笹屋土蔵

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ページ番号1013092  更新日 平成30年5月8日

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笹屋の写真

 笹屋土蔵は、土蔵造二階建、桁(けた)行(ゆき)六・四m、梁(はり)間(ま)四・五mの東西棟で切(きり)妻(づま)造り、桟(さん)瓦(かわら)葺き、西妻に両(りょう)開(びらき)土(つち)戸(ど)の戸口を設けています。外壁は漆(しっ)喰(くい)塗りとなっており、鉢巻と腰を黒漆喰塗りにして引き締めています。小屋組は二重梁で、棟木下に桁行梁を二段挿入しています。
笹屋は、万(まん)延(えん)元年(一八六〇)に初代田上岩吉が日本橋「越後屋」(後の三越)の仕立屋「笹屋」の暖簾(のれん)分けとして創業。明治末の史料には、「笹屋」田上瀧次郎(二代目)「綿糸寝具」扱いと記され、流山旧市街に残る創業百五十年を越える数少ない老舗です。
土蔵は、明治三十一年(一八九八)に取引のあった大店(おおだな)「三河屋」呉服店の蔵を移築したと伝わっています。梁を二重にする等の補強が、解体移築時に施されたと推定されます。
地棟墨書には「上棟 明治三拾壱年 四月廿二日 田上岩吉(初代) 建立」と記されています。
平成二十四年に、一階南面に戸口と窓を開ける改修を行って、土蔵造を生かした店舗となりました。
土蔵は、旧街道に面した寝具店「笹屋」店舗を含め、江戸川舟(しゅう)運(うん)で賑わった往時の街並みを伝える貴重な建築物です。

名称
笹屋土蔵
ふりがな
ささやどぞう
区分
国登録有形文化財
所在地
流山市流山1-155
時代
明治31年築、平成24年改修
指定年月日
平成26年10月7日
備考
建造物

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