第12回流山市総合計画審議会会議録
- 1 日時
- 平成11年7月6日(火曜日) 午後1時30分
- 2 場所
- 流山市役所 委員会室
- 3 出席委員
- 渡辺会長 内藤副会長 戸部委員 青野委員 乾委員 高橋(ミ)委員 松本委員 松野委員 安蒜委員 小倉委員 菅生委員 海老原委員 箕浦委員 松下委員 横山委員 小川委員 矢吹委員 伊勢委員 真鍋委員
- 4 市側の出席者
- 市長 助役 収入役 教育長 水道事業管理者 企画部長 総務部長 財政部長 市民生活部長 保健福祉部長
経済環境部長 都市計画部長 土木部長 議会局長 選管局長 監査局長 農委局長 学校教育部長 生涯学習部長
消防長 都市整備部次長
(事務局)
次長宇佐見 課長補佐石井 加藤 岡田主査 増田主査 黒川主任主事 福吉主事
会議録(概要)
開会時間 午後1時30分
- 委嘱状交付
- 委員及び職員紹介
- 会長あいさつ
- 市長あいさつ
- 「基本構想」諮問流企 第137号
平成11年7月6日
流山市総合計画審議会
会長 渡辺 俊一様
流山市長 眉山 俊光
流山市基本構想(案)及び流山市基本計画(案)について(諮問)
新世紀の本市の市政運営の総合的な指針となる流山市基本構想(案)及び流山市基本計画(案)(以下「長期構想(案)」という。)を策定いたしましたので貴審議会の意見を求めたく諮問いたします。
今回の長期構想(案)の特徴は、社会経済情勢が厳しい状況下で、行政課題が山積している中にあっても、今後の本市のまちづくりの基盤となる常磐新線沿線整備や、住むことに配慮した生活環境づくり、さらには、少子高齢化社会における地域で安心して生活できる社会の創造などに意を用いております。
また、策定作業における特徴といたしましては、
- 市民意識調査、子ども議会、女性会議、未来会議、市民ご意見箱の設置により、各界各層からのご意見をいただいたこと。
- 策定前に、市民によるワークショップを開催し、出された意見を地域別 検討集として取りまとめたこと。
- 素案を公表した段階において、市民からご意見を頂戴したほか、昨年に引続きワークショップを開催して、それぞれのテーマごとに議論を深めたこと。そして検討結果として取りまとめたこと。
- 貴審議会から、策定にあたっての提言や建議をいただいたこと。
- 庁内の策定体制については、全職員の英知を結集し、一丸となって取り組んだこと。
が挙げられます。
このような経過を経て、この長期構想(案)を策定してきたところでありますが、貴審議会からの建議書に記載の事柄については、まだ不充分であり、メリハリのある、特徴のある長期構想とするため、特段のご高配をお願いいたします。
議題
- 「基本構想」・「基本計画」(案)について
- その他
説明・質疑・意見交換
- 「基本構想」・「基本計画」(案)について説明<事務局>
- ワークショップ・市民の意見について説明<事務局>
会長
先程、市長さんから「基本構想」の諮問を受けましたので、本審議会におきましては、今度、答申をすることになりますのでよろしくお願いします。
A委員
基本計画の期間について、前期10年、後期10年、それごれ上期5年、下期5年となっていますが今回は何年ですか。
事務局
今回の基本計画は10年間です。
会長
下期5年間の計画はどうなりますか。
事務局
基本計画から次に実施計画に移っていきますのでその中で明らかになっていきます。
B委員
ひとつひとつ見ていると財政的に何もできなくなる可能性がある。 最重点の事業は何であるか。
事務局
基本構想の「将来都市像」にあるように常磐新線や新川耕地の開発と整備などがあります。
C委員
テーマ別報告書で特に財政面に制約があり、市民が順位をつけるべきだとあるが、行政の役割と市民の役割を明示して市民が優先順位についてどのに考えているのか。 また、余裕教室の開放について、行政の縦割りで実施できるかどうかです。
企画部長
事業の優先順位や事業別予算について検討中である。
教育長
体育施設については既に開放しているが、他の会議室等については今年度から学校がオープンしている時は利便に供しているがさらに検討する必要がある。
D委員
新線の中心はどこか、もし、もってくるならば柏市との整合性や流山市のへそは常磐新線であり、その辺を一帯とすべきと思いますが。
事務局
新市街地が中心市街地と考えています。
会長
鉄道の流山市内通過は明治からの悲願であり、その実現に向かって努力してきたわけですね。 ただその開業までには課題をクリアーしていく必要があります。
E委員
新線が来て人口を20万人に想定しているが、増加分の5万人の対策として何か施策を考えていますか。
事務局
住みたくなる基盤づくりとして、バリアフリーなどがある。 人口増に対応するために基本計画の中で都市整備を進める必要があります。
E委員
今までの審議会でも住宅地を目指すなら、魅力あるものとして30歳代の人が魅力を感じて流山市を居住地として選ぶものが必要でしょう。
会長
その例は何ですか。
E委員
教育の問題があります。 子どもを持つ親にとって教育は非常に大切である。 特色ある学校など何らかのシステムが必要である。
会長
その辺を長期構想は戦略的に検討する必要がある。
F委員
基本構想に中心核のことがあるが、そこは行政、文化の中心であるが概略図では南北に東武線、東西に新線があり、中心核に各地域からアクセスするにはどうか。 歩いて10分以上になると自転車を利用すると思うがどうか。
