ぐるっと流山 インドネシアの伝統芸能「ケチャ」体験

ページ番号7047 更新日 平成22年8月9日

 声と体を使ってケチャ体験  ワークショップ参加者は本番公演にも出演

講師の小谷野哲郎氏

 8月6日、「スダマニ~神々の舞」公演に合わせてケチャ体験が文化会館で行われました。ケチャとは、インドネシアのバリ島の伝統芸能で、「チャ」という独特の音を口で発しながら、全身でリズムを刻む踊りです。講師は、日本で唯一のプロの男性バリ舞踏家・小谷野哲郎氏。小谷野氏は7月末に行われた現代影絵ワークショップの講師も務めています。

 参加者のほとんどはケチャ未体験者。今回の体験では、基本の三つのパートを練習します。小谷野氏らグループがまずお手本を披露。「ケチャケチャケチャ・・・」「チャッチャチャチャッチャチャ・・・」。多くの音が入り混じったケチャは、さまざまな動植物がざわめいている様な、神秘さを含む高揚するような独特の音。「難しく聞こえるけど、一人ひとりがやっていることは難しくない」と小谷野氏は話します。


「チャ!」鋭い発声です

 パートごとにグループ分けし、それぞれのパートを練習します。参加者はパートを変えながら全てのパートを体験し、最終的に自分が一番やりやすいパートを見つけます。小谷野氏は、基本となる「チャ」の発声方法を「口で『チャ』と言うのではなく、短く舌打ちする感じ」で、「息の固まりを遠くに飛ばすようにすると、声がよく届く」とアドバイス。教わった発声方法を試すうちに、だんだんと短く鋭い音へと変わっていくのが分かりました。


講師を中心に円陣を組みます

 ケチャの基本姿勢は、あぐらを掻いて手は膝の上。そして「チャ」の音に合わせて左右に上半身を揺らします。時には膝から手を放し、伸ばしたり引いたりと、座った状態で体いっぱいに表現します。参加者は、最初は発声のみで精一杯の様子でしたが、少しずつ音だけでなく体も使えるようになっていき、ワークショップの終わる頃には、講師たちと一緒にケチャの基本パートを体現していました。


体いっぱいに表現

 先の現代影絵ワークショップに参加し、スダマニ公演にも出演する南部中学校の上嶋那奈さんは「楽しいけど難しい」と本番公演へ向け少々不安げでしたが、一緒に参加した同じく南部中学校の藤田有紀さんは「力を尽してがんばります」と本番へ臨む姿勢を力強く語ってくれました。愛地球博でも絶賛された「スダマニ~神々の舞」は、9月11日〈土曜日)に文化会館で開催します。影絵やガムランなどバリ島の伝統芸能を通して伝統舞踊ワヤンの世界へと誘います。チケットの販売など問い合わせは文化会館へ〈電話:04-7158-3462)。


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