ぐるっと流山　タブレット端末を活用した平和教育

　令和3年度の夏季休業中、流山市内の小学校6年生を対象に「タブレット端末を活用した平和教育」が実施されました。
　例年、市内の小学5・6年生を平和大使として広島へ派遣し、千羽鶴を献納するとともに平和記念式典へ参加していますが、令和2・3年度は新型コロナウイルスの影響で平和大使の派遣が中止となりました。

　平和大使の派遣は中止となりましたが、流山市では、平和の尊さや大切さについて学び、考えを深める機会を止めてはいけないとの願いから、令和3年度は市内の小学6年生を対象とした平和教育を行いました。

　今年度から、市内の児童・生徒に1台ずつタブレット端末が配布されたことから、平和に関する動画を視聴し、タブレット端末を用いて「ぼく・私が考える平和」という課題に取り組みました。タブレット端末を家庭に持ち帰り、夏季休業中に家族と平和について語り合う時間を持つことで、平和についての考えを深めるきっかけとなりました。

　夏季休業後は、それぞれが考えたことを持ち寄って各学校で平和について話し合う機会を持ち、さまざまな考え方に触れました。
　児童の皆さんからは、平和教育をきっかけに、「平和とは、明日という日があること。明日を楽しみだと考えられること」「身近にある幸せに、もっと気づきたい」「自分にできることは、誰にでも自分から話しかけること」「平和の今は、当たり前ではないことがわかった」「話し合うことが大切」といった感想が聞かれました。

　また、児童の皆さんは、タブレット端末を活用して、自分の考えをさまざまな表現方法でまとめ、今回の平和教育では、家族や友だちと平和についての考えを交わすことができ、子どもたちにとって有意義な時間となりました。