事務局
基本計画に記述しているとおり、鉄道をカバーする路線網の充実があげられ現在のバス路線は江戸川台や柏に行くバスで現在の交通体系に合ったものであり、常磐新線の開通に伴い今後は新たなバス路線の検討が考えられる。
F委員
現実的には関係バス会社などと接触したことがありますか。
会長
新市街地は柏駅周辺のような状況が想像されますか。
G委員
- 常磐新線58キロのなかで同じような住宅地では喜んでは来てくれない、魅力ある住宅、庭付き、農園付きなど戦略的に考えていくべきである。
- 社会経済情勢が不安定の中で計画樹立は大変であった。産業でも国県の連携が必要である。
- 医療、保健、福祉についてどう計画に反映させていくのか。 元気、勇気が持てて流山に住んで良かったと思えることが大事である。
都整次長
住都公団でも新市街地のあり方、中心市街地について検討している。 アーバンパストラル都市と田園がマッチしたもの、環境問題、歴史を大事にし、田園の雰囲気がある。複合的な都市づくりが検討されている状況である。
会長
考えているなら構想や計画に盛り込んでいただきたい。市は施行者と密接に連絡をとりながら進めていただきたい。
H委員
組立て自体を変えるのであれば今日議論するしかない。 内容的には次回でも良いと思う。
B委員
組立てができないとすれば何も議論することはできない。これは全てやるべきであるが、何を重点にするのか、鎌倉市は環境を、掛川市は生涯学習である。 全部できれば良いが市民参加だけでも大変である。
会長
基本構想、基本計画について諮問を受けているので、大きく組替えが必要であればここで議論すべきである。
E委員
計画の中で高等教育機関の誘致とあるが、15万都市の流山市内に既に2つの大学があり、そのへんはどうか。
会長
私は構想の「21世紀の展望」と「視点」は必要なく、さらに「3章の3の(1)から(6)まで」は必要なく、また、「4章の横断的テーマ」がなくてもよく、ムダであり、市民からみたらわからない。 基本計画では「パイロットプラン」ない方がわかりやすい。
I委員
全体的に見て抽象的で5W1Hにしてほしい。
F委員
地域別計画の目的が最後に出てくるよりパイロットプランの前の方が良い。
会長
審議会として、構想の議論は必要であるが、市長が開かれた市政を行い、これは市民参加であり、ワークショップがこれで終わりでなく、今後も検証していくことが大事である。
H委員
21世紀の展望や視点は一つの予見であり、それは必要である。横断的テーマなど整理する必要がある。
会長
市民側があれだけやったので、私たち審議会もテーマごとに分かれて審議したらどうか。 次回の審議会において議論できるように具体的には6つに分けたらどうか。
H委員
組立てを変えることは考え方を変えていくことであるが、相互に関係するものは今回できなければ無理である。
会長
市民の方があれだけがんばったのにあまり出てきていない。 前文でそのへんをカバーしたらどうかと私は考えていります。
B委員
子ども議会や女性会議の考え方が、この中で出てきているか、出てきていないかであり、私は出ていないと感じています。
C委員
ここまで来るには市民の意見やその他の意見が盛り込まれているはずであり、このままで良い。 今後は実施計画などで議論していくべきである。
J委員
ワークショップのことがどのように反映されたかであり、報告書で市民が参加してモニタリングについて体制を整備したらどうか。 そのあたりの市民参加をクローズアップしていただきたい。
会長
地域別計画はもっと前に出したうえでと先ほど発言が出ていますがどうか。
H委員
今の発言の趣旨はよくわかるが、この部分は切り口が異なるからで地域別計画の位置はこのところでよいと考える。
E委員
市民参加ということがアイデンティであるということを位置付けるべきである。
H委員
組立を代えて間に合うのか。事務当局に無理をさせることにならないか。 切り貼りというわけにはいかない。
E委員
時間調整をしながら出席をしている。審議会の委員としての責任でやっていますか。 これ以上の責任はもてない。
A委員
どの程度どうかえるかは、代替案が出てこないとわからないはずである。
会長
なお、先程の部会は次のとおりでお願いしたいと思います。
- 常磐新線部会:小川委員が代表 海老原委員 高橋(ミ)委員
- 環境部会:真鍋委員が代表 青野委員 松本委員
- 教育、福祉部会:矢吹委員が代表 乾委員 箕浦委員
- 市民参加部会:伊勢委員が代表 戸部委員 横山委員 赤井委員
- 全体部会:松下委員が代表 松野委員 田中委員
K委員
欠席者について配慮していただきたい。
会長
本日はこのへんで会議を閉じますが最後に傍聴の皆様の意見を伺いたいと思います。
傍聴者1
- 本日諮問があってどう審議されていくかが楽しみです。
- 全体部会は全体を受けて設けたものでなく、どこの部類にも入らないものとしてできた。
- 審議にあたっては市民が何を求めているかの認識が必要である。
傍聴者2
- 失望と落胆をした。 委員として意見をもっているか疑わしい。
- 本人の見解なり、意見なりがどうなのかが伝わってこない。 是非意見を出し合っていただきたい。 もし、だめであれば審議会と代案を出すべきである。
終了 午後4時
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