利子補給事業」を事業化し、意欲ある農業者を支援してまいります。

「学校給食地産地消推進事業」では、学校給食や公立保育所の給食に流山産米に加え地元野菜の提供を進めてまいります。
流山本町・利根運河ツーリズムの推進については、交流人口の増加を図るため、流山本町・利根運河ツーリズム推進事業補助金を活用し、古民家を活用した店舗の開設を支援してまいります。

次に、「公・民パートナーシップによる構想実現と効率的、効果的行財政運営」について申し上げます。
本市は、昭和42年に市制施行し、平成29年1月1日に50周年を迎えることから、1月には記念式典を開催するとともに、1年を通して各種記念事業を実施します。
また、この機会に新たに「(仮称)流山市名誉市民条例」の制定を進めてまいります。
さらに、市民自治によるまちづくりの推進を図るため、自治基本条例第17条に規定されている市民投票条例の制定に向けた準備を進めてまいります。

以上、主な事業を説明させていただきましたが、ご説明した以外にも市民生活に密着した多数の事業があります。
これら来年度に実施を予定している全ての事業が、今後の流山市にとって欠くことのできない重要な事業であると考えております。
人口減少時代が進み、都市間競争が激しさを増す中、市内の方には「住み続けたい街」、市外の方には「住んでみたい街」を目指し、流山市の魅力をさらに引き出しながら、職員と一丸となって、住み続ける価値の高いまちづくりに挑戦し続けてまいります。

引き続き、市民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げ、新年度の市政に臨む私の施政方針といたします。
 

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