ぐるっと流山 夏休み親子チャレンジ教室 振っても絶対に混ざらない、魔法の液体
令和3年8月8日(土曜日)、文化会館で「親子で参加できる夏休み親子チャレンジ教室」が開催されました。台風10号の影響により1時間遅れで開催されたイベントには、10組23人の親子が参加しました。講師には、東京理科大学大学院科学教育専攻渡辺研究室の松岡さん、實川さん、田巻さんの3人の大学院生を迎えました。
今回の講座では、「振っても絶対に混ざらない、魔法の液体!」をテーマに、水と油を容器に入れてハーバリウム(標本)を作成します。
はじめに、水と油の違いやなぜ油が水に浮くかの説明を受けました。水と油は、表面張力や密度の違いがあります。水の水滴は横から見ると丸く盛り上がって見えますが、油の水滴は水ほど盛り上がって見えません。また、水の方が油より密度が大きいため、川に油が流れていると油が水に浮きます。これは、同じ体積の鉄と紙では鉄の方が重い現象と同じです。このため、水と油を合わせた液体を振って混ぜても、しばらくすると水と油に分かれ、水が下になります。
作業は、水の着色から取り掛かります。紙コップに入れた水を絵具で赤や緑、青色に着色しました。次に、油の着色です。紙コップに入れた油を油性ペンで着色します。参加者は思い思いに色を付け、容器に入れると水と油が分離して2色のきれいなハーバリウムになりました。分離したハーバリウムを振ると色が混ざる様子に大喜びする参加者の姿もありました。
容器にラメやシールを入れることで、さらにきらきらと光るハーバリウムが完成しました。
最後に出来上がったハーバリウムを順に披露すると、自分と違う色に着色されたハーバリウムに参加者の皆さんは目を奪われていました。水と油が分かれる仕組みが分かった参加者からは、「いろいろなものや色が選べて楽しかったです」などの感想が寄せられ、楽しい親子教室となりました。
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