ぐるっと流山 市民団体が「避難所運営ハンドブック」を策定

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ページ番号1029937  更新日 令和3年2月20日

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講義の様子

 令和3年1月30日(土曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で「流山防災まちづくりプロジェクト」の主催のもと、「命と暮らしを守る避難所運営ハンドブック(地域に暮らす多様な人々にとって安心・安全な避難所づくり)」策定を記念した防災講演会が開催されました。同プロジェクトは、2019年から男女共同参画の実現に向けてまちづくりのネットワークの形成を目指し、特に防災・減災に力を注いでいる市民団体です。その代表の矢口輝美さんは、講演会のあいさつで、「この活動を始める前から、地元の避難所運営委員会に参加していましたが、実際に女性防災リーダー講座やワークショップを通して学んだ避難所運営の知識は、私の想像とは全く違うもので、これまで普通だと思っていたことが配慮に欠けていたことが分かりました。最初からすべての方が配慮できることは無理ですが、一人でも多くの方が知識を持ち、お互いに配慮できれば、大変な災害の中でも、みんなで力を合わせて頑張れるのではないでしょうか」と活動の経緯やハンドブックの策定のきっかけなどを話されました。

講師の先生

 記念講演の講師は、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任教授の天野和彦さんで、東日本大震災で約3,000人の避難者を受入れた「ビッグパレットふくしま避難所」の運営責任者としての経験を踏まえた「~いつか来るその時のために~住民主体でつくる災害に強いまちづくり」をテーマに、1.モノの防災から考え方の防災、2.人権の視点、3.自治と交流、4.イコールパートナーシップ、5.生きがいと死にがい、など大変貴重なお話が聞けました。

講義で用いた図

 会場では、手話通訳付きで講演が実施され、コロナ対策の換気で寒い中、参加者のみなさんは熱心に講演に聞き入っていました。また、流山子育てプロジェクトが制作した「流山市の小学生と考えた防災カルタ」コーナーも設けられ、「防災カルタ」の展示や「私にもできる防災・減災ノート」、「多言語の防災ガイドブック」なども紹介されました。

ハンドブック表紙

 完成したハンドブックには、組織作り、空間づくり、ルールづくりなど、誰もが安心して過ごせる避難所づくりのポイントが満載です。今後、流山防災まちづくりプロジェクトのみなさんで、このハンドブックを手に街に出て「出前講座」を始めるそうです。一人でも多くの方に、多様性に配慮した避難所運営についての知識を持っていただき、多様な人々に配慮した避難所が開設されるよう活動したいとのことでした。「避難所運営ハンドブック」についてのお問い合わせは、「流山防災まちづくりプロジェクト」矢口(電話:090-2661-6000)まで※本事業は、令和2年度流山市民活動公益事業補助金認定事業として市の後援を受けています。

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