海外での感染症にご注意ください

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ページ番号1000737  更新日 令和1年8月5日 印刷

海外に渡航する際の感染症予防について

 夏休みやゴールデンウィーク、年末年始などの連休には、旅行などで多くの方が海外に渡航されます。
 海外には、日本にはない、または渡航により感染リスクが高まる感染症があります。また、時差や気候の違いなどから様々なストレスを受け、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなってしまいます。

 自分自身を守るとともに「海外の感染症を国内に持ち込まない」「国内の感染症を海外に持ち出さない」ために、感染症に対する正しい知識を身に付け、適切な感染予防を心がけましょう。また、無理のないスケジュールを心がけ、避けられる危険を避けて、楽しい旅行にしましょう。

海外渡航の前に

 海外渡航を計画されている方は、厚生労働省検疫所「FORTH」や外務省「海外安全ホームページ」などで、あらかじめ渡航先で流行している感染症を事前に確認し、必要な対策をとりましょう。

 また、予防接種が推奨される感染症について、母子健康手帳などで予防接種歴を確認し、まだ受けていないものがあれば、時間的な余裕をもって医師に予防接種の相談をしましょう。

海外での感染症予防のポイント

1.  麻しん(はしか)・風しん・ポリオ(急性灰白髄炎)

 世界保健機関(WHO)が排除又は根絶を目指している麻しん(はしか)・風しん・ポリオ(急性灰白髄炎)は、日本での患者さんは減少傾向又は発生していないものの、海外では感染することがあり注意が必要です。

 (1) 麻しん(はしか)・風しん

  • 麻しんについては、日本は平成27年3月に世界保健機関(WHO)から麻しんの排除状態と認定されましたが、その後も海外で感染した患者さんを契機とした国内での感染拡大事例が発生しています。麻しんは感染力が非常に強いため、注意が必要です。
  • 今年(令和元年6月26日現在)日本で報告された麻しんの患者さん638例のうち89例については、海外での感染が推定される事例となっています。患者さん計89例の国別内訳は、フィリピン32例、ベトナム23例、タイ7例、ミャンマー5例、香港3例、モルディブ2例、カンボジア2例、ウクライナ2例、インドネシア2例、スリランカ1例、韓国1例、マレーシア1例、ニュージーランド1例、台湾1例、カナダ1例、ネパール1例、ドイツ1例、その他7例となっています。
  • アジア・アフリカ諸国だけでなく、日本人観光客も多く訪れるヨーロッパ諸国やニューヨーク市などでも、麻しんが流行している国・地域があるため、注意が必要です。
  • 麻しん・風しんの発生がない、あるいは非常に少ない国・地域では、滞在中に麻しん・風しんを発症すると、感染の拡大防止のため、発症した本人はもとより、同行者も移動を厳しく制限されることがあります。
  • 麻しん・風しんにかかった事がなく、予防接種を2回受けていない方は、渡航前に予防接種を受けましょう。罹患歴や予防接種歴が不明の場合は、抗体検査を検討してください。

 (2) ポリオ(急性灰白髄炎)

  • ポリオが発生している国に渡航する方は、追加の予防接種を検討しましょう。
  • 発生国(令和元年6月4日現在):インドネシア、パキスタン、パプアニューギニア、アフガニスタン、コンゴ民主共和国、ソマリア、ナイジェリア、ニジェール、モザンビーク

2. 動物から感染する感染症

 狂犬病(イヌ・コウモリ・キツネ・アライグマ等)、鳥インフルエンザ(ニワトリ・アヒル等)、中東呼吸器症候群(MERS)(ヒトコブラクダ)、エボラウイルス病(フルーツコウモリ・サル・レイヨウ・ヤマアラシ等)などの感染症があります。

  • これらの動物にむやみに近づいたり、触れたりすることはやめましょう。
  • 動物を触った場合は、手洗いをしっかりと行いましょう。
  • 殺菌されていない乳や十分に加熱されていない肉、野生動物の肉などを食べることは避けましょう。
  • 感染したコウモリと接触するおそれがあるため、洞窟に入ることは避けましょう。

