ぐるっと流山　第422回サロンコンサート

　令和6年3月22日（金曜日）、生涯学習センター（流山エルズ）で「第422回サロンコンサート」が開催されました。「ピアノの世界 ロマン派～近現代までの色彩」と題した、ピアノ奏者2名によるコンサートです。

　この日、披露されたのは、「愛の夢 第3番」、「幻想小曲集 飛翔 Op．12－2」、「バラード第3番 変イ長調　Op．47」、「バレエ「ロメオとジュリエット」からの10の小品 モンタギュー家とキャピュレット家　Op．75－6」、「情熱大陸」の5曲です。

　初めに演奏されたのは、ピアノ作品の中でも高い知名度を持つ名曲「愛の夢 第3番」です。愛という言葉のように暖かく包み込まれるような美しい旋律で、感情が盛り上がっていくかのようなクライマックスを迎えるこの曲。結婚式で使われることもあり、聴きなじみのある一曲ではないでしょうか。元々はピアノ曲ではなく、リスト自身が作曲した歌曲が原曲で、ピアノの魔術師と呼ばれるリストが、ピアノ独奏用として華やかに編曲したのがこの曲です。

　最後に演奏されたのはテレビ番組「情熱大陸」の主題歌で、バイオリンをクラシックだけでなく幅広い分野に広げた葉加瀬太郎の代表曲「情熱大陸」です。今回は、ピアノ連弾の4手で披露されました。一度聞くと頭から離れない、ラテン系の独特な雰囲気とリズムのメロディーが特徴です。2者ともに主役となる連弾の優れた技術が光る演奏が聴く人を惹きつけ、曲が終わると、会場からはこの日一番の盛大な拍手が沸き起こりました。

　来場された方々からは、「有名な曲が多く、とても楽しかったです」、「ピアノの良さが存分に堪能できました」、「4手連弾で弾かれる情熱大陸が素晴らしかったです」などの声が聞かれました。

　次回のコンサートは、4月26日（金曜日）、12時15分から12時45分まで、文化会館で開催予定です。「イギリスの音楽 ホルスト生誕150周年によせて」と題してお送りします。入場は無料ですので、ぜひご鑑賞ください。