第7回流山市景観賞
第7回流山市景観賞
募集期間:令和3年5月12日 から 令和3年7月12日 まで
応募件数:6件
受賞物件:4件
【建築物部門】
・コビープリスクールみなみながれやま
表彰理由 ・宮園団地の端部、残された斜面林も見える流山らしい風景の中に余裕をもって計画された建
築物である。
・閉鎖的になりがちな保育施設が多い中で、街路からアクティビティが垣間見ることができる
空間構成は、地域の活気にとっても良いを与えると考えられる。
・公共道路側に向けて壁面に大きな開口を設けることより、公共道路等から建物内の子どもた
ちの様子が視認できることは、まちに子どもたちの活気がにじみ出すという意味において評
価できる。
・運動場が壁面に囲まれることなく、オープンエアになっていて、防護柵も透過性の高い製品
が使用されていてよい。
【建築物部門】
・空居間≪そらいま≫の街 流山おおたかの森
表彰理由 ・建物群に、塀、ゲート状のフレーム、坪庭、濡れ縁などの多くの要素が施され工夫されてい
る。
・建物色彩がダークグレーをベースにベージュをアクセントとして調和が感じられ、またスカ
イラインについては、左側2棟が揃い、右側2棟が傾斜することで一定のまとまりが感じられ
る。
・西側遠景は、切妻屋根を基調として統一感がもたらされている。
・諏訪神社の緑を背景に、西側敷地正面の各所で緑が施されており、緑の成長度合によっては
諏訪神社の緑と一体的になることが期待できる。
・施主のライフスタイルに応じた屋内・外の多様な間取りに寄り添う形で「緑」が取り入れら
れており、建築内部と外部(公共道路)の両面から緑の存在が死人できる工夫がみられ、今
後の緑の成長によりグリーンチェーンが期待できる作品である。
・道路側から見た場合、セミパブリックな空間(テラス)で団欒する様がまち側に滲み出すよ
うなレイアウトになっている点も評価したい。
【建築物部門】
・流山市立おおぐろの森小学校
表彰理由 ・通学路から学校にアプローチする景観は、複雑に折れた屋根と大きな開口部を持つ体育館と
なっており、学校へ行くという期待感を有している。
・正門を通ると木感のある校舎が見え、体育館とは異なる期待感があり、この正門での切り替
えは上手い。
・従来からあった流山の田園風景とTX沿線開発の境界部に公共施設である小学校が立地するこ
とで、両者をつなぐ空間を長期にわたって確保する意味は大きい。低層で街路側を意識して
設計された建物や空間構成は今後の公共施設のスタンダードとすべきでさる。
・全体がコンパクトに感じられる素材の使い分けが印象的。周辺環境に程よく調和している。
・体育館が当エリアのランドマーク的存在になっているが、その屋根形状は亀甲状の多面形と
なっており、それが周囲の樹林や田園風景との調和を生んでいる。
・全般に色彩はダークグレーと明るめのブラウンがベースとなっていて、外壁や軒天井に木質
素材が使用されている点などは周辺との調和が感じられる。
・外構の駐輪場等の施設はコンクリート素材で統一されており、体育館の一部や美術館との調
和が図られている。
・コンクリート打ち放しの大きな壁面に対しては、色の濃淡と縦縞により単調さの回避とリズ
ム感を創出している。
・建築物のボリュームを視覚的に分節化したり、体育館の甲羅屋根のように高さを調整するこ
とによって、建物の圧迫感を低減している。周辺の住宅の外観意匠を引き継ぐようなデザイ
ンによって、周辺の街並みへの調和図っている点も評価したい。
【広告物部門】
・Kushino no Panya
表彰理由 ・品質の良いパンを想像させ、宣伝効果が上がるように思われる。ライトアップも感じが良い。
・店舗のサインは一般に大きく派手になりがちだが、本件では抑制の効いたデザインにより、
昼間・夜間ともに品のあるサインが実現している。今後の流山の基調にしたい景観のひとつ
である。
・目立つ看板を目指すのではなく、店舗の雰囲気を引き立てる装置としての機能を優先してい
る。
・控えめで、シンプルなデザインであるが、最も注目したい点は、昼夜で光の当たり具合で看
板の表情が変化するという工夫である。
・建物外壁の質感や色味をうまく利用して、シンプルなサインに仕上がっており、住宅地の景
観として違和感がない。まちの中で長く愛されるサインになってほしい。
・夜間照明による広告が昼とは異なった見え方となり良かった。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
まちづくり推進部 都市計画課
〒270-0192 流山市平和台1丁目1番地の1 第1庁舎3階
電話:04-7150-6087 ファクス:04-7158-9777
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。