 (1) 狂犬病

  • 狂犬病は、日本、英国、スカンジナビア半島の国々などの一部の国を除いて全世界に分布しており、ほとんどの国で感染する可能性があります。
    厚生労働大臣が指定する狂犬病清浄地域(平成28年6月28日現在):日本、英国(グレートブリテン島・北アイルランド)、アイルランド、アイスランド、ノルウェーの一部、スウェーデン、ハワイ、グァム、フィジー、オーストラリア、ニュージーランド
  • 感染した動物に咬まれたり、引っ掻かれたりすることで感染し、発症するとほぼ100%助かりません。
  • 狂犬病の主たる宿主はイヌで、アジア・アフリカ諸国では主な狂犬病の死亡原因となっています。
    一方で、アメリカ大陸ではコウモリがほとんどの狂犬病の死亡原因となっています。
    非常にまれですが、キツネ、アライグマ、スカンク、ジャッカル、マングース等の野生動物から感染して死に至ることもあります。
  • 動物に咬まれたり、引っかかれた場合は、直ちに十分に石けんを使って水洗いし、すぐに地元の医療機関を受診して狂犬病ワクチンを受けてください。

 (2) 鳥インフルエンザ

  • 鳥インフルエンザは、鳥に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスの人への感染症です。
    ほとんどの患者さんには、感染した家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があります。これまでのところ、人から人への持続的な感染は確認されていません。
  • 鳥インフルエンザA(H5N1)
    平成15年11月以降、861例(うち死亡:455例)の患者さんが報告されています。(令和元年5月10現在)
    発生国:アジア地域(カンボジア、中国、インドネシア、タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、パキスタン、バングラデシュ、ネパール)、中東地域(アゼルバイジャン、イラク、エジプト、トルコ)、アフリカ地域(ジブチ、ナイジェリア)
  • 鳥インフルエンザA(H7N9)
    平成25年3月以降、1,568例(うち死亡:少なくとも615例)の患者さんが報告されています。(令和元年4月9日現在)
    発生国:中国(4市19省4自治区)、香港特別区、マカオ特別区、台湾
  • 鳥インフルエンザA(H7N4)
    人での感染として中国で患者さん1例が世界で始めて報告されました。(平成30年2月14日現在)
  • 石けんなどを使用した十分な手洗いやアルコール消毒を心がけ、特に発生国では徹底しましょう。
    ニワトリやアヒルなどを飼育している場所や鳥の羽をむしるなどの処理をしている場所、生きた鳥が売買されている市場などには、不用意に近づかないようにしましょう。
    弱った鳥や死んだ鳥にさわったり、鳥のフンが舞い上がっている場所でホコリを吸い込まないようにしましょう。

 (3) 中東呼吸器症候群(MERS)

  • 中東呼吸器症候群(MERS)は、アラビア半島諸国を中心に発生している重症呼吸器感染症です。
    その地域を旅行などで訪問した人が、帰国してから発症する事例も多数報告されています。
  • 平成24年9月以降、2,442例(うち死亡:少なくとも842例) の患者さんが報告されています。(令和元年5月31日現在)
    発生国:サウジアラビア、アラブ首長国連邦、ヨルダン、カタール、オマーン、クウェート、イエメン
  • ヒトコブラクダが感染源動物であるといわれており、ヒトコブラクダとの接触(唾液・糞尿との接触、未殺菌乳・非加熱肉の摂取など)で感染する可能性があると考えられています。
  • 患者さんとの接触での感染も報告されており、咳などによる飛沫感染や接触感染によるものと考えられています。基礎疾患のある人や高齢者で重症化しやすい傾向があり、医療施設で患者さんの集団発生が報告されていますが、季節性インフルエンザと比較しても感染力は弱いとされています。
  • MERS発生国では、こまめな手洗いや加熱が不十分な食品(未殺菌乳・非加熱肉など)は避けるなどの衛生対策を心がけましょう。
    咳やくしゃみの症状がある人やヒトコブラクダなどの動物との接触は可能な限り避けましょう。なお、ラクダは威嚇行動でつばを吐くことがあるので、不用意に接近しないよう注意しましょう。
  • 厚生労働省では、MERS発生国から帰国・入国する方で、発熱や咳などの呼吸器症状がある方、MERSが疑われる患者さんやラクダと接触した可能性がある方は、空港等の検疫所に申し出るよう呼びかけています。最長14日間の健康監視(検疫所に毎日体温等の健康状態を報告)の対象となる場合があります。

