旧清美園焼却施設解体・撤去工事

このページの情報をXでポストできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号1002551  更新日 平成29年9月15日

印刷大きな文字で印刷

1.工事の概要

 旧清美園の老朽化しているし尿処理施設の再整備事業として、廃止している旧焼却施設の解体・撤去工事を行うものです。

 工事施工にあたりましては、関係法令に基づき、周辺地域にお住まいの皆様の生活環境に配慮するとともに、安全に万全を期して行います。

施設規模

焼却炉:ストーカー炉 16時間あたり140トン(16度間あたり70トン16h×2炉)

煙突高さ:59メートル

工事内容

  • 準備・仮設工事
  • ダイオキシン類対策工事及び調査
  • 除染工事
  • 機器解体工事
  • 構造物撤去工事
  • 整地工事
  • その他

 旧清美園焼却施設の解体前写真クリックすると別ウィンドウで大きな画像が見られます。

2.工事施工者他

請負者:鹿島建設株式会社千葉営業所

工期:平成19年12月18日から平成20年11月30日まで

3.工事工程表

工事工程表のイラスト

4.工事の基本方針

(1)ダイオキシン類について

  • 周辺環境への汚染防止
  • 作業員の曝露防止

(2)騒音・振動・粉塵について

  • 騒音・振動の低減及び粉塵抑制を図る

(3)交通安全について

  • 歩行者及び一般車両への安全確保

 法令を遵守することはもとより、周辺住民の皆様へ十分配慮し、施工致します

5.解体工事の進め方(解体工事の流れ)

解体工事の流れのイラスト

6.ダイオキシン類の汚染防止対策

(1)建屋密閉養生

 建屋開口部(窓、ドア、換気口等)や隙間を発泡ウレタンや、専用のテープで塞ぎ内部の空気が外部に漏れないように内外から密閉養生を行うとともに、ダイオキシン類の汚染状況に応じた区画を設置します。
 また、負圧・集じん装置で空気を引っ張ることにより作業領域内を負圧状態にするため汚染物が外部に飛散しません。建屋自体を密閉化構造とするため、強風等により汚染物が外部に飛散することはありません。
 なお、外部に足場をかけ、シートで養生します。これは窓や換気口等の開口部養生の日常点検や、汚染物が撤去された後の解体工事時の飛散防止用として設置するものです。

(2)煙突密閉養生

 煙突の上部を塞ぎ、下部に密閉養生された作業エリアを設置して、煙突内部の空気を負圧・集じん装置で空気を引っ張ることにより作業領域内を負圧状態にするため汚染物が外部に飛散しません。
 また外部に足場をかけ、シートで養生して汚染物が撤去された後の解体工事時の飛散防止用として設置するものです。

(3)クリーンルーム

 汚染物除去完了までの作業員の専用出入口でクリーンルーム内に設置した、エアーシャワー及び足洗浄マットにて着衣等に付着したダイオキシン類汚染物を除去すると同時に、保護衣等をクリーンルーム内で廃棄処分して汚染物が外部へ持ち出されることはありません。

(4)防液提及び環境調査

 洗浄水の回収及び外部への漏水防止対策として床には防液堤を設置し、さらに周辺への汚染を防ぐために作業状態の測定も適時行います。

(5)負圧・集塵装置

 作業エリア内は、負圧・集塵装置で吸引することにより、気圧を低く抑えて負圧化します。
 ダイオキシン類による汚染された内部の空気は、高性能のフィルターを有する負圧・集塵装置で浄化するため、外部に飛散・流出しません。

(6)水処理装置

 解体する建物や設備は解体前に高圧水により洗浄し、残存物やダイオキシン類付着物等を除去します。
 汚染物の除染に使用する洗浄水は、場内に水処理装置(プラント)を設置し、循環再利用するので、洗浄水の河川放流は行いません。

(7)ダイオキシン類汚染物除去作業

 人力による直接洗浄と機械による遠隔操作洗浄を併用し、ダイオキシン類汚染物の除去が確実に行われたことを確認してから建物や機器の解体を実施します。

7.工事車両

工事車両のルートの図(Aルートはこうのすだい方面経由・Bルートは東深井方面経由)

