第15回流山市総合計画審議会会議録

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ページ番号1009400  更新日 平成29年9月15日

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1 日時
平成12年2月8日(火曜日)午前10時
2 場所
流山市役所 委員会室
3 出席委員
19名
渡辺会長 戸部委員 青野委員 赤井委員 乾委員 高橋(ミ)委員 松本委員 松野委員 大作委員 中村委員 海老原委員 箕浦委員 松下委員 恵委員 横山委員 小川委員 矢吹委員 伊勢委員 真鍋委員
4 市出席者
市長 助役 収入役 教育長 水道事業管理者 企画部長 総務部長 財政部長 市民生活部長 保健福祉部長 経済環境部長 都市計画部長 都市整備部長 土木部長 農業委員会事務局長 消防長 生涯学習部長
5 議題
(1)上期事業計画・実施計画策定経過について
(2)上期事業計画・実施計画について
(3)その他
6 配布資料
流山市前期基本計画「上期事業計画・実施計画」
7 会議概要
次のとおり

会議録(概要)

会長    
 会長挨拶要旨
 「昨年7月に審議会以来久しぶりの開催であります。市民の皆様の熱い心を受けて約2年間にわたりまして委員の皆様とこの審議会を開催して参りました。この審議会におきましては委員の皆様の熱心議論していただき一定の成果があったと考えております。委員各位のご努力に感謝しております。」

市長
 市長挨拶要旨
 「基本構想と基本計画につきましては、審議会からの答申をいただいてから庁内の会議を経て、平成11年第3回定例会に議案として上程し原案のとおり可決されました。その後基本計画の上期分につきまして事業計画を策定し、さらに3ヵ年の実施計画を策定したところであります。今般の厳しい社会経済情勢に対応し市民福祉の増進に向かいまして着実にその歩みを進めて参ります。」

企画部長  
 上期事業計画・実施計画策定経過について説明

企画部次長 
 上期事業計画・実施計画の総論説明

事務局   
 各担当者による各論の概要説明

  1. 都市基盤の整備
  2. 生活環境の整備
  3. 教育・文化の充実向上
  4. 市民福祉の充実
  5. 産業の振興
  6. 施策の推進方策

会長
 上期事業計画・実施計画の報告をいただきましたが、大変たくさんの事業がありますがこれらについて各委員の皆様からコメントをいただくことにします。

事務局
 全体の事業数は36項でさらに176の個別施策がありまして、また、基本計画の具現化を図るための個別事業が全体で703事業あります。

会長    
 それでは委員の皆様如何でしょうか。

A委員  
 年度別予算と配分、重点事業、上期事業計画の財政の見通しについて質問します。はじめに各論1節から5節までの年度別予算と構成比はどうですか。また、たくさんの事業がありますが各論各節の主要重点事業3項目をわければ示していただきたい。

事務局   
 事業の構成比率をその内容でみますと平成12年度は全体を100としますと都市基盤の整備は45.1パーセント・生活環境の整備21.8パーセント・教育・文化の充実向上6.1パーセント・市民福祉の充実13.2パーセント・産業の振興0.5パーセント・施策の推進方策13.4パーセントですがこれが13年度以降になりますと事業の構成比率が変ってきますが全ての経費ではなく政策的経費と理解して下さい。

A委員  
 流山市の将来都市像についてお伺いします。流山市の将来都市像に影響してくるのは常磐新線と新川耕地であり、それが顔になりますがそれがどのように計画に盛り込まれておりますか。その顔づくりの組織はどのようになっているのか。また、市民の声や意見をどのように反映させるのか。さらに、組織に対する予算は計上されていますか。最後にいつの時点で顔が出来て市民に示すことができますか。

企画部長  
 新川耕地や常磐新線につきましてはこの計画に盛り込まれておりますが、組織のことにつきましてはこの計画に連動しないものと考えております。組織につきましては状況によりまして考えていく必要があります。

会長    
 市民参加にも小さなものから巨大プロジェクトもありますが実施計画レベルではどのように書き込めば良いでしょうか。実施計画は事業ベースで書いてありますが、それを各事業について市民参加をどのようにするかは書くことはできません。

事務局  
 ひとつを例を申し上げますと市民参加による公園づくりは最初から市民の皆様に参加していただきとともに維持管理にも自分達が参加していくということがあります。また、市民活力の活用があります。

会長    
 個別事業の領域で市民参加が書いてありますが、本来ならば全体部分で書いておくと縦横で活用できました。

B委員  
 市の皆様にお願いしておきたいことは、現在どこで財政状況がかなり厳しいことにつきましては認識しておられと思いますが、常磐新線関係の国の予算がかなり厳しい状況です。国家的なプロジェクトとして進んでいる常磐新線の関連事業費でありますが相当厳しい展開になってきます。特に国や県は財政的に厳しいことから、市としてのアイデンティーを確立してこれに流されないようにしっかりと対応していただきたい。場合によっては押し付けられてしまう可能性もあります。この問題は廃棄物問題と本質的に異なります。

会長
 私は今回の総合計画の大きな論点は財政問題であると思っております。B委員は財政のエキスパートとして審議会にいろいろと報告をいただきました。今後財政の押し付け合いになった場合市民のバックアップがあると力強くなると思います。