 (4) エボラウイルス病(エボラ出血熱)

  • エボラウイルス病(エボラ出血熱)は、野生動物(フルーツコウモリ・サル・レイヨウ・ヤマアラシ等)の死体や肉、患者さんの体液等(血液・分泌物・吐物・排泄物)やそれに汚染された物(注射器など)に十分な防護なしに触れた際、皮膚の傷口や眼・口の粘膜等からウイルスが体内に侵入することで感染する、致死率が高い極めて危険な感染症です。
  • 平成30年8月1日以降、コンゴ民主共和国北キブ州およびイリツ州において、エボラウイルス病の患者さん2,501例(うち死亡:1,668例)が報告されています。また、北キブ州都ゴマでも患者さんの発生が確認されました。(令和元年7月14日現在)
    なお、隣国のウガンダ共和国カセセ県でも患者さんの発生が確認されています。(令和元年6月11日現在)
  • 令和元年7月17日、世界保健機関(WHO)は、コンゴ民主共和国における状況について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC:Public Health Emergency of International Concern)」を宣言しました。
  • 予防のためのワクチンは現在開発中で確立したものはありません。患者さんの発生地域に近づかないことや、感染が疑われる人や死亡した人の血液や体液、それらで汚染された可能性のあるもの、動物(死体を含みます)との接触は避けてください。また、加熱が不十分な肉(ジビエ肉・ブッシュミート等)を食べることは避けてください。
    エボラウイルスの感染力は必ずしも強くないため、石けんなどを使用した十分な手洗いやアルコール消毒は感染予防に効果があります。
  • 確立した特別な治療法はなく、対症療法が基本となりますが、早期の治療開始が重要と考えられています。
  • 外務省では、コンゴ民主共和国の感染症危険レベルをレベル2「不要不急の渡航は止めてください」に引き上げ、コンゴ民主共和国とその周辺国への渡航・滞在に注意喚起を呼びかけています。
  • 厚生労働省では、コンゴ民主共和国またはウガンダ共和国に渡航する方への注意喚起を呼びかけています。また、当該発生国から帰国・入国する方(到着前21日以内に当該発生国に渡航・滞在していた方)は、空港等の検疫所に申し出るよう呼びかけています。最長21日間の健康監視(検疫所に毎日体温等の健康状態を報告)の対象となる場合があります。

3. 蚊やダニから感染する感染症

 蚊が媒介する感染症には、ジカウイルス感染症、デング熱、黄熱、チクングニア熱、ウエストナイル熱、日本脳炎、マラリアなどがあります。また、ダニが媒介する感染症には、クリミア・コンゴ出血熱、ダニ媒介性脳炎、リケッチア感染症、ライム病、回帰熱などがあります。

  • できるだけ、明るい色の長袖シャツ・長ズボン・ブーツ・帽子等で皮膚が露出する部分を減らし、素足でのサンダル履きは避けましょう。
  • 網戸がしっかりとされている宿泊施設、エアコンが備わっている宿泊施設、蚊の駆除を行っている宿泊施設を利用しましょう。不十分な場合は、蚊帳が蚊よけとして最も有効です。
  • 皮膚の露出した部分と服に、ディート(DEET)などの有効成分が含まれる虫除け剤を使用しましょう。虫除け剤は使用上の注意の指示に従って正しく使用しましょう。蚊取り線香も有効です。

