ぐるっと流山 今年も走る俳句電車!
「一茶双樹俳句交流大会」入賞作品が流鉄流山線に掲示中
平成31年1月20日(日曜日)まで、流鉄流山線の車内に「一茶双樹まつり 俳句交流大会」の入賞作品81句が掲示されています。この企画は、流鉄株式会社の協力により行われているものです。
毎年恒例となっている、「一茶双樹まつり 俳句交流大会」では、小学生・中学生・高校生の部と一般の部を設定。総数11,400句を超える応募作品の中から、俳人協会評議員である坂本宮尾さん(一般の部)、流山俳句協会(小学生・中学生・高校生の部)にそれぞれの最優秀賞~入選の各賞の選考をお願いしました。
また、9月26日から10月8日まで一茶双樹記念館に展示した応募作品の中から、来場された皆さんによる「私の好きな一句」の投票をもとに、特別賞「一茶双樹賞」を選定。これらの句が、現在運行している流鉄の全車両のドア上部付近に掲示されています。
その中から、各部の最優秀賞と一茶双樹賞をご紹介します。
小学生の部・最優秀賞「足裏に覚悟を決めて寒稽古」石井和彩さん(流山北小6年)
小学生の部・一茶双樹賞「「夏は夜」枕草子をふと思う」川崎悠斗さん(江戸川台小6年)
中学生の部・最優秀賞「向日葵はゴッホの愛情つまってる」早川哲司さん(東深井中3年)
中学生の部・一茶双樹賞「人を見てゲコと一声雨蛙」吉田大陸さん(おおたかの森中2年)
高校生の部・最優秀賞「ぼくだけのプラネタリウム夏の夜」菊池優斗さん(県立特別支援学校流山高等学園3年)
高校生の部・一茶双樹賞「北風よそんなにつよくふきたいか」佐藤里香さん(県立特別支援学校流山高等学園3年)
一般の部・最優秀賞「じゃがいもの花の咲きそむ寸土かな」向山加行さん(柏市)
一般の部・一茶双樹賞「ふと母に呼ばれたやうな盆の月」安藤三千代さん(愛知県豊田市)
流鉄流山線には、これらに加えて、一茶双樹記念館で1月14日(月曜日・祝日)まで開催している新春企画展「吉書と流山風景」や、見世蔵主催で2カ月に一度開催される「歴史と文化のトーク&トーク in ながれやま」のポスターも掲示中です。
新春企画展「吉書と流山風景」では、市内在住の書家・茂野奈園さん(奈は正しくは「木」の下に「示」)による一茶の句を中心とした独創性にあふれるさまざま作品が展示されています。また、1月19日(土曜日)に開催される「歴史と文化のトーク&トーク in ながれやま」では「流山の俳句~双樹に始まり今に息づく俳句文化~」と題し、一茶双樹俳句交流大会の選者でもある流山俳句協会会長・北川昭久さんに、連綿と続いてきた流山の俳句文化についてお話しいただきます。
新しい年の初めに、レトロな流鉄流山線に乗って皆さんの力作を鑑賞し、新春企画展や歴史と文化のトーク&トークで、流山に息づく俳句文化の厚みに触れてみてはいかがでしょうか。お問い合わせは一茶双樹記念館(電話04-7150-5750)まで。
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