流山市名誉市民
流山市名誉市民
流山市では、広く社会の発展又は文化の興隆に功績のあった者に対し、「流山市名誉市民」の称号を贈ることにより、その功績と栄誉を称え、もって流山市に対する誇りや郷土愛の高揚に資することを目的に、流山市名誉市民条例を定めています。
同条例の規定に基づき、平成28年9月1日、日本画家の後藤純男氏を本市第1号の名誉市民に決定しました。
なお、後藤純男氏におかれましては、同10月18日86歳にて永眠されました。
ご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。
後藤 純男 氏 (ごとう すみお)
<生年月日>
昭和5年1月21日生
<略歴>
昭和61年 日本美術院展覧会 内閣総理大臣賞受賞
平成18年 旭日小綬章受賞
平成18年 流山市市制施行40周年「後藤純男展」開催
平成28年 日本芸術院賞・恩賜賞受賞
平成28年9月1日 流山市名誉市民に決定
平成28年10月18日 逝去
後藤純男氏の主な功績等
後藤純男氏は、昭和27年に日本美術院展覧会(院展)に初入選の後、「吉野山」や「十勝岳連峰」、「桂林山水朝陽」など多くの作品を世に送り出し、活躍著しい世界屈指の日本画家です。
その画風は、国内に留まらずフランス パリ・エトワール展の開催をはじめ、中国西安美術学院「後藤純男日本画教室」の開校など、国際的にも高い評価を得ています。また、御自身の創作活動のみならず、東京藝術大学教授として後進の育成に努めたほか、日本美術院理事などを歴任し、日本美術界の発展に尽力されました。
流山市においては、後藤氏が昭和37年に当時の流山町に居を構えた後、昭和52年の流山市美術家協会設立の際には創立会員として名を連ね、同協会主催の市展への出展はもとより、昭和62年4月の流山市役所第一庁舎新築後、数年にわたり、市民ギャラリーに御自身の日本画を無償で展示いただきました。その後、平成16年1月・8月には市民ギャラリーに作品を提供されるなど、市内文化芸術の振興に尽力されました。また、平成18年に、流山市生涯学習センターを会場に市制施行40周年を記念して開催された後藤純男展では、市内外を問わず多くの来場者を集め、大好評を博しました。
後藤氏は、広く文化の興隆に活躍され、その功績から、平成18年春の叙勲において旭日小綬章を受章、平成28年には大作「大和の雪」で第72回日本芸術院賞を受賞されるとともに、さらに日本芸術院賞を受賞した方の中から特に選ばれた方に贈られる恩賜賞を受賞されました。
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