 (1) ジカウイルス感染症

  • ジカウイルス感染症は、蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)が媒介する感染症で、アフリカ地域、中南米地域、アジア・大洋州地域の一部の国で発生しています。 特に、近年は中南米地域で流行しています。
  • 妊娠中にジカウイルスに感染すると赤ちゃんに小頭症などの先天性障害をきたすことがあります。
    妊婦さんや妊娠の可能性のある方は、可能な限り流行地域への渡航を控えてください。世界保健機関(WHO)では、妊娠さんはジカウイルス感染症が発生している地域(カテゴリー1:現在も感染伝播が起きている地域、カテゴリー2:流行している可能性がある地域)には渡航しないよう呼びかけています。
  • ジカウイルス感染症が発生している地域(平成30年3月9日現在)
    カテゴリー1:アフリカ地域(アンゴラ、ギニアビサウ)、中南米地域(アルゼンチン、アンティグア・バーブーダ、グレナダ、キューバ、セントルシア、セントクリストファー・ネーヴィス、セントビンセント・グレナディーン諸島、ドミニカ、トリニダード・トバゴ、バルバドス、ベリーズ、英領西インド諸島、仏領サン・マルタン、蘭領アンティル諸島、米領バージン諸島)、アジア地域(シンガポール)、大洋州地域(サモア、ソロモン諸島、トンガ)
    カテゴリー2:アフリカ地域(ウガンダ、カーボヴェルデ、ガボン、カメルーン、コートジボワール、セネガル、中央アフリカ、ナイジェリア、ブルキナファソ、ブルンジ)、中南米地域(エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、スリナム、ドミニカ共和国、ニカラグア、ハイチ、パラグアイ、パナマ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ、米領プエルトリコ、仏領ギアナ)、アジア地域(インド、インドネシア、カンボジア、タイ、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モルディブ、ラオス)、大洋州地域(パプアニューギニア、フィジー)
  • 性交渉によっても感染することが確認されているため、流行地域から帰国した男女は、感染の有無にかかわらず、最低6カ月間(妊婦さんの場合は妊娠期間中)は、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えてください。
  • 国内でのウイルス拡散防止のため、帰国後少なくとも3週間は虫除け剤を使用するなどして、蚊に刺されないようにしてください。

 (2) デング熱

  • デング熱は、蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)が媒介する感染症で、熱帯・亜熱帯の全域・世界100カ国以上で流行しており、東南アジア・南アジア・西太平洋・中南米地域で多くの患者さんが報告されています。最も日本に近い流行地域は台湾です。
  • 発症しても通常は1~2週間で後遺症なく回復しますが、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群(重症型のデング熱)を発症し、死に至ることがあります。日本においても、平成28年に海外から帰国した方がデング出血熱を発症し、死亡する事例が発生しました。
    早期に適切な治療を受けることで、20%以上の致死率を1%未満に減らすことができるとされています。
  • 蚊に刺された数日後にインフルエンザのような症状が出たり、これに加えて皮膚に赤い小さな発疹が見られた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。解熱剤の成分によってはデング熱の重症化を促すことがあるため、自己判断での解熱剤の服用は避けましょう。

 (3) 黄熱

  • 黄熱は、蚊(主にネッタイシマカ)が媒介する感染症で、アフリカ地域(主に中央部)と中南米地域(主にアマゾン地域)などで発生しています。
  • 感染しても症状がないか軽い症状のみで終わる場合もありますが、約15%が重症化し、重症化した患者さんの致死率は20~50%に達するとされています。
  • 黄熱に感染する危険のある国(平成30年11月現在)
    アフリカ地域:アンゴラ、ウガンダ、エチオピア、カメルーン、ガーナ、ガボン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、シエラレオネ、スーダン、セネガル、赤道ギニア、中央アフリカ、チャド、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、マリ、南スーダン、リベリア、モーリタニア
    中南米地域:アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、パナマ、仏領ギアナ、ブラジル、ペルー、ベネズエラ、ボリビア、トリニダード・トバゴ(トリニダード島のみ)、パラグアイ
  • 黄熱には有効な予防接種があり、接種した方には「黄熱予防接種証明書(イエローカード)」(接種10日後から生涯有効)が発行されます。
    なお、黄熱の予防接種は、検疫所および特定の医療機関での事前予約制となりますのでご注意ください。
  • イエローカードを携帯していないと入国できない国があります。また、黄熱に感染する危険のある国からの入国者や乗り継ぎのため空港に滞在した渡航者も、イエローカードの提示を求められる場合があります。
    最新の情報については、事前に各大使館、領事館へお問い合わせください。