C委員
 男女共同参画社会づくりの観点で見れば保育サービス体制の充実が求められておりますが、働く女性の立場からは保育時間の延長が言われております。流山市の実態として保育時間をどの程度延長しておりますか。

保健福祉部長
 現在の保育時間は夜は午後6時30分まで保育を実施しております。さらに延長をするには課題があります。

C委員
 保育サービスの充実があれば新たに住む市民の確保にも繋がります。また、流山市の新しい売りが出来ると思います。さらに駅前保育所の発想が考えられていれば実現に向けて努力し、実現した段階で市民に積極的に広報していく事が大切です。保育事業の充実き計画の中に入っていると思いますが希望いたします。

会長    
 この事業計画・実施計画の身分(ステイタス)はどうですか。事業がここまで固まっておりますのでこれを変更するには、事業のローリングがありますので次年度以降にもできます。

D委員   
 先ほど事務局からの各施策ごとの構成比は政策的経費のみであるという説明でありましたが経常経費を含めた構成比が出るのかどうか質問します。平成11年度で投資的経費が80億円程度投入できたと考えられますが、今後は財政の見通しを見ると期待できません。

E委員  
 総合計画体系からすると基本構想が20年、基本計画が上期5年、下期5年で今回は上期の5年間の計画で前期の中で下期も決まっておらずこのままでいくと全てローリングをしていくだけになってしまうと思います。総合計画体系がはっきと見えてきません、見直しのタイミングがはっきとしませんし、このままローリングを続けると際限がないと思います。

B委員  
 事業計画・実施計画は事業を行うための計画であり、改定の時期の議論はないはずです。しかし、基本構想は現実と大きく乖離した場合は見直しをする必要があります。

会長   
 見直し(改定)の対象となるものは基本構想と基本計画であります。

事務局  
 資料の116ページに政策企画の充実のところで基本計画・実施計画の進行管理を行うことになっております。また、政策評価、事業評価の観点からも進行管理を行ってまいります。

F委員  
 繰入金が13年度と14年度で大幅に伸びておりますが、これは平成4年度から計画的に積み立ててきた廃棄物処理施設整備基金が組み込まれていると考えますがどうですか。廃棄物処理施設の整備の見通しはどうですか。次に流域下水道に関して、一部調整区域とのことで取り込めない住宅地があり、生活排水の水質の面から何とか対応できないか。次にスポーツの振興からも学校開放をさらに進め利用しやすいようトイレや倉庫などを設置できないでしょうか。次に災害の対策として松戸野田県道が遮断された場合の緊急避難路として江戸川河川敷を利用することについて広域行政の中で具体的に検討しておりますか。江戸川の船運につきましては松戸までは具体的になってきているようだがその進捗状況はどうですか。

助役   
 F委員さんの質問は今度別の機会でお答えいたしますのでご理解を頂きますようお願いします。

G委員 
 総合計画は従来は基本構想・基本計画・実施計画により構成されておりましたが今回は基本構想・基本計画・事業計画・実施計画になっており、上期事業計画と実施計画の区分が明確でないので庁内の職員が十分認識して取り組まれるよう徹底して下さい。また、事業計画・実施計画の記載の中には経常的なものも含まれ新規のものや特色のあるものがなどが混在しております。このため、何らかの分類整理がされていれば解かりやすいものになるので今後の対応として要望します。

事務局   
 貴重な意見をいただきましたので今後十分留意してまいります。

H委員  
 今後この実施計画について詳しいことを聞くには各担当部署にいくこともできますが総合的窓口として企画調整課に来庁することと理解してよろしいですか。特にNPOに関することや市民サイドの防災ネットワークなどもう少し詳しく聞きたいと思います。

I委員   
 情報の公開に関しまして今後の取組みについてでありますが、情報公開の限界について十分な配慮がされるよう望みます。

会長   
 流山市総合計画審議会の会長といたしまして、今回、市民の方の熱意を裏切ってはいけないということで今日まで審議会を行ってきましたが、私はそれにつきまして十分であったかどうか自信が持てません。市民参加につきましては積極的に取り組むよう審議会としても意識してきましたが、具体的な提案が出来なかった事から今回の実施計画に反映できませんでした。このことにつきましてはワークショップなどに参加されました市民の皆様に改めてお詫びを申し上げます。

助役   
 閉会の挨拶要旨「2年間の長期にわたりまして委員の皆様にはお骨折りを頂き深く感謝申し上げます。今後この成果を十分行政に生かして参ります。」

 (閉会 午後0時3分)

傍聴者の意見

 傍聴者
情報の透明性、情報の開示について
傍聴の認識として単なるリスナーではなくオブザーバーとしての位置付けを望みます。

 傍聴者
会長の最後の発言に感銘を受けました。
これで総合計画審議会委員は任期を満了するようであるが、委員の方で欠席を続けている方がおります。今後は出席される方を委員として選任して頂きたい。

 傍聴者
これからの市民参加のあり方について、7ページにあるような「市民と行政が共有できる個別ビジョンづくり」のうち
常磐新線沿線整備
都市計画マスタープラン
新川耕地活性化の促進
政策企画の充実
の各個別事業の展開につきましては市民参加が十分に確保されるように願います。

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