ぐるっと流山 万華鏡作家中里さんが世界大会3連覇

ページ番号7640 更新日 平成23年5月27日

万華鏡作家の中里さん世界大会3連覇! 最優秀作品賞「AQUA」を披露

万華鏡作家中里さんのミニ講話

 流山市在住の世界的万華鏡作家・中里保子さんが、5月12日から15日までアメリカケンタッキー州コビントンで開催された、世界最大の万華鏡コンベンションで最優秀作品賞を受賞されました。3大会連続受賞の快挙です。今回は、流山福祉会館で、アメリカ万華鏡コンベンションの思い出などをお話され、最優秀作品賞に輝いた作品を披露しました。作品は、今後京都などに出展される予定で、万華鏡ギャラリー寺田園茶舗「見世蔵」にいつ展示されるかはわからないとのこと。今回の講話会での作品披露は大変貴重なものとなりました。会場には20人ほどの方が集まり、中里さんの話に熱心に耳を傾け、美しい万華鏡の世界に感嘆の声を上げていました。  

 作品のタイトルは「AQUA(アクア)」。命について考えているときに、生命の源は水分であり、その生命とリンクさせるようなイメージで作品を作り上げたそうです。水色のアンティークミラーの上に置かれた万華鏡から中を覗くと、水面に反射してキラキラ輝いているような模様がゆっくりと色を変えて浮かび上がります。照明を落とした場所ではコントラストがはっきりと浮かび上がり、明るい場所で見るその模様はやさしい印象を受けます。万華鏡の装飾も素晴らしく、美術品のひとつを見ているような気持ちになります。 


万華鏡を覗きこむ皆さん

 実は、昨年から作り始めた作品があったそうですが、東日本大震災後、1か月もの間、作り進めなくなってしまったそうです。今回の「AQUA(アクア)」は、大会の3週間前にコンセプトやデザインを新たに作り、ステンドグラスの色を決めたことで一気に作り進めたもの。「順番にそって作り上げてきた今までの作品とは違い、今回の作品は、自分の気持ちに素直に直感で作り上げたもの。それが共感を得たのではないでしょうか」と話されていました。


万華鏡作家中里さんと「AQUA」

 アメリカケンタッキー州での大会の最終日、日本の復興支援のためにチャリティーオークションが行われ、海外の万華鏡作家たちが約30点の作品を出展。また、日本のためにと日本列島のモチーフが描かれてある万華鏡を作成しました。その売り上げはすべて義援金として寄付されるそうです。中里さんは、「世界から暖かい目で日本を見てもらっているということを皆さんにお知らせしたい」と話されていました。


見世蔵には他にもたくさんの万華鏡が展示されている

 野田市から来られた管野ご夫妻は、「とても素晴らしいものを見られてよかった。万華鏡はとても奥深いですね」と話されていました。「AQUA(アクア)」の展示については、未定ですが、見世蔵にはその他にもたくさんの万華鏡が展示されています。皆さんも万華鏡の幻想的な世界に触れてみてはいかかですか。万華鏡ギャラリー寺田園茶舗「見世蔵」(電話:04-7103-2817)


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