 (4) 日本脳炎

  • 日本脳炎は、蚊(主にコガタアカイエカ)が媒介してブタから人に伝播する感染症で、アジア地域で広く流行しています。
    日本でもかつては患者さんが多くみられましたが、予防接種が開始されて著しく減少しました。
  • 発症すると20~40%が死亡し、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残るとされています。
  • 日本脳炎には、不活化ワクチンによる予防接種が有効です。

 (5) マラリア

  • マラリアは、蚊(ハマダラカ)が媒介する感染症で、熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、四日熱マラリア、卵形マラリア、サルマラリアの5種類があります。
    その中でも、熱帯熱マラリアは発症から24時間以内に治療しないと重症化し、しばしば死に至ります。多くのマラリアの患者さんとその死亡例は、サハラ以南のアフリカ地域で発生しています。
  • マラリアの予防には、医師の処方による抗マラリア薬の予防内服(予防薬)が有効です。
    体調や渡航先について事前に専門医と相談し、その指示に従って服用してください。
  • 予防薬を内服していても感染することがあります。マラリアを疑う症状が出た場合、速やかに医療機関を受診してください。
    マラリアの治療には、抗マラリア薬の投与(治療薬)が有効です。

 (6) クリミア・コンゴ出血熱

  • クリミア・コンゴ出血熱は、マダニ(主にイボマダニ)が媒介して動物(主にヒツジ・ウシ・ヤギ・ダチョウ等の家畜)から人に伝播する感染症で、北緯50度(イボマダニの分布する北限)以南の中国西部・東南アジア・中央アジア地域、中東地域、バルカン半島・東欧地域、アフリカ地域などで発生しています。
    近年ではインドやパキスタンでも患者さんが報告され、平成28年には初めて西欧地域のスペインで患者さんが報告されました。
  • 特別な治療法はなく、発症後2週間ほどで約30%が死亡するとされている、致死率の高い重大な感染症です。
  • マダニに咬まれたり、家畜を解体する作業中に血液に触れたりした場合に感染し、患者さんの体液との直接的接触でも感染することがあります。
  • 有効なワクチンや予防薬はなく、発生地域では、草むらに入る場合は長袖・長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きは避けるなど、マダニに咬まれないよう注意しましょう。
    家畜などの動物にむやみに近づかないようにし、動物の血液に触れないようにしましょう。
    屋外では虫除け剤を使用し、衣服や肌にマダニが付いていないか定期的に確認しましょう。
    マダニに咬まれていることを発見したら、無理に引き抜いたり、つぶしたりせずに、医療機関で処置(マダニの除去・洗浄等)を受けてください。

4. 水や食べ物から感染する感染症

 腸管出血性大腸菌感染症、コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、A型肝炎、E型肝炎などの感染症があります。

  • 生水は飲まないようにしましょう。
    氷・生野菜・カットフルーツなどが入ったものを食べることは避けましょう。
    食事は十分火の通ったものを食べるようにしましょう。
  • 石けん・流水で、こまめにしっかりと手を洗いましょう。
    水道や石けんが無い場合も多いので、消毒用ジェルの利用も検討しましょう。

5. その他

 薬物やゆきずりの性交渉で感染し、一生の後悔をすることのない行動をとりましょう。

帰国時、帰国後に体調が悪くなった場合

 【帰国時】

  • 空港や港にある検疫所では健康相談を行っています。
  • 帰国時に発熱・咳・発疹・下痢・具合が悪い等の体調不安、動物との接触、蚊に刺されたなどの健康上心配なことがあれば、検疫所に相談しましょう。

 【帰国後】

  • 感染症には潜伏期間があり、帰国後しばらくして症状が出ることがあります。
    帰国後に何らかの体調不良を訴える方は、全旅行者の数十パーセントに及ぶといわれ、典型的な症状は、下痢などの胃腸症状、皮膚の異常、咳、発熱です。
  • 治療が必要な感染症の場合もあるため、早急に医療機関を受診しましょう。
    受診する際には、あらかじめ医療機関に、症状、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での職歴や活動内容、動物との接触の有無、予防接種歴などを必ず伝えてから受診しましょう。
  • その他不安な点があれば、流山市を管轄区域とする松戸健康福祉センター(松戸保健所)にお問い合わせください。

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