ぐるっと流山 舞台ワークショップ

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ページ番号1016012  更新日 平成29年8月24日

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音響操作を学びます

 平成29年8月17日(木曜日)から3日間、文化会館で舞台ワークショップが行われ、延べ約270人の高校生が舞台技術を学びました。この舞台ワークは千葉県高等学校文化連盟専門部第一地区と公民館の共催事業。演劇を学ぶ高校生が文化会館ホールスタッフからプロの舞台技術を学ぶ機会として開催しています。流山高校、流山おおたかの森高校、流山南高校、東葛飾高校、県立柏高校、柏中央高校、柏の葉高校、野田中央高校、流通経済大学付属柏高校の9校が参加しました。

舞台設営をする生徒たち

  9校の高校生はそれぞれ舞台監督(大道具)・照明・音響・演技にわかれ、プロのスタッフから技術を学びます。舞台班はホールスタッフの山本さんから、安全に綱元を操作するポイントや舞台上の大道具平台のセット方法などの説明を受けながら体験しました。道具製作では箱馬つくりに挑戦。初めてのこぎりを使って板を切り、釘を打ち付けて立派な箱馬を作った高校生は「意外と簡単に作れるものですね」と感想を話してくれました。

他校の生徒と一緒に演技指導

 演技班は、元劇団四季俳優で東京フィルムセンターの講師も務めている高島田薫さんのワークショップ。46人がいかに早く動き課題をクリアーするかで白熱し、会場内に元気な声が響き渡りました。「同じ高校の人とは顔なじみでも、このような場では知らない人とも声を掛け合って動きましょう」という講師の言葉をきっかけに、自然と他校の人とも打ち解けてきた高校生たちは、元気で大きな声と明るい表情にあふれていました。

照明卓操作も体験

  音響班はスタッフの大橋さんから音響卓の基本操作を学び、音源を探して演出に必要な効果音作りに挑戦しました。ソフトを上手く活用して音響プランを作り、演技班と合流。演技を盛り上げる効果音のタイミングなど確認し合っていました。照明班の指導はスタッフの高野勝征さん。照明器具の説明から基本操作や照明の演出効果などを話していました。最初はサスペンンションライトなどの機材を触るのもためらっていた高校生ですが、徐々に照明効果の面白さがわかっていったようです。操作体験を終えた生徒からは「役者の表情や舞台演出に大きく影響するので、操作はとても緊張します」と感想を話してくれました

バリアフリー体験

 株式会社リアライズ バリアフリーイベントディレクター・南部充央さんによる「バリアフリー研修」を実施。昨年、文化会館で開催されたバリアフリー演劇鑑賞会をふまえ、障害のある人もない人も鑑賞に訪れるために必要な工夫などについて、質問形式で研修を今回初めて行いました。また、実際に体験したことのほうが記憶に残ると、視覚障害の方と足の不自由な方の体験を3班に分かれて実施。2人1組で、アイマスクをする役と介助する役や車いすに乗る役にわかれ、客席までの案内を体験しました。「目が見えない状態だと少しのスロープでも上るのが大変だった」、「どのように手助けをしたら良いのか分かったので、障害をもっている方を見かけたら声を掛けたい」などの声がありました。

各班での発表の様子

 最終日には4つの班ごとに、学習成果の発表を行いました。同じ台本を使用しながらも、演技や照明、音響の効果により個性豊かな作品に仕上がりました。「同じ台本で発表したことで演技や演出を比較できる良い機会でした」、「他校の生徒の発声練習の仕方など勉強になった」と生徒たちから感想がありました。秋季発表会は、10月14日(土曜日)・15日(日曜日)に文化会館で行われます。どなたでもご覧になれますので、ぜひご来場ください。また、10月22日(日曜日)には今回のバリアフリー研修をもとに、柏の葉高校が出演するバリアフリー演劇鑑賞会を予定しています。若さあふれる高校生の演劇にご期待ください。

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