その工事、本当に必要ですか？（R5.3.29配信）

配信内容

【事例1】

近所で外壁塗装の工事をしていると挨拶にきた業者に、「ご近所限定で無料で屋根・外壁診断をしている」と勧誘された。無料点検を依頼したら、工事が必要だと言われ、契約してしまった。工事費が100万円と高額なので解約したい。

【事例2】

「近くで屋根工事をしていたら、お宅の屋根の剥がれを見つけた。今なら無料で点検して、軽微な補修はその場でできる」と言われた。

点検は無料だし、家も古かったので依頼した。点検後、屋根の写真を見せられ、「放置すると雨漏りの原因になる」と言われた。「早めに処置すれば安く済む、時間がたてば大掛かりな補修工事になり、高額になる」と説明された。

家族に相談したいと言ったが、今日中に契約すれば工事金額を値引きすることもできると言われた。雨漏りが心配だったので、契約することにしたが、やはり一旦保留にしてほしい。どう話したらよいか。

【アドバイス】

事例1,2とも訪問販売なので、契約書面交付日を含めて8日間のクーリング・オフ（無条件解約）ができます。工事請負契約書等の契約書面に不備がある場合は、8日間を過ぎてもクーリング・オフが可能です。

上記のように不安をあおり、契約を急がせる手口が増えています。少しでも不安に感じたら、その場ですぐに契約することは避け、複数の業者に見積もりを依頼し、慎重に検討しましょう。

消費生活で不安に思ったりトラブルに巻き込まれたり、困ったときには、一人で悩まずにお気軽にご相談ください！

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