ノロウイルス等による感染性胃腸炎・食中毒にご注意ください

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ページ番号1016918  更新日 令和3年1月5日 印刷

冬季はノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒が増加します

 感染性胃腸炎は、様々なウイルスや細菌などの病原体による感染症です。感染性胃腸炎の患者さんは一年を通して発生していますが、例年12月の中旬頃にピークとなり、年末年始の帰省等で一旦減少した後、再び増加する傾向があります。冬季は、特にノロウイルスによる感染性胃腸炎が多くなります。

 また、年間の食中毒の患者さんの約半分はノロウイルスによるものです。そのうち、約7割は11月~2月に発生しています。

  • 令和2年第50週(12月7日~13日)の感染性胃腸炎の「定点当たり患者報告数」[※1]は、千葉県全体では1.72人*、松戸保健所管内(流山市・松戸市・我孫子市)では2.00人*となっています。
感染性胃腸炎定点当たり患者報告数
千葉県の流行シーズン別感染性胃腸炎定点当たり患者報告数*の推移
※1:定点当たり患者報告数*とは、定点医療機関[※2]からの1週間の患者報告数を定点数で割った値のことで、言い換えると1医療機関当たりの平均患者報告数のことです。
※2:定点医療機関とは、医療機関の中から選定され、インフルエンザや感染性胃腸炎など25種類の感染症の患者数を保健所へ報告している医療機関のことです。

 ノロウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染します。

 大規模な食中毒などを引き起こしやすく、また、学校や社会福祉施設等(高齢者施設・障害者施設・児童福祉施設等)で発生した場合は、集団感染になることがあるため、注意が必要です。

 ノロウイルスによる感染症・食中毒の予防と感染拡大を防止するため、ノロウイルスに関する正しい知識を身につけ、対策を徹底しましょう。

ノロウイルスについて

症状など

 ノロウイルスは手指や食品などを介して主に経口感染し、人の腸で増殖して、おう吐や下痢などの症状を引き起こします。

  • 潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間です。
  • 主な症状は、吐き気、おう吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。通常これらの症状が1~2日続いた後、自然に回復し、後遺症もありません。なお、感染しても明らかな症状がでない場合(「不顕性感染」といいます。)や軽い風邪のような症状の場合もあります。
  • 健康な方は軽症で回復しますが、子どもや高齢者などでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
  • ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤もありません。
  • 下痢やおう吐の症状がある時には、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないよう、十分に水分と栄養を補給しましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液などの治療が必要になります。自己判断せず、すみやかに医療機関を受診しましょう。
症状がなくなった後も、通常では1週間程度、長いときには1カ月程度、便とともにウイルスの排泄が続くことがあります。また、感染しても明らかな症状がでない場合もあり、気付かずに感染をひろげてしまうことがあるため、注意が必要です。

感染経路・感染様式

 感染経路はほとんどが経口感染で、次のような感染様式があると考えられています。

  1. 患者さんのノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつ等から、人の手などを介して二次感染する場合
  2. 家庭や共同生活施設など人同士の接触する機会が多いところで、人から人へ飛沫感染等で直接感染する場合
  3. 食品取扱者(食品の製造等に従事する方、飲食店で調理に従事する方、家庭で調理を行う方など)が感染して、その方を介して汚染した食品を食べた場合
  4. 汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
  5. ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合
  • 1. 2. のようにウイルス性急性胃腸炎(感染症)の原因になるとともに、3. 4. 5. のように食品や水を介したウイルス性食中毒の原因にもなります。
  • 特に、食中毒では3. のように食品取扱者を介してウイルスに汚染された食品を原因とする事例が、近年増加傾向にあります。
  • 患者さんのふん便や吐ぶつ等には1gあたり100万~10億個もの大量のウイルスが含まれているといわれています。
  • 感染力は強く、10~100個程度のごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染するといわれています。
  • ノロウイルスは乾燥すると空気感染することもあるといわれています。

ノロウイルスによる感染症・食中毒を予防し、感染拡大を防止するために

手洗いを徹底しましょう

  • 食事前、トイレ使用後、下痢やおう吐等の汚物処理やオムツ交換をした後は必ず手洗いしましょう。
  • 手洗いは指輪や時計をはずし、石鹸で30秒以上洗います。必ず石鹸を泡立てて手洗いしましょう。
  • ノロウイルスは、エタノール(アルコール)による手指消毒剤はあまり効果がありません。

食品の取り扱いに注意しましょう

  • 食品をよく加熱することと、調理や食事の前には良く手を洗うことが大切です。
  • 特に、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。
  • 二枚貝は十分に加熱(中心部が85~90℃で90秒以上)してから食べましょう。湯通し程度の加熱ではウイルスは死にません。
  • 生鮮食品(野菜、果物など)は十分に洗浄しましょう。
  • 食品への二次感染を防止するため、食品取扱者は、日頃から自分自身の健康状態を把握し、下痢・吐き気・おう吐・腹痛・発熱・風邪のような症状がある場合には、食品を直接取り扱う作業に従事しないようにしましょう。
  • なお、症状がなくなっても、通常では1週間程度、長いときには1カ月程度、便とともにウイルスの排泄が続くことがあるため、症状が改善した後も、しばらくの間は直接食品を取り扱う作業は控えましょう。
  • また、感染しても明らかな症状がでない場合もあり、気付かずに感染をひろげてしまうことがあるため、食品取扱者は、その生活環境においてノロウイルスに感染しないような自覚を持つことが重要です。例えば、家庭に小児や介護を要する高齢者がいて、下痢・おう吐等の症状を呈している場合などは、感染しないよう特に注意しましょう。
  • 調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように拭くことでウイルスを失活化できます。まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。

ふん便・オムツや吐ぶつ等の処理は、適切な方法で行いましょう

  • ふん便・オムツや吐ぶつ等を処理する時は、使い捨てのゴム手袋などを使い、捨てる場合はポリ袋などに入れ密封します。
  • ふん便や吐ぶつは乾燥しないうちに床などに残らないよう速やかに次亜塩素酸ナトリウム[※3]で消毒し、処理後はウイルスが屋外に出て行くよう空気の流れに注意しながら十分に喚起を行うことが重要です。
  • 処理後は、うがい、手洗いを十分に行いましょう。
※3:塩素系漂白剤(原液濃度:5%)での消毒液の作り方

消毒対象

必要な

濃度

希釈

倍率

1リットルの水に加える原液の量

500mlのペットボトルを使用した便利な薄め方

便や吐物が付着した床やオムツ等

1000ppm

(0.1%)

50倍 20ml

ペットボトルのキャップ2杯の原液に500mlの水を入れる

便座やドアノブ、床、衣服、リネン類等

200ppm

(0.02%)

250倍 4ml

ペットボトルのキャップ半分の原液に500mlの水を入れる

  • 市販の塩素系漂白剤の原液濃度は約5~6%ですが、異なる場合もありますので、濃度を確認して使用してください。
  • 使用上の注意をよく読んで使用しましょう。

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健康福祉部 健康増進課
〒270-0121 流山市西初石4丁目1433番地の1 流山市保健センター
電話:04-7154-0331 ファクス:04-7155-5949
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