第7回流山市景観シンポジウム

第7回流山市景観シンポジウム 　アナタは何しに流山へ！？～教えて！！あなたが感じる流山の魅力～

　平成31年2月23日（土曜日）午後1時30分から4時30分まで、流山おおたかの森センターにて、「アナタは何しに流山へ！？ ～教えて！！あなたが感じる流山の魅力～」と題し、景観シンポジウムを開催しました。

　シンポジウムの目的は、流山市にお住まいの方々を対象に事前に行ったインタビューを基に、クロストークで、流山の魅力は何なのか、また、その魅力はどのようにして生まれているのかを議論し、来場者の方々の景観に対する理解を深めることです。
　シンポジウムには、約50名の方々にお越しいただきました。

• ポスター （PDF 1.1MB）

開催の様子

インタビュー上映

　市長の開会の挨拶に引き続き、最初のプログラムである、インタビューの上映を行いました。
　市内にお住まいの11名の方に事前に行ったインタビューの様子を約30分間上映し、流山市を選んでいただいたきっかけや好きな風景や場所などを教えていただきました。
　・交通の便が良く、新しい街が出来上がっていくことから、発展の可能性を感じたのが流山を選ぶ決め手となった。
　・利根運河の四季折々の景色を感じられるところや、歴史を感じられるところにわくわくする。
　・大畔の人と自然が隣り合わせで暮らしているような風景が好き。
　・看板がすっきりしていて、けばけばしくないところが良い。
　・流山本町は、歴史的な建物が残っており、おおらかな時間の流れを感じられる。
などの御意見・御感想をいただきました。

 

 

景観とは何！？流山景観まちづくりビジョン

　日本大学理工学部まちづくり工学科の岡田智秀教授より、約30分のご講演をいただきました。
　景観とは、料理において、料理の「中身」にふさわしい「器」があるように、地域の文化や人々の生活（中身）にふさわしい街並み（器）があるという関係性について、お話いただきました。
　また、これからの流山市の景観まちづくりについて、具体的な事例やアイデアを紹介いただき、流山市は単なる「ベッドタウン」ではなく、生活の場として、住み続けたいまちとしての、「リビングタウン」という在り方ををお示しいただきました。

クロストーク

　学識経験者や流山市民による、下記5名のパネリストによるクロストークを行いました。
　・横内　憲久氏（日本大学名誉教授）
　・岡田　智秀氏（日本大学理工学部まちづくり工学科教授）
　・八馬　智氏（千葉工業大学創造工学部デザイン科学科教授）
　・手塚　純子氏（流山市民、machiminオーナー）
　・三條　栄子氏（流山市民、イラストレーター）

　クロストークでは、主に、
　・流山市の景観の特長や景観に関するこれまでの取り組み
　・区画整理事業における開発と自然環境の保全とのバランスの難しさ
　・市民一人ひとりがまちに求める希望を実現するためには、市民自らが取り組むことが大切である
　・様々な立場の市民がいる中で、より良いまちづくりをするには、話し合いが大切である
といった内容が話し合われました。

　クロストークの最後に、横内コーディネーターより、
「市民へのインタビューの中で、流山市を選んだ理由で最も多かったのは、「交通の利便性」であった。しかし、近い将来には、働き方改革による勤務形態の変化から、「交通の利便性」（＝通勤のしやすさ）よりも、暮らしやすさや家族と有意義な時間を過ごせることが優先される時が来るかもしれない。今後は、都心からのアクセスの良さ以外でも、もっと魅力あるまちにしていく必要がある。」
と指摘いただきました。

 

流山市景観賞の表彰

　最後に、第5回流山市景観賞の表彰式を行いました。
　表彰されたのは、景観賞受賞物件である、
　・Lord Hill（ロードヒル）【共同住宅】
　・BARN＆FOREST148（バーン・アンド・フォレスト148）【結婚式場・レストラン】
　の2件です。景観賞の詳細は以下のページをご覧ください。

• 第5回流山市景観賞