ぐるっと流山 パパ・タラフマラ ファイナルin流山

ページ番号7561 更新日 平成23年8月1日

  公演・美術館・対談など豪華ラインナップ

パパ・タラフマラ ファイナルin流山 

  7月30日(土曜日)、流山市生涯学習センターでパパ・タラフマラ流山公演「三人姉妹」が行われ、多くのファンが詰め掛けました。ホールに入ると客席が、いつもの席ではなく、フロアーに平台や箱馬と呼ばれる舞台用の木材を組み立てて芝居小屋のような雰囲気に作り替えてあることに皆さんは一様に驚かれたようです。演出家・小池博史さんの妥協を許さない照明の仕込みやリハーサルが前夜午後10時まで続き、公演当日を迎えました。今回のイベントは公演だけではなく、美術館、対談、ワークショップなど立体的な企画が同時に進められました。


公演「三人姉妹」

  パパ・タラフマラ(Pappa TARAHUMARA)は、日本の劇団、ダンス・カンパニーです。演出家の小池博史さんを中心に昭和57年に結成し、以来30年間日本の舞台アートをリードし、国内外で公演活動を続けている「パパタラ」。ダンス、演劇、美術、音楽など多様なジャンルを融合させ独自の舞台空間を築きあげ世界で活躍し続けてきたパフォーミングアーツ・カンパニー、パパ・タラフマラが解散を発表しました。6月24日、記者会見が行われ、フィナーレを記念して実行委員会を組織し、ファイナル・フェスティバルを開催することも発表されました。そのファイナル・フェスティバルのスタートが流山市です。

  これに先立ち7月27日には「パパ・タラフマラをリアルに体験 3時間でパフォーマンス作品を作ろう」というワークショップが流山市生涯学習センターで小池博史さんを講師に行われました。参加された方の中に、高校生や大学生に交じってお腹の大きな妊婦さんがいらっしゃいました。南相馬市から流山に避難されている高田恵子さんです。高田さんは「福島ではこうした事業企画をしていました。流山でパパタラのワークショップや美術館を観られるのは嬉しい。30日は、春には震災でできなかった小学校の卒業式が夏休みを利用して行われるので、三人姉妹を観られないのが少し残念です」と語られ、小池さんと記念写真を撮られていました。


「演出家 小池博史 & 現代アート作家 ヤノベケンジ トークイベント」

  公演『三人姉妹』は、世界25都市以上、100ステージを超えて上演されてきた『三人姉妹』の東京近郊ツアーがスタートしました。お馴染みチェーホフの「三人姉妹」を、小池博史がナンセンスに、シニカルに、だれでも楽しめるエンターテイメント作品に作り上げたパパタラ史上の名作。7月30日(土曜日) の流山を皮切りに8月3日(水曜日)午後6時30分から7時45分に野田市の欅のホール(開場は開演の30分前、開演時間より小池による簡単なプレトークあり)や8月20日(土曜日)午後2時から3時15分清瀬市の清瀬けやきホール(一律前売一般2,000円、当日一般2,300円、前売高校生以下1,000円、当日高校生以下1,300円)お問い合わせは、野田公民館(電話:04-7123-7819)、清瀬けやきホール〈電話:042-495-5932)へ。


会場には演劇部の顧問をされている方など多数参加

 同じく7月30日には「演出家 小池博史 & 現代アート作家 ヤノベケンジ トークイベント」 が流山市生涯学習センターギャラリー で行われました。ヤノベケンジさんをはじめ10人以上の作家の作品を展示したギャラリーに椅子を並べて行われたものです。「舞台の上で人間が入って動く衣装や舞台美術がこのような形で展示されるのはいかがですか」と丸山圭生涯学習センター長が問いかけると「多くの方にこの空間を作品として観ていただくのも面白い」。会場には、東葛地域の高校で演劇部の顧問をされている教職員の皆さんも多数詰め掛けていました。


「パパ・タラフマラ ファイナル美術館」

  7月30日から8月10日まで開催されている「パパ・タラフマラ ファイナル美術館」には、青、SHIP IN A VIEW、WD、Birds on Board、Heart of GOLD~百年の孤独~、シンデレラ、ガリバー&スウィフト、白雪姫、パンクドンキホーテなどの公演で使用されたものが展示されています。舞台衣装にアイロンがけをしてくださったNPOなでしこ会をはじめギャラリーの模様替えを指導されたNPO法人市民助けあいネットの森光雄さんなど多くの市民の皆さんが今回の展示を支えてくださっています。入場無料。


「わくわくどきどきあーとあーと」

  この展示は、流山市生涯学習センターが夏休み企画の「わくわくどきどきあーとあーと」として開催しているもので、隣の小ギャラリーでは、昨年8月に流山の子どもたちにオオタカの大型絵巻をつくるワークショップをされ、ことし5月にはドイツの子どもたちにも美術館で同様のワークショップをされたパルコキノシタさんの作品も展示されています。また、8月14日からは、世界の仕掛け絵本や飛び出す絵本の展示会が8月28日まで開催されます。お問い合わせは、流山市生涯学習センター(電話:04-7150-7474)へ。

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