令和7年流山市議会第4回定例会（閉会日挨拶）

閉会日（令和7年12月17日）

　はじめに、「書かない窓口」サービスの拡大について申し上げます。
　令和7年11月1日から、市役所市民課及びおおたかの森市民窓口センターにおいて、窓口で申請書等に記入する負担を軽減する「書かない窓口」サービスを開始しているところですが、令和8年1月5日から、江戸川台駅前出張所、南流山出張所、東部出張所においても、ご利用いただけるようになります。
　本サービスは、マイナンバーカード、運転免許証、在留カードの情報を専用端末で読み取り、申請書へ自動的に印字することで、記入漏れや間違いを防ぎ、記入の手間を減らすものです。
　11月の利用者アンケートの結果では、9割以上の方に、手書きと比べて申請が楽になったという回答をいただいています。
　引き続き、市民の皆様一人ひとりにとって、より便利で快適な窓口への取組を進めてまいります。

　次に、民間事業者による児童発達支援センターの開設に係る状況について申し上げます。
　当初、令和7年4月の開設を目指して準備が進められ、その後、諸事情で開設中止となっていた、流山セントラルパーク駅付近における民間事業者による児童発達支援センターについては、新たな運営事業者による事業継承の手続きが進められている旨、事業者より報告を受けました。
　現在、令和8年4月の開設を目指して準備が進められています。

　次に、東部地域において整備が計画されていた病院の状況について申し上げます。
　これまで、民間事業により市内東部地域において進められていた病院整備計画について、運営法人である医療法人杏林会の理事長が今月12日に来庁され、今回の病院整備を断念された旨の報告がありました。
　病院整備を取りやめとした理由は、昨今の建築資材の価格高騰により、総事業費が当初の計画を大幅に上回ったことによるもので、このまま計画を進めていくことは困難であると、法人の理事会で決議されたとのことです。
　なお、病床配分を行った千葉県に対しては、既に病床の返上を届け出たとのことであり、本市としては非常に残念ではありますが、状況について了承したものです。
　昨今の建築コスト高騰の影響により、本市のみならず周辺の自治体においても病院建設が延期や中止となっている状況ではありますが、引き続き医療体制の充実に向けて病床の確保について努めてまいります。

　次に、白みりんミュージアムの来場者数について申し上げます。
　令和7年3月29日に開館した白みりんミュージアムは、当初想定していた年間来場者20,000人を6月29日に達成し、12月11日には来場者が50,000人を突破しました。
　引き続き来場者の増加に努め、地域資源である白みりんを活用したツーリズムを推進してまいります。

　次に、流山市総合運動公園の愛称及び飲食店舗の決定について申し上げます。
　市民をはじめ多くの方々に親しまれている流山市総合運動公園については、流山市総合運動公園整備運営事業により、公園全体への指定管理者制度の導入や飲食店舗の新設など、令和8年4月に新たなスタートを切るための準備を進めているところです。
　これに際し、4月から、当該公園の愛称を、最寄り駅名に合わせて「流山セントラルパーク」とすることといたしました。
　また、公園内の飲食店舗については、スターバックスが出店することが決定しました。
　今後も、公園の魅力を高め、多くの方々に親しんでいただけるよう、指定管理者と連携しながら取り組んでまいります。
　
　次に、東葛飾地方中学校駅伝競走大会及び全国中学校駅伝大会の結果について申し上げます。
　去る10月18日、「第77回東葛飾地方中学校駅伝競走大会」が行われ、本市常盤松中学校の男子駅伝部が、市内中学校としては、28年ぶりの優勝を飾りました。　　
　また、11月1日には、柏の葉公園で行われた「第76回千葉県中学校駅伝競走大会」に出場し、2年ぶり2回目の優勝を飾りました。その後、11月30日に群馬県渋川市総合公園で行われた「第34回関東中学校駅伝競走大会」では第2位となり、12月14日に滋賀県希望が丘文化公園で行われた「第33回全国中学校駅伝大会」に出場しました。
　その結果、2年前に初出場した際の第10位を大きく上回り、48チーム中第4位入賞と優秀な成績を収めました。常盤松中学校男子駅伝部の大健闘を心からたたえたいと思います。