ぐるっと流山 中央図書館文学講座「源氏物語」夕顔巻を読む
令和6年11月16日・23日・30日の土曜日、中央図書館で聖徳大学文学部文学科准教授・諸井彩子さんを講師に迎え、文学講座が開催されました。今年の文学講座のテーマは「源氏物語」で、第四帖夕顔巻を題材に、作家としての紫式部の技法について取り上げました。折しも、NHK大河ドラマ「光る君へ」により、紫式部の人物像に注目が集まったタイミングでの開催となり、参加者は熱心に講義に聞き入っていました。
そもそも、なぜ源氏物語は千年にもわたって愛される作品となったのか。その理由の一つとして、作中の出来事や登場人物に関してはっきりした描写がないにも関わらず、当時の知識やのちの展開から推量できる楽しみや読者の解釈に委ねられているところにあるのではないかと、講師から解説がありました。
講師による登場人物の動作の実演や、作中に登場する和歌が記された扇の再現品も展示され、平安文学の世界に思いを馳せることができた講義となりました。中央図書館では、毎年テーマを変えて文学講座を開催しています。たくさんの方のご参加をお待ちしております。
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