 工事現場(旧清美園)への搬入搬出のルートは、上図のとおりとし、生活道路等への進入はしません。
 この両方のルートを使用し、一方のルートに偏らないよう通行します。
 工事車両の出入りについては、交通誘導員を配置し、歩行者及び交通車両の安全確保に努めます。
 通行速度については、制限速度以内の低速で走行し、特に坂道等については、振動が出ないように十分注意を払うなどして騒音・振動の低減に努めるとともに、積載物からの粉塵等の飛散防止をします。
 車両の通行にあたっては、周辺住民の皆様の通勤、通学時間帯を考慮し通行します。
 なお、現場周辺道路に工事用車両が長時間停車しないようにします

8.解体に伴う廃棄物の処理計画

 解体に伴う廃棄物(撤去物)のうち、リサイクル可能なものは、再資源化施設(スクラップ業者等)へ搬出し、リサイクルすることを原則とします。
 リサイクル不可能なものは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき適切な処分を行います。

(1)廃棄物保管方法

 汚泥、耐火物煉瓦等のダイオキシン類を含む特別管理廃棄物の保管については、プラスッチク袋等に2重で梱包し、更に防水型フレコンバッグに入れ厳重に保管します。
 また、保管場所についてはシートで養生を行いますので、地下等に汚染物の流出はありません。

(1)廃棄物保管方法

 汚泥、耐火物煉瓦等のダイオキシン類を含む特別管理廃棄物の保管については、プラスッチク袋等に2重で梱包し、更に防水型フレコンバッグに入れ厳重に保管します。
また、保管場所についてはシートで養生を行いますので、地下等に汚染物の流出はありません。

鋼材・コンクリート等について

 鋼材やコンクリートガラ等は有害物の除去を確認したうえで搬出します。 運搬にあたっては、積載量を厳守し、サイドウイングにて飛散、落下防止を行います。

9.進捗状況

 毎月の進捗状況をお知らせします。詳細は旧清美園焼却施設解体・撤去工事の進捗状況を互選ください。

2月

  • 説明会を開催しました。
  • 施工計画等、解体工事の準備を進めました。

3月

  • 汚染物のないスロープなど建物の一部を解体しました。
  • 仮囲いを設置し、足場を架けるなど、架設工事を行いました。

4月

  • 足場を架け、建物等の密閉養生工事を行いました。
  • 除染工事を実施する準備として機器解体ヤードなどを設置しました。

5月

  • 建物等の密閉養生を確認し、負圧状態の内部で、除染工事を開始しました。
  • 除染は高圧水で行い、その汚水も場内のプラントで浄化して再利用します。

6月

  • 密閉した建物及び煙突内で、除染工事を行いました。
  • 廃棄物は、フレコンパックで建物内で適正に保管しています。

7月

  • 煙突部分は除染工事を完了し、作業環境測定を実施しました。一般解体に移行します。
  • 焼却プラントについても、除染工事を完了し、機器解体工事を実施しています。

8月

  • 煙突部分は解体工事を進め8月末で約2メートル程度となりました。
  • 焼却プラントについても、機器解体工事を完了しました。

9月

  • 煙突部分は9月末で全て解体を終了しました。
  • 焼却棟の建物についても、地上部分の解体工事を進めています。 

10月

  • 建物の基礎及び地下部分などを解体しました。
  • 解体したガラはコンクリートと鉄筋などに分別して処分しました。

11月

  • 外構の柵、土留め等を解体し、地下撤去部分を埋め戻しました。
  • 敷地全体を敷き均して工事が完了しました。

ご意見をお聞かせください

このページに問題点はありましたか?
(複数回答可)


このページに関するお問い合わせ

環境部 クリーンセンター
〒270-0174 流山市下花輪191番地 流山市クリーンセンター
電話:04-7157-7411 ファクス:04-7150-8070
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。