ぐるっと流山 復興支援チャリティジャズライブ

ページ番号7193 更新日 平成23年4月18日

子どもと楽しむジャズライブ 被災地復興へチャリティ公演

宮園ジャズ楽会が主催

 4月17日(日曜日)、生涯学習センターで子どもと楽しむチャリティジャズライブが行われ約200人のファンがデキシーランドジャズを楽しみました。出演は、ニューオリンズ・ホットストンパーズの皆さんと、市内にお住まいのピアニストの川島英一郎さん。主催した宮園JAZZ(ジャズ)楽会の市川広志会長は自らも被災地に赴きボランティア活動され、その体験から今回のライブを入場料は無料で開催しましたが、ロビーには東日本大震災の被災地復興のための義援金を募る箱を置き、全額を寄付することで会員の理解を得たそうです。

 出演したニューオリンズ・ホットストンパーズは、ジャズへの熱い想いを抱いて早稲田大学ニューオリンズジャズクラブに集まり、その後約40年間、都内などを中心に演奏活動を続けている老舗バンド。生涯学習センターでは、バンドリーダーの重松英俊さん(クラリネット)が市内にお住まいということもあり、昨年6月のまなびふれあいまつり、昨年10月の青木研バンジョーコンサートに続き3度目の演奏です。重松さんをはじめコルネットの東條一幸さん、トロンボーンの滝沢征史さん、ピアノの平井昌美さん、バンジョーの塚原義晴さん、ウッド・ベースの倉田龍之助さん、ドラムの中川勝右さんら平均年齢66歳の7人編成で軽快な演奏が聴衆を魅了しました。

 「世界は日の出を待っている」で始まったライブは、ベビーカーからロマンスグレーまで年齢層の幅広い客席に合わせて、小さな子向けに「小さな世界」や「春が来た」を一緒に歌う趣向も。受付で配布された輪ゴム付きの赤いハンカチーフを手に演奏に合わせて手拍子をとるなど客席とステージがひとつになる工夫も凝らされてアットホームなひとときを楽しみました。


市内在住のピアニスト川島さんがゲスト出演

 第2部のオープニングでは、川島英一郎さんがゲスト出演し、ディズニーメドレーなど3曲をピアノ演奏。川島さんは、自閉症というハンディを抱えながら小学校4年生でピアノを始め、平成7年に北部公民館で初の個人リサイタルを成功させました。32歳で右脳・左脳の研究をされている作曲家・日下憲夫氏に師事、感情のこもった演奏となり、現在は高樋純子・全日本ピアノ指導者協会演奏会員の指導を受け、茨城県石下の工場に勤務する傍ら各地でリサイタルを行っています。


ニューオーリンズ・ホットスパーンズ

 川島さんの演奏の後は、再びニューオリンズ・ホットストンパーズのデキシーランドジャズです。茶色いお揃いのシャツに着替えたメンバーは、かつて差別されていた人々の讃美歌を演奏する際に「被災された方々へ、黙とうの代わりに敬虔な気持ちで演奏します」とあいさつ。「ハロードーリー」や「また会う日まで」、「セントルイスブルース」などだれもが一度は聴いたことがあるスタンダードナンバーを息の合った演奏で聴かせてくれました。宮園JAZZ(ジャズ)楽会の皆さんは「これからも、ジャズの素晴らしさや楽しさを子どもたちにも広げたい」と語ってくださいました。


4月29日にはスプリング・ジャズ

 生涯学習センターでは、今回のライブを皮切りに被災地の復興に向けて、さまざまなチャリティライブなどを企画しています。今月29日(祝日)午後2時からは「流山スプリング・ジャズ」と銘打って猪俣猛さん(ドラム)、右近茂さん(テナーサックス)、加藤真一さん(ベース)、青木弘武さん(ピアノ)という大御所プレイヤーに、流山が生んだ世界的バンジョー奏者・青木研さんを特別ゲストに迎えジャズライブを開催します。チケットは、全席指定で一般前売り2,000円(当日2,500円)、高校生以下1,000円。チケット予約は流山市生涯学習センター(n-info@actio.co.jp)で好評受け付け中です。主催は流山ジャズフェスティバル実行委員会。お問い合わせは生涯学習センター(電話:04-7150-7474)へ。


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